鮎とスッポン@ふじ木
10何年かぶりの激しい強風を九州全域にもたらした台風15号が過ぎてから、めっきり涼しくなり、初秋の雰囲気があたりに満ちている。
平成27年の夏は去ろうとしている。それで、夏が旬の鮎、そしてこれから旬を迎えつつあるスッポンの両方を楽しもうという、季節チェンジの記念会のような宴会をふじ木で行った。
鮎は天降川のもの。
ちかごろ宮崎は鮎があんまり獲れなくなっており、鹿児島のほうが質がよいそうだ。
数年前から鮎を釣る人の誰もがそう言うけれど、なんとかならんものか。
こんがりと黄金色に焼かれた鮎。
写真を見るだけでも、香りがただよってきそう。
【Chassagne Montrachet 1-er Cru】
鮎にあわせるのは、W氏持ち込みの、2010年シャサーニュ・モンラッシェ。
鮎の清冽な香りにまったく負けぬ、どころか勝っている、豊潤そのものの香りのワイン。
マリアージュとしてはどうかというところもあったが、どちらもたいへん美味しゅうございました。
まだ丸鍋の季節ではないと思いつつ、このすっぽんの店内に溢れる豊かな香りをかぐと、いや、なにがなんでも すっぽんは美味しいのだと、食べる前からすでにノックダウン。
こちらは日本酒にあわせつつ、ゼラチン質豊かなすっぽんを楽しむ。
丸鍋は雑炊で〆て、とても幸せ。
雑炊は、その種類はいろいろあれど、味と香りの豊かさでは、すっぽんに勝るものはないと思う。
夏から秋への季節の端境。
それを食として具現化する、美味いものを楽しみながら、季節の移ろいを楽しめた宴であった。
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