竹崎蟹@蟹御殿 太良町
佐賀の梅を見たついで、佐賀名物の竹崎蟹を食いに太良に行こう。
渡り蟹は九州で好まれる蟹であり、九州のいたるところで獲れる。そのなかで最も有名な蟹が竹崎蟹である。
竹崎は有明海の奥に位置するところで、そこは栄養が豊富なことから、ここで獲れる蟹はサイズが大きく、また身や内子がぎっしりと詰まっていることから、渡り蟹のなかでも特に美味であることで知られている。
その竹崎蟹が食べられる、太良町の旅館「蟹御殿」へと。
比べるものがないので分かりにくいのだが、約30cmほどの大きな蟹。なかには内子がぎっしりとつまっている。 これは竹崎蟹の特徴であり、これ一杯で満腹になってしまうほどの量と質である。
これ以外にも太良では牡蠣と海老も有名であって、それらも出てくる。
牡蠣は卓上で蒸し、熱々の牡蠣をそのまま食べる。
車海老は塩焼きで。
竹崎蟹とともに、メイン料理となっているクツゾコ。
クツゾコは有明海特産の白身魚であり、淡泊な味わいながら、繊細の旨みを持ち、とても美味である。
他にも新鮮な造り、蟹茶碗蒸し、などのあとの〆はやっぱり蟹御飯。
蟹の旨みと香りが濃厚である。
「蟹御殿」の名物は、竹崎蟹とともに、有明海の風景。
有明海を望む高台にある蟹御殿は、有明海を一望でき、そして引き潮のときは遠くまで広がる干潟を見ることができる。その広大な干潟と、それに満潮のときの海水に満ちた姿の格差が大きく、それを見ると太良町のキャッチフレーズ「月の引力が見える町」が実感できる。
ただし私が訪れたときは、月は半月、小潮のときであり、潮はまったくひかず、月の引力をまったく実感できなかったのは残念であった。
以前訪れたときは、部屋からこのような干潟を見ることができたのだが、今回は訪れた時期が悪かった。
もっとも梅のほうはちょうど満開の時期だったので、どれもこれもというわけにはいかないようである。
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