寿司:光洋 東京チャレンジ鮨
鮨を食いに光洋に訪れると、庭にはイワツツジが咲いていて、季節がもう春になっていることを知らせてくれる。
酒、ツマミ、鮨をいつものようにおまかせで頼む。
ところで、光洋は3月11日から東京のデパートで「大九州展」なるイベントで鮨を出すとのこと。鮨の激戦区九州から選ばれたのは、たいしたものではある。
そして宮崎から東京に出店するからには、そこで鮨を食べる人たちへは、東京では出ないような鮨を握らねば、といろいろメニューの工夫を重ねていたようだ。
宮崎には、「宮崎前寿司」なるものはないので、結局は光洋独自の鮨を出さねばならないのだが、それでも「いかにも宮崎」という鮨も必要である。
そこで選ばれたのが、いちおう全国区レベルの知名度を持つ「宮崎キャビア」。
「宮崎キャビア」は本場ものと比べると、淡泊なので、鮨に合わせやすいといえば合わせやすい。その試作品が甘海老のキャビアのせ。ネタはどちらもいいのだけど、あんまりマリアージュはよくないみたい。
私はどうやら不満顔を浮かべていたらしく、キャビアそのものがツマミとして次に出てきた。
うむ。普通に美味しい。
宮崎キャビアは本場ものよりは鮨にも合うところはあるので、うまくいじれば、いい鮨は出来そうである。
ただし単価が高いから、いずれにせよ使いにくい素材ではあろう。
いつの日が量産体制が確立され、もっとCPのよい素材となることを願います。
さて、大九州展は、お決まりの鮨は8貫ということで、海老・キンメといった光洋のスペシャリテに、コハダ、玉子、鮪等の光洋流の仕事を使った鮨を出せば、十分に個性ある鮨は出せると思う。
それで、質は問題ないとは思うけど、なにしろ勝負は水物。光洋東京デビューは、さてどうなるのだろう。ちょっと、どきどきしますな。
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