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February 06, 2015

大雪の由布岳

【正面登山口より】
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 昨日の大雪の積もった大船山に引き続き、本日は由布岳登山。
 登山口から見る由布岳は山の多くが雪に覆われ、昨日に引き続き、雪山を楽しめそうだ。ただ問題は標高1500mあたりからガスに覆われていることだが、…登っているうちに晴れることを期待しよう。

【登山道】
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 登山口からしばらくは、林のなかの道。葉を落とした林に、陽光が射して、雪もきれいに輝いている。

【由布院】
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 高度が増してくれば由布院盆地も一望に望める。

【西峰障子戸】
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 マタエに着いたときは、ここから上はガスがかかっており、あまり眺めはよくない。
 とりあえず西峰へ目指す。最初の難所障子戸、雪をまとう姿は迫力ある。

【西峰へ】
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 西峰への岩稜の道。ときおり、ガスが晴れて眺めがよくなるも、それは一瞬で、結局ほとんどガスのなか山頂へ到着。

【西峰】
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 西峰に到着。展望のよくないところに長居してもしかたないので、東峰を目指して、御鉢巡りへと。

【御鉢巡り】
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 御鉢巡りの道は足跡があったが、やがて先行のグループに追いついた。お先にどうぞと言われ追い抜いたら、そこからは足跡がなく、ふかふかの新雪であった。今回の積雪で、ここから先は私が最初の通行者となる。
 膝下まで潜る新雪の道を、時にはシリセードを用いながら快調に下っていった。

【岩場】
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 ガスが晴れて、岩場が見える。東峰からの通行者もなかったようで、岩場もずっと新雪状態だ。

【岩場】
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 御鉢巡りの岩場は、雪のないときでもけっこう難しい道だけど、雪をどっさりまとうとさらに難所と化していた。雪が積もり過ぎて、どこが本ルートかも分かりにくい。岩間の雪を踏み抜かぬように慎重に歩を進めていき、ようやく最後の難所である、右の巻道となる崖まで到着。
 すると、…ぎょ、ぎょ。崖が雪に埋まっている。おかげで手がかり足がかりが全く分からない。ここを通るには雪のなかから支点を探しながら下りないといけないわけだが、それだと不安定な体勢から足でスタンスを探しながら下りることになる。それを安全に遂行するには、ずいぶんと技術がいりそうだ。私にそんな技術はないな、これは登攀具使わんと無理でしょ。

 というわけで私はいったん広い安全な場所に戻り、しばし休憩して、それからザックの中からシュリンゲその他を取り出そうとした。
 その時、さきほど追い抜いたグループが追いついてきた。この人たちがエキスパートなら、あの難所も楽に下りられるであろう。それなら私はその使った支点をたどればいいだけなので、ずいぶんと楽になる。冬の山は、先行者がいるかいないかで、難易度はぐっと変わるのだ。
 それで先頭の人に、「先に行かれますか?」と尋ねると、「いや、どうぞ先に行ってください。足跡があるのでとても助かっています。これまで通り、後をついていきます」とのことだったので、準備を整えて私は出発。
 先ほどの雪に埋もれた崖の岩場を、シュリンゲを岩角や木にひっかけて安全を確保してから足場を探していき、無事下りることができた。

【後続グループが下りてくるところ】
Kako

 下の道に下りたあと、「はいそれでは」と、さっさと行くわけにもいかないので、後続の四苦八苦しながら下りてくる先頭の人に、支点の指示をしながら、きちんと下りたところを確認したのち再スタート。
 ここからあと、剣ガ峰まではミヤマキリシマの灌木のなかの道なので、そんなに難所はないだろうと思っていたけど、全然違っていた。
 剣ヶ峰の手前は崖状になっていて、ここは灌木が乏しく、支点が見つけにくい長い難所となっていた。ここは登りだったからなんとかなったけど、東峰からの下りで使ったら、相当難儀しただろうと思った。その場合は、たぶんロープ出していたと思う。

【稜線】
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 剣ヶ峰までは、強引に身体を引き上げるようにして登り、なんとか稜線まで出た。
 稜線上も岩場の連続であり、難所が続く。とにかく雪を踏み抜かぬように用心し、進んでいった。

【東峰へ】
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 岩場のまわりに灌木が多くなり、ようやく東峰が見えてきた。

【東峰】
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 なんとか東峰に到着。ハードな道のりであった。
 東峰に来れば安全地帯、というわけではなく、ここからの下りも一部凍っているところがあったりして、けっこう危ないので、マタエまで細心の注意で進んでいく。
 そしてマタエに着いて、ようやく一安心。

 まったくここまで雪の積もった由布岳は初めて経験した。
 冬季、九重から由布にかけての山域は、雪山初級者向けのコースばかりなのだが、由布岳ばかりは、雪がたくさん積むと、中級者越えの難路になると実感いたしました。

【由布岳】
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 由布岳の正面登山口側は南に面しているので、雪の溶けるのは早い。
 朝と比べるとそうとう溶けている。
 そして、由布岳のガスは晴れており、今頂上にいる人は良い景色を楽しめていることであろう。タイミングが悪かったなあ。

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