佐賀の梅
日本の春の花は、じつは桜ではなく、梅から始まる。
寒気が緩み、春の気配がしだしたころ、そこらここらで咲いている花は梅なのであって、あの可憐な花と馥郁たる香りで、春の訪れを知る人も多いと思う。
2月も終わりになり、もう春が近い。
それで、春の訪れをリアルで見るために、梅見へと出かけた。
出かけたところは、佐賀県伊万里の梅園。
ここは約6500本の梅が、ただっぴろい平地に植えられている、佐賀県の特有の地形を生かした梅の楽園みたいなところなのである。
駐車場の高台から見渡した、一面の梅園は、ちょうど満開だったこともあり、圧巻の一言。
一面梅の花、という風景もたいへんよいが、梅にもそれぞれ品種があり、その一本一本の樹の花もまた味わい深くてよろしい。純粋な白や、艶やかな赤、ピンク、枝垂れ梅の柔らかな紅色、全て全てが見ていて見飽きない。
春の訪れを知らせる梅を見て、心は春気分である。
そしてここは伊万里であり、焼き物の名所だ。
それで、春らしい器が欲しくなり、ここから近くの波佐見焼の「藍水」に行って、春らしい花々をあしらった器を2つ購入した。
藍水の器は独特の破格と柔和さがあり、私の好みなのである。
さっそく家で使っているけど、佐賀の春が我が家にそのままやってきたという思いを受け、焼き物の力を感じます。
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