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January 12, 2015

真木大堂@国東半島

 国東半島はいわゆるオーバースペックの地であり、広い九州の重要な仏教芸術作品はこの狭い地に集中している。
 それにはもちろん理由があり、この地の中枢的存在である宇佐神宮が神道において極めて重要な位置を占めていたため、各方面の俊秀がこの地に集結したため、宗教に加えて、芸術方面にもその恩恵があずかったということなのだろうけど、平安時代が過ぎ、宗教の中心地が移ってしまうと、この地は寂れる一方になり、今では小さな、-しかし歴史ある寺社がぽつんぽつんと残っているのみとなっている。

 それらの建築物は芸術的価値の高いものばかりであり、そして紅葉の時期は特に美しく、その時期は人で賑わうのだが、冬は人の少ない落ち着いた風情を見せる地となっている。

 国東半島の名所はたいてい訪れているけど、国道の案内標識を眺めるうち、「真木大堂」は行ったことがないことに気づき、寄ってみることにした。

 真木大堂は奈良時代から平安時代にかけて7つの伽藍と、周囲に36の寺を持つ、大寺院であり、おおいに繁栄したのであるが、その後は廃れていき、小さな御堂が残るのみとなって、そこに以前の宝物である仏像を納める形となって、今に残っている。

【真木大堂】
1

 真木大堂。
 小さな寺社であるけど、昔はこんなものではなかったのである。

【馬城山へ】
2

 真木大堂の裏には馬白山という小高い山があり、その山頂に金毘羅宮が祀ってある。この一帯含め、御神体であり、登ってみることにした。

【参道】
3

 山頂に至る道は、あまり使われていないらしく、雑草が生えるままという感じであったが、これはこれでおおいに味のある道である。

【金毘羅宮】
4

 山頂に着けば、金毘羅宮がある。
 歴史を積み重ねてきた、いい古びぐあいである。そして狛犬の意匠もまた独特であり、大いなる歴史を感じさせてくれる雰囲気をまとう空間であった。

【田染盆地】
5

 山頂から風景を眺めてみる。
 周囲は盆地であり、田圃が広がっている。この地は温暖であり、また水も豊富であり、地の実り多き地であろう。
 かつておおいに隆盛した宗教の地。いつしか寂れ、人と、それから寺社が去っても、自然そのものは、いまだ、そしてこれからも豊かなままであり続けるのであろう。

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