東北旅行 いわき市→白河市→会津若松市
いわき市を一望できるマリンタワー。
面白い形をしているけど、登ってみれば、風景をよく見るための工夫をこらした形であることが分かる。
3年前の震災で大被害を受けた小名浜港であるが、東北の海運の基幹港であることもあり、復旧は力を込めて行われていたようで、今では新たなスタイルの港に生まれ変わっている。
マリンタワーから見下ろしたのち、小名浜港に行けば、この周囲に大きな復興の工事が進捗中なのもよく分かる。
中央奥が、マリンタワー。
小名浜港は物流の拠点であると同時に、海産物もよく揚がるところである。道の駅では新鮮な海の幸が売られている。
そのなかに季節外れのズワイガニも売っている。浜茹でということで冷凍ではないようだが、どういうものか興味を持ち、試しに土産に買ってみた。
小名浜は津波によって海岸線が壊滅的な打撃を受けたところである。
そのなかで基礎工事のしっかりしている家と、元から頑丈である火力発電所が、他が全て流されたなかで、その 建物が生き残った。
3年前ここを訪れたとき、その一種異様な風景に衝撃を受けたが、今もなおその風景が残っていた。そして家々はいまだ住む人のない、廃屋のままであった。
海岸線の防波堤も津波で破壊されたままの姿であった。
ただし、向いに見える、丘を越える道は、以前は通行止めになっていたが、いまは開通していた。
崩れた防波堤の代わりに、積み上げられたナンバー付きの土嚢。
ここの海岸線の整備はまだまだのようである。
以前は海水浴場もあったこの海岸、ほとんど人の姿のないところであったが、そのなかでただ一人、男の人が海岸に座って、ラジコンを飛ばしていた。
写真に小さくどちらも写っている。
3年前、白河市を訪れたとき、街のシンボル小峰城は石垣が崩れていて、立ち入り禁止であった。
小峰城は江戸時代から続く由緒ある城である。地震の多い東北地方、いくらでも地震には耐えてきたであろうに、2011年の大震災には耐えきれなかったことに、その地震がいかに規模の大きいものであることかを知った。
さすがに3年たった今はもう再建できているかと思ったら、まだ工事中であった。
東北再建、まだまだ進行の途上である。
白河市からは、本日の宿泊地である会津若松の東山温泉へ向かう。
カーナビを最短距離にセットしてたら、車がほとんど通らぬ、妙に難しい山道に誘導された。でも景色が良かったので、これもよい経験になった。
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