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May 2014の記事

May 25, 2014

サイクリング:大分市~犬飼町~三重町~延岡市

 本日の帰りのルートは、昨日が国道388号線を使っての海岸線沿いだったので、それとは違う国道326号線をメインに使っての山間部を通るルートを採用。地図を見れば分かるように、延岡大分間はこれが最短距離なので、本来は主ルートみたいなところだ。

【出発】
1

 自転車を組み立て、さて出発。
 大分市の繁華街のホテルの玄関前、通行人が多い中、ロードバイクを組み立てるのは、どうも違和感ある光景ではあった。

【ボートレース】
2

 うららかな天気のなか、大分川を越えるとき、20艘以上の一人乗りボートが大分川をレースしていた。
 コックス担当みたいな人が自転車で走行しながら、叱咤激励している姿が、なんだが新鮮。

【国道10号線】
3

 大分市から犬飼町に至る国道10号線は、自転車用の通路も整備されており、走りやすい道である。

【国道10号線】
4

 犬飼町から三重町に至るルートは、自転車専用道みたいなところがあり、自転車で行くには少々道が分かりにくい。

【道の駅 三重町】
5

 三重町の道の駅で、休憩。

【国道326号線】
6

 三重町から国道326号線への分岐に入り、しばらく走ると三国峠への坂の始まりである。
 昨日のルートはいくつもの坂をひたすら越えていくルートであったが、本日採用したルートは、大きな坂はこの一つのみだ。

【国道326号線】
7

 国道326号線は、険しい山の中に無理やり高規格の道を通した道路なので、橋とトンネルばかりだ。
 そして橋はたいてい赤く塗られている。

【国道326号線】
8

 この道は傾斜もけっこうあり、そのいったんのトップがトンネルとなっている形式が多く、登行車線が終わることにトンネルが現れることが続く。
 国道326号線は比較的新しい道なので、トンネルには全て自転車用の通路が用意されている。ただし、それは片側であり、これが左だったり右だったりと固定されておらず、トンネルまで行かねばどっちに道があるのか分からない。

【三国峠へ】
9

 国道326号線の峠は、3つのトンネルでつながっており、三重町からはこのトンネルがその最初であり、実質的にここで登りは終了。
 地図上は三国峠はここより離れたところにあるが、一般的にはこのあたりを三国峠と称すことが多い。

【天狗山大橋】
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 以前の三国峠越えの旧道は、こちらの三国灰立線。先のトンネルのすぐ横にある。
 面白そうな道が続きそうであり、ここを行けば国道10号線に出るが、そうなると今度は宗太郎峠を越える必要があり、使用は却下。

【三国トンネル】
11

 宇目町側から見た峠は、この三国トンネル。
 1kmを越える長さのトンネルであるが、ここも自転車用の道があるので、走行にストレスを感じることはない。

【国道326号線】
12

 ここからはずっと下り。
 よく整備された道を、気持ちよく下って行こう。

【道の駅 宇目】
13


 
 唄けんか大橋が名物である、道の駅宇目で休憩。
 ここはいろいろな食べ物も名物であり、休日であることもあって、賑わっていた。

【宮崎大分県境】
14

 道の駅から下って行くと、県境の標識がある。
 普通、県境というものは、峠とか川とかで区切られているのだが、国道326号線においては、坂の途中にあり、なんか中途半端な印象を受ける。
 本来なら三国峠のところが県境であってしかるべきなのだが、なんか理由があるのでしょうね。

【国道326号線】
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 道を下りきってしまえば、あとは北川沿いのフラットな道が続く。

【国道10号線】
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 国道10号線に合流し、道の駅北川の坂の前のところ。
 ここは国道10号線に沿って行くと、そのまま道の駅に至るけど、国道10号線のなかではこの部位は路側帯が極端に狭くなり、車の交通量も多いことから、自転車ではとても走りにくくなる。
 それで自転車では、この道の駅の登りに入る前の交差点で左の道に入り、道の駅を迂回するのがよい。

【迂回路】
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 北川に沿って行く、この迂回路は眺めも良い。
 高速道路と、可愛岳が前方に見える。

【パラグライダー】
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 北川町は、いい風が吹いているのか、全国的にもスカイスポーツで有名なところであり、パラグライダーが準備している姿を見ることができた。

【国道10号線】
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 国道10号線は、和田越トンネルを越えると、延岡の町が見渡せ、シンボルの旭化成の煙突も見え、ゴールが近いことが分かる。

【国道10号線】
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 煙突の姿もくっきりとしだしてきた。

【いむら酒店】
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 ここは延岡市の有名な酒屋「いむら酒店」。
 よく行く居酒屋からの情報で、ここに日本酒「山ユ」が入荷したことが分かったので、帰るついでに買っておこうと思って寄ったのである。
 しかし、人気の酒なのですでに完売されていた。残念。

【田中サイクル前】
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 延岡でもう一つ用事を済ませておこう。
 サイクリングの途中で気がついたのだが、リアのタイヤがすり減っていて次の層が見えていた。それで田中サイクルに寄ってタイヤを購入。

 「高千穂ヒルクライムの帰りですか?」と店主に聞かれたが、…そうか今日は高千穂ヒルクライムであったのだ。しかしこんな暑い時期にヒルクライム大会を開くのも、どうかと思うが。

 用事を済ませ、国道10号線を南下。
 走行中、居酒屋前で外に出ていた店の人たちが手を振ってきた。
 車で出勤中、自転車で走っている私を見つけ、私がロングライド中であるという情報を知っていたため、応援のため先で待っていたそうだ。
 そういうサプライズがあったのち、無事に自宅に到着。

 本日の走行距離は112.5km。二日あわせて275km。
 以前からやりたかった大分市への周回サイクリング。好天のなか、気持ちよいサイクリングであった。
 暑かったけど。



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May 24, 2014

サイクリング:延岡~北浦~蒲江~佐伯~臼杵~大分市

 5月になって急に暑くなってきて、30度を超える夏日が続くようになってきた。となるとサイクリングの時期がもう終わろうとしていることになる。あわてて、ロングライドの予定を立てることにした。
 週末はうまい具合に土日とも好天のようなので、荷物担いでの一泊行程にした。
 そして走るところは、以前から走りたかった宮崎県北から大分に至る、国道388号線をメインとした海岸線ルートとした。
 国道388号線は、リアス海岸となっているこの地形に無理やり道路を通した形となっていて、変化に富んだ風景と道を楽しめるはずだからである。ただ、このルートは所々道幅が狭くなっていて、また整備も良くないところがあり、車でのドライブには向いていない。あくまで、自転車で楽しむべきルートであるとは思う。

 距離は大分市まで160km。ちょうどセンチュリーランの長さである。また獲得標高は1800mくらいであり、走り甲斐登り甲斐もある道だ。

【日豊リアスライン】
1

 国道10号線から国道388号線に入り、最初の峠がここである。
 採石場によって独特の形に抉られた山の横を通り、次のトンネルを抜けると下りとなる。

【浦城】
2

 トンネルからずっと下って海岸へと出る。
 このまま388号線を行ってもよいが、海岸線沿いの日豊リアスラインを行けば、少々の登りはあるものの、七つ島展望所からいい景色が見られるので、そちらへ寄ってみよう。

【七つ島展望所へ】
3

 日豊リアスラインは国道388号線を離れると、このような狭い道となるが、自転車ではまったく問題ない。
 それに車も滅多に通っていない。

【七つ島展望所】
4

Sumie

 宮崎県北の有数の展望所「七つ島展望所」。
 ここから眺める須美江湾のエメラルドグリーンの海は、九州とは思えない亜熱帯的な美しさを持とう。

【熊之江】
5

 七つ島展望所から須美江に下りてからは、しばらくは海岸線を離れ、山間の平たい道を行く。
 この区間の国道388号線は、併走している東九州道が無料ということもあり、車の交通量がとても少なく、自転車で気持ちよく走れる道である。

【道の駅北浦】
6

 道の駅北浦。
 少々時期外れの鯉のぼりが、風に吹かれている。

【ハイトンネル】
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 リアスラインは海岸線を離れてからは、山間部を走ることになり、いくつものトンネルを穿った道となる。
 これらのトンネルは、自転車用の道が片側に設置されており、危険なく走ることができる。そしてそれぞれのトンネルには、鳥や魚の絵の看板がつけられている。
 ハイトンネルには「リュウグウノツカイ」の絵がつけられているが、それよりその手前のイルカの看板のほうが目立つ。

【三河内】
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 トンネルをあらかた超えると平坦な道に出て、そして10号線と388号線の分岐に出る。
 ここには、「388号線は難路であり、大型車では無理です」とかの標識が出ているけど、軽車両の自転車には無用の注意だ。

【388号線】
10

 北浦から蒲江に行くには、海沿いの平坦な県道122号線と、山越えのハードルート388号線があり、ここはその分岐点。「離合困難」との注意書きがある。
 この山越えの道、基本的には山間部に人家があるわけでないので、普通なら山越えを選ぶ理由は何もないのであり、そしてほとんどの車は県道を行くので、388号線は国道といえどほとんど廃路に近い道である。こういう難路は、よほどの廃道マニアあるいは、酷道マニアしか通らない道だ。

 しかし自転車なら、離合を気にせず行けるので、いかに狭くとも、また道が荒れていようが気にする必要はない。で、そのまま進んでいくと、農作業をしていた地元の人が、大声で「あっち~! あっち~!」と言って、元の分岐点へ腕を向ける。もしかして、この道、なんかの事故で交通止め?と思い、自転車を止めて、その地元の人に聞いてみた。
 すると、この道は急傾斜なので自転車では無理だから海側の道を行ったほうがいいとのアドバイスであった。
 ロードバイクの登攀力をなめてはいけません、とかは勿論言わなかったが、こっちのほうが近道だからなんとか行ってみます、とか言って、礼をしてから進んでいった。

【国道388号線 県境へ】
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 進むにつれ、国道388号線は幅を狭めていき、山間の林道みたいな道と化していく。
 しかしながら、ちゃんと「国道388号線」の標識があるのは、国道のプライドなのであろう。

【宮崎大分県境】
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 この道、地元民の言うとおりに確かに急傾斜であった。
 10%を超える坂が連続し、特に傾斜がきつくなるコーナーインは立ち漕ぎしながら凌いでいくうち、なんとか県境の峠に到着。
 この標識の汚れっぷあいとかで、いかにこの道が使われていない道ということが分かる。じっさい、車なんか一台も走ってないし。

【国道388号線】
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 県境からはずっと下りとなる。路面は荒れ、日陰のところは苔も生えている。
 今日は晴れで道路が乾燥していたからよかったけど、雨の日は自転車には危険な道だなと思った。

【尾浦】
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 下りきって海岸まで出ると、海沿いルートの122号線と合流する。

【蒲江へ】
15_2

 山あり、海ありの388号線は、この区間は海沿いで平坦な気持ちのよい道だ。

【道の駅 蒲江】
Station

 海の幸豊富な地の利を生かして、生鮮魚介類をたっぷり扱っていることで有名な道の駅蒲江。ここで、しばし休憩。
 さて、佐伯に向かおう。

【佐伯へ】
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 蒲江から佐伯に行くにはどこをどう通っても大きな峠があるのだが、なにはともあれ愚直に388号線を使って北上。
 しばらくは海沿いの快適な道であるが、ここを離れてから山に入り、峠越えとなる。

 今の時点でほぼ80km。本日の目的地の大分市までほぼ半分を走ったところ。残り半分には、あと峠が4つある。

【峠へ】
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 蒲江から佐伯に出るには、3つのルートがあるけど、全て大きな峠がある。
 国道388号線にも当然その峠があり、向こうに見える坂道に向かって自転車を進めていく。

【展望】
301

 高さを増していくと、展望もよい。
 山間の蒲江の町を眺めながらゆっくりと自転車を進めていく。

【峠】
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 この名もなきトンネルが峠となる。
 国道388号線は、トンネルに関しては整備もよい道であるが、このトンネルは暗くて、自転車道もない走りにくい道である。
 ただ、交通量が少ないので、さほどストレスなく進行できた。

【佐伯市】
302

 佐伯市に入ると、延岡から続いてきた国道388号線は終了となる。
 今回の目的、国道388号線踏破は完了である。
 こののち、道なりに海岸線沿いに大分市に進むと、センチュリーよりも余分に20kmほど走ることになるので、距離短縮を目当てに山間部に向かうことにする。

【佐伯市 県道36号線】
19_2

 佐伯から津久見までは、東九州道に並走している県道36号線が距離が短くて済む。
 峠は二つあるが、景色もよい道である。

【県道36号線】
303

 県道36号線は、東九州道に並走してるので、高速道路を眺めながらの走行となる。
 ときおりあの高さまで登ることになるので、ペースの配分はしやすい。

【末広ダム】
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 傾斜を登って行くと、末広ダムのところで傾斜は楽になる。

【最初の峠】
304

 この傾斜を進むと、いったん峠に出る。
 「こっそり堂」なる怪しげな店が、峠の目印みたいな存在となっていた。
 とりあえず自転車を止め写真を撮ったが、営業している気配はない。しかし廃墟という雰囲気でもない。
 夜とかに賑わっている店なのかなあ?

【彦岳トンネル】
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 先のこっそり堂峠から少し下って、それからまた坂を登って行く。
 今回の峠は彦岳トンネル。ツールド佐伯で、よく知っているトンネルである。このトンネル、自転車用の道はあるのだけど、照明が暗いので走りにくい。
 今回はきちんと高輝度ライトを用意していたので、難なく走ることができた。

【臼杵へ】
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 津久見から臼杵へは国道217号線を使っていく。

【新臼津トンネル】
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 津久見と臼杵の境は新臼津トンネル。
 このトンネルが、今回のサイクリングで最悪のトンネルであった。
 造られたの40年前という古いトンネルであり、照明は暗く、当然自転車用の通路はなく、さらに路側帯は無きに等しい狭さであった。路面も荒れており、走りにくい。
 しかし幹線道路なので車の通行量は多く、狭い車線のなかで次々に車に追い越されることになる。
 1.7kmの暗いトンネル内の、ストレスフルな走行を強いられることになり、津久見臼杵の国道217号線は、サイクリングにはまったく勧められないルートであった。

【臼杵】
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 臼杵に着いたら、217号線から離れ、県道25号線を行き大分市まで行けばあと30kmの距離である。
 ただし、東九州道に並走している、九六位峠越えの道を行くと20kmくらいで済むので、こっちも魅力的だ。ただし、ルートラボで調べるとどうにも走りにくそうな道であり、とにかくいったん偵察に行ってみた。
 この道、極端な坂が続き、あとの見当がつかないので、無難に引き返し、予定通りに25号線を行くことにした。

【大分市へ】
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 県道25線に至る国道502号線は川沿いの走りやすい道である。

【臼杵~大分市境】
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 502号線から、県道25線に入り、いくつかのゴルフ場を横目に見ながら坂を登って行くと、やがて大分市との境に出て、ここを下っていけば、大分市に入り、そして10号線に入る。

【国道10号線】
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 国道10号線は幹線道路なので、いろいろと複雑な構成になっており、少々走りにくい。
 標識をしっかり確認しながら進んでいく。

【国道10号線】
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 東九州の幹線道路、国道10号線はさすがに交通量が多い。今回のサイクリングで初めて見た渋滞。
 そして、このあたりの道路はたいては、歩道が自転車通行可となっており、それを使ってゆっくりと安全運転。

【大分市 寿司処ちはる】
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 そうして大分市の、本日の目的地「寿司処ちはる」へと着いた。
 160km走って汗を流し、腹をすかし、そして存分に酒を飲み、鮨を食うのである。

【ゴール】
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 ゴールの、大分市繁華街のホテルに到着。
 ここはそのままの自転車の部屋持ち込み不可の宿だったので、(駐輪場はあるとのことだったけど、さすがにコルナゴEPSを駐輪場に一晩とめる度胸はない。)、輪行袋に収納。
 駐車場の管理人さんが、「へ~、自転車って分解できるんですかあ」と驚いていたけど、これって意外と知られてませんね。

【寿司処ちはる】
307

 ホテルで風呂に入って、着替えて、寿司処ちはるへと。
 160km自転車で走って鮨を食いに行くなど、一般人からは変人扱いされる行為であるが、ここの店主は本格的なサイクリストであり、そのようなことはサイクリストにとっては普通の行為とよく理解している。
 美味い鮨を堪能し、それから胃に染み渡るスパークリングワインを飲みつつ、店主と、それにこれもサイクリストのお弟子さんと、自転車談義に花が咲くのであった。


 ……………………………………
 
 本日の走行距離:161.6km


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May 17, 2014

シャクナゲを見に尾鈴山へ

 九州の山の春の花は、まずはアケボノツツジ、次がシャクナゲ、その次がミヤマキリシマというとこである。
 先週はアケボノツツジを見に大崩山に登ったので、今週はシャクナゲにしよう。
 それで、シャクナゲが有名で、かつ今まで登ったことがなかった尾鈴山に登ってみることにした。

【林道】
1

 白滝コースの登山口のある第一駐車場に車を止め、尾鈴山登山口までは林道を1時間ほど歩かねばならない。
 尾鈴山は滝の多い山であり、林道傍にもいくつも滝を見ることができる。

【林道】
2

 林道歩きは退屈なものであるが、それでも新緑が美しい。

【登山口】
3

 だらだらした傾斜の林道歩きを終え、尾鈴山登山口へ。
 ここで登山届を書き、尾鈴山山頂を目指す。
 ところで、登りながら途中で気がついたけど、登山届は下山して、下山の日時を書いて終了となる。しかしこの尾鈴山における甘茶滝~白滝コースでは、下山するところは第一駐車場なので、ここに来ることはもうない。
 だから、ここには書きっぱなしの登山届が残ってしまうことになり、なんか気持ちが落ち着かないけど、まあしょうがないか。

【甘茶滝】
4

 この登山道は、甘茶滝コースであり、これはその甘茶滝。

【登山道】
5

 林道から離れ、ようやく登山道へ。
 尾鈴山までの尾根を一挙に登って行く道で、傾斜が強い。
 登り始めると、やたらにペースが良く、いつもの1.5倍くらいのスピードで登っていける。林道歩きで、1時間ウォーミングアップしたようなものなので、そうなったみたい。

【登山道】
6

 尾鈴山甘茶滝コースは、案内が豊富であり、1合ごとに標識がある。
 6合目まではきつい傾斜だったが、6合を過ぎると傾斜は緩やかになった。

【展望所】
7

 尾鈴山は樹が生い茂っていて、眺めは悪く、展望が利くところはわずかしかない。
 ここはその一つで、九合目の展望所。
 天気が良ければ、都農の町なみや、日向灘が見えるはずだが、本日は曇りのため展望は悪い。

【尾鈴山山頂】
8

 展望所からすぐとのところに、尾鈴山山頂。
 ここで一休憩したいところだが、本日はアブが多く、休んでいると周囲のアブが全て集まってくるようなひどい状況で、とても立ち止まっておれず、縦走を続けた。

【登山道】
9

 この山々の稜線が縦走路。
 見えている山は、長崎尾と矢筈岳のはず。

【馬酔木】
10

 目当てのシャクナゲにはまだ出会えないが、まずは馬酔木の花を見ることができた。

【シャクナゲ】
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 縦走路をしばし歩くと、稜線上にはシャクナゲが現れ出した。
 ただし、旬は過ぎているようで、シャクナゲの多くは色褪せており、また散っていた。
 そのなかで、美しい花をつけていたシャクナゲを紹介。

【シャクナゲ】
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 登山道には、シャクナゲの花びらが散っていて、ちょっとした花の絨毯状態となっていた。

【尾鈴山】
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 尾鈴山縦走路は樹々が多く、眺望は悪いけど、一部樹の切れ目から眺望の利くところがあり、そこから眺めた尾鈴山の姿。

【ヤブレガサ】
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 登山道わきにはヤブレガサが多く茂っていた。
 この草、若芽は、じつは食べると美味しいそうだが、あんまり食欲がわく姿ではない。

【矢筈岳】
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 長崎尾を過ぎ、矢筈岳へ。
 今にも消えそうな標識である。
 私の持っている地図(分県登山ガイド 宮崎の山 旧版)からは、ここが矢筈岳でいいはずだし、標識もそうなっているけど、尾鈴山の現地にある地図では、矢筈岳はこのもう一個先の山となっている。
 どちらが本当なのであろうか?

【南矢筈岳(?)】
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 地図では矢筈岳の次のピークは南矢筈岳であり、ここの手前で北側に回れば、白滝へと下山することになるが、とりあえずこのピークに登ってみた。
 しかし、山頂にはなんの山名の標識もなく、次に見えているピークが南矢筈岳みたいだったので、さらに縦走を続けた。

【登山道】
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 南矢筈岳(?)から先の登山道は、あんまり人の入った形跡はなく、今までの整備された登山道とはあまりに雰囲気が違う。どうも道を間違えたらしいが、とりあえず次のピークまでは行ってみる。

【ミツバツツジ】
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【ツバキ】
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 南矢筈岳(?)からは、植生が少々異なっており、満開のミツバツツジや、椿を見ることができた。

 さて次のピークにたどり着いたが、ここにも山名の標識はなし。どうしたものかと思いながら、ついでばかりにもう少し進むと、熊鈴の音が聞こえてきた。
 登ってくる登山者がいるらしい。そうなるとたぶん白滝からの登山者だろうから、そこで会ったときに道の確認をしてみようと思い、下っていくことにした。
 しかしいくら下れども、登山者の姿が見えてこない。音はすれども、姿は見えず。
 これはひょっとして物の怪のたぐい? と不安に思い、頭のなかの妖怪辞典をめくってそのような妖怪を検索するが、そのたぐいの妖怪が九州の山中にいるという情報はなく、安心して進んでいくことにした。

 やがて、熊鈴の音が強くなり、ようやく登山者の姿が見えてきた。
 …って、その登山者は下山中なのであり、そりゃ、なかなか出会えないわけだ。

 その人に追いついて挨拶し、白滝はこっちでいいんですね?と尋ねると、驚いたような表情をして、「いえ、こっちは全然違います。木城への道です。白滝へは矢筈岳の手前の三叉路まで戻らねばなりません」とのこと。
 その三叉路については記憶はあるが、全然三叉路になっていなかったような…。とにかく道を見落としたらしい。私は礼を言って、戻ることにした。

【矢筈岳(?)再掲】
15_2

 こうして戻ったピーク。
 再掲するが、先ほどの登山者はここを矢筈岳と言っていたので、そして駐車場とかにある地図からもここが矢筈岳らしい。
 ここを少々過ぎたところに三叉路があるのだが…

【三叉路の手前】
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 こういうものがあったなあという記憶の通り、この標識があった。
 ただし、この標識は分かりにくい。
 まず、ここは分岐点なのではない。さらに、〇城(たぶん木城と書かれていたのであろう)方面の矢印先はロープは張っていて、通行禁止となっており、いかにも「木城方面は廃道になりました」と言いたげであり、誤解をまねきそうな状態になっている。

【三叉路】
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 で、三叉路は、先の標識から20mほど歩いたところにある。
 白テープの張っている方向が白滝方面である。いちおう、ここに道案内の標識もあったが、分かりにくい。

【三叉路】
2011

 先ほどのところを少し、拡大したところ。
 〇で囲ったところに標識があるが、小さいし、草に隠れている。

【三叉路】
202

 さらに拡大すると、一応コースがきちんと書いていることがわかる。
 ちなみに、この標識に従うと、先ほどの名無しのピークは矢筈岳のようではある。

【登山道】
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 三叉路から先の白滝コースは、よく整備されていて、分かりやすい。
 要所要所に、文字の消えかけた標識もある。

【白滝】
22

 白滝コースの名物は当然白滝。
 75mの高さを流れる迫力ある滝である。

【登山道】
23

 白滝の滝壺まで行く分岐まで下りると、そこからは旧トロッコ道を使った道になり、緩やかな道となる。

【登山道】
25

 この道も新緑が美しい。

【登山口】
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 トロッコ道を道なりに歩くと、やがて登山口に出た。
 本当はここに出る予定はなく、第一駐車場傍の登山口に下りる予定だったのだが、その下り口を見つけることなく、通り過ぎてしまっていた。
 どうも、今日はなぜかは知らぬが、全体的に登山のカンが鈍っていた。

【登山口】
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 少々余分な舗装路歩きをしたのち、元の駐車場へ。
 本当はここの登山口に下山する予定だったのである。

【地図】
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 駐車場での地図。
 これによれば、白滝コース分岐の奥の山は「矢筈岳」のようである。
 ならば、途中の「矢筈岳」の標識のあった山はなんだ? ということにもなるのだが。
 そして、私は結局黒原山まで行ったようであった。
 
 今回で尾鈴山のだいたいのところは分かったので、次回は紅葉の時期にでも、反対周りで登ってみようと思った。

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May 10, 2014

アケボノツツジの宴@大崩山

 大崩山には山開きの4月29日に登る予定であったのだが、悪天候のため、眺めがダメだろうということで延期とした。
 そして本来のアケボノツツジの旬であるGWは他に用事があったため、その一週後に登ることになった。
 例年のパターンでいえば、アケボノツツジは散りかけのはずだが、これがドンピシャのタイミングで稜線上のアケボノツツジの旬にあたり、標高1400mのワク塚の稜線上は、アケボノツツジが満開であった。
 あの花崗岩の岩場を歩く山道に、ピンクの炎を灯した豪華な街灯が、歩けど歩けど、いつまでも立ち並んでいる、そういう風景。
 妖しいまでに美しいアケボノツツジの魅力を存分に楽しめた山行であった。

【大崩山 祝子川渡渉部】
01

 ワク塚ルートからの、大崩山の岩峰の眺め。
 この季節は黄砂の影響で、(近頃はPM2.5も飛んでくる)、大気は霞んでいることが多いのだが、本日はくっきりと空に岩峰を突き立てる姿を見ることができた。

【木山内岳】
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 ワク塚への尾根を登り、いったんテラスみたいな展望所に出ると、アケボノツツジのシーズンはここでアケボノツツジが咲き乱れているはずだが、既に散っていて花びらさえ残っていなかった。

【袖ダキ】
1

 大崩山のシンボル、袖ダキからの下ワク塚の眺め。
 袖ダキの標高は1200mほどであるが、ここもアケボノツツジは終了。
 ただし、向い方面の標高1400mくらいのところには、ピンクのアケボノツツジが咲いている姿が見られ、これはおおいに期待できそうだ。

【下ワク塚へ】
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 標高が上がると、アケボノツツジが見られだした。

【稜線】
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 下ワク塚から中ワク塚への岩場歩きは、大崩山で最も気持ちのよいところ。
 ここがアケボノツツジが旬を迎え、素晴らしい眺望と、それにアケボノツツジを楽しむ。

【中ワク塚】
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 稜線の岩場と、中ワク塚、それにアケボノツツジ。
 ここで休憩しているグループは、大崩山が初めてだそうで、要所要所で道に困っていたので、私がその都度道案内をすることになった。

【中ワク塚】
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 中ワク塚とアケボノツツジのツーショット。

【上ワク塚】
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 中ワク塚から、上ワク塚の眺め。
 アケボノツツジが岩壁に、繚乱の花を咲かせている。

【上ワク塚から】
10

 上ワク塚に登れば、ここからしか見えない七日巡りの岩が見えるので有名だが、見渡すと、もっと変な岩を初めて発見。
 この岩、いまにも転げ落ちそうだが、よくいまだに残っているもんだ。

【リンドウの丘から】
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 リンドウの丘も、アケボノツツジが満開である。
 ここから見る、ワク塚の一連の岩峰の姿もまた見事なものだ。

【アケボノツツジ】
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 リンドウの丘から小積ダキに向かう道にあったアケボノツツジ。
 アケボノツツジは陽のあたり具合により色が微妙に異なるが、今日見たアケボノツツジではこの樹が一番アケボノツツジらしい豪奢な彩りだったと思う。

【登山道】
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 今回はリンドウの丘から小積ダキまでの登山道が一番アケボノツツジの咲きがよかった。
 登山道の両脇にアケボノツツジが咲き乱れ、登山道は、まるでアケボノツツジのピンクのシャンデリアに灯されているような豪華絢爛な道となり、この季節、この山でしかない貴重な光景となっていた。

 小積ダキからは、坊主尾根を使っての下山。
 ここからはもうアケボノツツジは散っていた。
 それでも、いろいろと今の季節ならではの花が咲き、これもまた楽しいものであった。

【シャクナゲ】
2

【ミツバツツジ】
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 美しい渓流に、鋭い岩峰、咲き乱れる華やかな花々。
 大崩山は、じつに素晴らしい山である。

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