烏帽子岳@霧島
本日は天気は悪いが、せっかく山の近くにいるのだから、さらさらっと登れる山に登ってみようと思い、今まで登ったことのない標高987mの烏帽子岳に登ってみることにした。
極楽温泉から道なりに進むと、神秘的な御池へと出る。
ここからは高千穂の峰が、恰好よく見えるはずだが、雲が一部かかっている。
車をそのままえびの高原方向へ進め、新燃荘のバス停前に駐車。
ミヤマキリシマの時期なら、登山者で車が満車になっているような場所だが、本日は一台も止まっていなかった。
バス停前から烏帽子林道をだらだら歩いていけば、烏帽子岳に着くはずだが、「ここは遊歩道ではありません。通り抜けできません」との標識が。遊歩道でないのは分かるが、烏帽子岳のえの字も書いていないのはおかしい。しかし、この道以外に烏帽子岳にたどりつける道は、地図を見るかぎりないはずなので、そのまま進んでいく。
ゆるやかな登りを歩いていくと、作業道への分岐に出た。そして右手に見える小山は、地図に載っている984mピークのようである。
せっかくなので、まずそこに登ってみることにした。
地図に載っているようなピークなので、三角点くらいはあるだろうと思っていたが、そのようなものはなく、そのまま突っ切り、山越えルートで下ってみた。
しばし歩くと、先と同じような高さのピークが見えてきた。この山にも獣道みたいな登り道はあったが、どうみても 山頂近傍は植林地なので、遠慮して登らず。
林道はやがて広場へと出た。
目の前が烏帽子岳のようである。
ここまで一切の標識はなかったが、まあ、迷うことはないな。
ここで、本日初めて見つけた烏帽子岳への標識。
吹けば飛びそうな、あやうい標識である。
登山道は雑木林のなかの、歩きやすいなだらなか道を行く。
登山道はやがて二手に分岐し、険しい傾斜のほうが山頂への道である。
急傾斜をしばし登り、山頂へ到着。
展望はきかない。
展望はきかないが、この山頂部はハナヅルという美しい花の群落地であり、花の時期には人がよく登るとのことである。
山頂には、「展望台へ」との標識があり、しばらく進むと展望のいいところがあるみたいである。
それでその方向へ進んでみた。
山頂から100mくらいのところに、一部林が切れて、霧島が見られる地点があったが、とても展望のよい所とは言えない。
といってここからは下りになるので、ここより展望のいい所があるとも思えない。
念のため、20mほどの高さを下ってみたが、さらに展望が悪くなるので、この地点が「(展望のよくない)展望台」なんだろうな、と勝手に納得して引き返した。
あとで調べると、いったん下りきって、鞍部からさらに登り返したところに別のピークがあり、そこが展望台だったとのこと。そのピークは見えていたが、まさかそれが展望台とは思わなかった。ありゃ、山だよ。
その展望台からの霧島の眺めは素晴らしいそうで、行かずに損をしてしまった。
なにごとも事前勉強は必要ということですな。
軽めの登山とはいえ、汗はかいている。
温泉に寄って、すっきりしたいところであるが、烏帽子岳周辺の温泉は白濁した硫黄泉ばかりで、温泉力はたっぷりだが、すっきりはしないであろう。
それで、えびのICよりさらに進んだところにある京町温泉にと寄ってみた。
京町温泉のさらりとした弱アルカリ単純泉は、登山後にはたいへん心地よいものであった。
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