アケボノツツジ@行縢山
4月初旬までは冬そのものの気候だったけど、中旬になるとさすがに暖かくなり、春到来である。
樹々も芽吹き、花開かせている。
春の花は桜、と思っている人は多いだろうけど、私にとって春の花はアケボノツツジである。この花が咲くのを見て、春が来たことを真に実感する。
アケボノツツジは標高の高い岩山にしか咲かない花で、見るには苦労がいる。
しかし、本来人が来ないようなところで、樹いっぱいに大輪の美しい花を咲かせるアケボノツツジは、山の守り神のような神秘的なところがあり、これを見ると自然の素晴らしさというものが、改めてよくわかる。
県北では、一番最初にアケボノツツジが咲き、そして登山口も行きやすい行縢山へと行ってみた。
行縢山にはたぶん20本弱くらいしかアケボノツツジはないと思うけど、今回はこの一株が満開であった。
小雨のなかの登山だったゆえ、雨に濡れた花びら。
雌岳稜線の北側は絶壁であり、そこに突き出たこの岩場は唯一景色が広がるところ。
ここからは日本百名瀑の「行縢の滝」が見えるはずだが、ガスっていて見えず。音のみ聞こえてきた。
ミツバツツジは、旬は過ぎていた。これも独自の美しさを持つ可憐なツツジである。
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