桜源郷、花立公園
花立公園を訪れたのちは、近くの温泉旅館で一泊し、その翌朝は好天であった。
桜が満開である週末は土日とも雨の予報であったが、うまく外れて日曜は晴れである。
そうなると、昨日小雨のなか、その本来の魅力を楽しめなかった花立公園には是非とも行かねばならない。
花立公園は、花立山の南斜面にある。
山道をいくつものカーブを越えていくと、あるところで一気に視界が開け、桜色に染まった山肌が姿を現す。けっこう感動的な瞬間。
車を一番下の駐車場に止め、ここから散策。
車の整理の人から「山頂まであと1.8km」ありますよ」と言われたが、この桜色の景色は歩いて楽しむべきであろう。
舗装路を歩いて行き、花立公園へ。
昨日と比べ、光あふれるなかでは桜の花の鮮やかさがまったく違う。
ここからは、画面中央の遊歩道を歩いて行こう。
桜は満開の時期を過ぎ、花は散りだしていた。
それで遊歩道は桜の花びらが敷き詰められ、桜の絨毯のようである。
風が吹けば、花はとどめなく降りしきり、まさに桜吹雪であった。
高度を徐々に上げていけば、視界も広がる。
周囲の山々や、ゴルフ場、遠くには日向灘。
桜の花を楽しみながら、山頂公園へと到着。
ここには色々な花が植えられており、様々な色に満ちている。
それでも今一番美しいのは桜であり、花が散り、緑の葉の上に落ちたさまも、また美しいものであった。
山肌一面に一万本もの桜が植えられた花立公園は、花の盛りの時期、桃源郷ならぬ桜源郷となる。あやしいまでに美しい、桜の魅力を存分に楽しめた花立公園であった。
「旅行・地域」カテゴリの記事
- イカキングに会いたい(2021.11.06)
- ムンジュイックの丘から@バルセロナ(2019.12.29)
- 信州旅行(2) 善光寺(2019.07.14)
- 信州旅行(1) 戸隠神社(2019.07.13)
- 御田祭@美郷町西郷区(2019.07.07)
「風景」カテゴリの記事
- 和食:きじの松田屋@菊池市(2016.08.27)
- 宮崎の6月の花(2015.06.20)
- 和食:祇園にしかわ@京都市(2014.04.04)
- 京都の夜桜:清水寺(2014.04.04)
- 桜源郷、花立公園(2014.03.30)
The comments to this entry are closed.
Comments