« 雪の大船山 | Main | 雪の三俣山 »

March 08, 2014

寿司:月の木@大分市

 海の幸が近くの海で豊富に獲れる地大分は、どこもかしこも魚の美味しいところである。そしてその地の利を生かして魚の料理は主に鮮魚を用いたものが好まれるわけだが、「月の木」はそれらに工夫を凝らした江戸前風の鮨を出す寿司店である。

【造り】
1

 もっとも、造りはやはり大分地獲れの新鮮なものが主体。
 アオリイカの身とミミ、蒲江のシマアジ、佐賀の関名物関鯖、赤貝、赤貝肝など。
 どれも新鮮なものの特徴の歯ごたえと甘みがある。

【タラコ山葵漬け】
2

 これは月の木の名物の塩タラコの山葵漬け。
 修業していた関東の店で出されていた肴を、自分なりの調理法で独自の肴に仕立てあげたもの。酒の肴として、逸品。

【シマアジ】
4

 シマアジは少々寝かせて、ツメで。
 シャリは旨みの強い大分の米である。

【カワハギ】
5

 カワハギは肝を添えて。

【赤身ヅケ】
61

 マグロ赤身はヅケでいただく。
 この店の塩と酢の利いたシャリは、特にマグロによく合う。

【茶碗蒸し】
7

 箸やすめ、というわけではないが、鮨の途中で茶碗蒸しが出て来るのがこの店の流儀。イカ真丈が具の茶碗蒸しで、あっさり目の出汁と、滑らかな玉子の食感が特徴。

【コノシロ】
8

 光モノはいろいろと出て来るが、コノシロが一番個性的。
 大分ではコハダは手に入りにくいらしく、コノシロのほうが出て来る。よく〆られたコノシロは、コハダとはまったく違う食味と食感があり、面白い。

【車海老】
9

 国東の車海老は、茹でたてのものに、海老味噌を挟んで。香り、それに甘みが抜群。

【穴子】
10

 穴子はふんわりとした食感。それにあわせてシャリもふんわりと握られている。

【厚焼き玉子】
11

 白身を練り込んだ厚焼き玉子は、豊かな旨みにあふれている。


 九州では江戸前寿司はどこでも例外的扱いとなっており、大分でも理解されにくいところがあったらしく、開店当時は閑古鳥が鳴いていたそうだが、そのうち段々と理解が進むようになり、今ではいつも客で賑わっている店となっている。

 ただ、まだ九州の寿司の名店と比べると、独自の個性には乏しいと思える。
 若き店主は勉強熱心で、また真面目であるからして、いずれ大分の名店になれる可能性はおおいにあると思う。今後を期待して、通っていきたい店だ。

|

« 雪の大船山 | Main | 雪の三俣山 »

寿司」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 寿司:月の木@大分市:

« 雪の大船山 | Main | 雪の三俣山 »