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February 16, 2014

大雪の九重二日目 牧ノ戸→久住→御池→中岳→星生山→牧ノ戸

【三俣山】
1

 朝、窓から外を見てみると、雲ひとつない鮮やかな晴天である。
 三俣山も山全体が冠雪した、くっきりした姿を見ることができた。

【積雪】
2

 駐車場のほうを見れば、夜に降った雪で、車が埋もれていた。
 ここでこうなら、山々は更に雪が積み増していることだろう。

【牧ノ戸駐車場】
4

 午後8時半頃に牧ノ戸駐車場に着くと、なんと駐車場上下とも満車であった。
 あれだけ雪が降ったあとの、好天の日曜日といえば、絶好の好条件なので、九州の雪山マニアがこぞって押し寄せたらしい。

【登山開始】
3

 牧ノ戸の駐車場が満車なので、そこから熊本側1km弱のところにある第二駐車場のようなところに車を止め、それから登山スタート。

【牧ノ戸登山口】
5

 昨日と違って、ちゃんと景色が見える。

【登山道】
6

 今日は登山者が多い。
 車の数からして、総勢500人くらいは入っていたのでは。

【沓掛山から】
7

 沓掛山から稜線を眺める。
 遠くには、ちょこんと久住山が頭を出しているのも見える。

【西千里浜へ】
8

 昨日、悪天候と雪の多さに、これ以上進むのを断念したところ。
 今日は先行者がたくさんいるため、しっかりしたトレースが出来ている。
 そして、ここから見る星生山の姿がじつに美しい。
 いわゆる「純白のロープを纏ったような」、白く滑らかな姿。
 スキーが出来そうな見事な雪の積もりぐあいである。

【西千里浜】
9

 西千里浜からは、星生崎と久住山が両翼を張ったような二双の山の盛り上がりを見せ、とても姿がよい。

【西千里浜】
10

 西千里浜も中央ほどでは、一面雪だらけの白く輝く大雪原となっており、これもまた素晴らしい風景だ。

【久住分かれ】
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 久住分かれ前のピークから、久住分かれと久住山を眺める。
 あたり一面雪だらけの世界。

【久住分かれ】
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 久住分かれの避難小屋前の広場は、雪が氷化していた。

【久住山】
13

 目前に見る、雪と氷の殿堂、久住山。
 この状態になると、どこから登ってもいいわけで、西稜線直登ルートを攻める猛者がいてもよさそうなものだったが、べつだんそういう人はいなかった。

【久住山】
14

 このように、通常の登山ルートを使って、みな登っていた。

【久住山山頂】
15

 昨日は強風の吹き荒れた久住であるが、本日は久住名物の強風はなく、ほとんど無風といってよいくらいであった。
 今日の久住は、登山にとってまさにベストコンディションであった。

【三俣山】
16

 山頂から望む三俣山。雪がどっさり積もっている。

【中岳・天狗ヶ城】
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 御池をかかえるように聳える中岳、天狗ヶ城の二峰もまた雪がたっぷり。

【御池へ】
18

 久住山から御池へ向かう登山道、いつものトラバースルートは雪に埋もれていた。
 ラッセルして行こうかなと思い数歩歩いたら、膝まで埋もれた。
 少々の遠回りといえど、トレースがあるのだから、無理にラッセルする必要もないので、みんなが使っている道を使用し、御池へと。

【御池】
19

 冬の久住の名物、御池はもちろん厚い氷が張っていた。

【御池】
20

 御池は条件さえよければツルツルの湖面となり、上を滑られるのであるが、今日は雪が積もっており、中央近くは雪原みたいになっていた。

 御池を横切り、次は中岳へと向かう。

【中岳方向】
1

 御池を囲むように聳える山群のうちの一つ中岳は、普段はマイナーな山だけど、この時期は人気の山となる。
今日も多くの登山者が登っているのが見える。

【中岳へ】
2

 中岳の山頂近くは岩山となっているはずだが、雪がたくさん積もっているため、岩は雪に覆われて、このような雪道が出来あがっていた。

【中岳山頂】
3

 九州本土最高峰中岳、標高1791m。
 ここからの眺めも素晴らしい。

【中岳山頂から】
4

 中岳山頂から望む、坊がつると大船山。
 坊がつるも、大量に雪が積もっているようである。
 ここを経由して登る、今日の大船山登山は、そうとうハードなコースとなっていることであろう。

【天狗ヶ城】
5

 中岳からはいったん鞍部に下りてから、天狗ヶ城に登り直し。
 この山もけっこう標高のある山である。
 向かいには、星生山、硫黄山、それに三角錐の涌蓋山。

【御池】
6

 天狗ヶ城山頂からは、御池を直下に見下ろすことができる。
 登山者たちが、小さく、蟻のように見える。

【天狗ヶ城下り】
62

 天狗ヶ城からの下り道は、雪が多く、傾斜もいい塩梅なので、腰をおろして一挙に滑り下りることができた。

【久住分かれへ】
7

 天狗ヶ城を下ってからは、トラバースルートを使って久住分かれへ。

【星生崎】
8

 久住分かれからは、星生山へ登ることにする。
 今日、あちこちで見ることのできた「海老の尻尾」であるが、星生崎の電波塔(?)のものが一番立派であった。

【星生崎から】
9

 星生崎に登れば、西千里浜を一望のもとに見下ろすことができる。
 白い雪の大雪原を、登山者たちが列をつくって歩いている。
 ここは本来幅広い登山道なんだけど、トレースが狭い一本しかないので、こういう細長い列になっているのだ。

【星生山】
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 そして星生山が近付いて見える。
 今日の九重の山はどれも美しかったけど、そのなかでも雪の積もり具合は星生山が一番であり、本日一番の美人さんとなっていた。

【星生山】
11

 稜線に登れば、星生山の雪原が更に近い。
 スキー板があれば一気に下降できるほどの積もり具合である。
 九重にも、そんな時があるのだ。

【星生山】
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 星生山山頂手前で三俣山側を見れば、砂千里浜から一本のツボ足ラッセルが伸びている。ここを直登してきた人がいるわけだ。大変だったでしょうな。

【星生山山頂】
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 星生山山頂からの眺めも、また素晴らしい。
 三俣山、平治岳、大船山、冠雪したそれぞれの秀峰を眺めることができる。

【星生尾根へ】
14

 星生山に登った人はほとんどはそのまま西千里浜に下りていたが、僅かな人のみ歩星生尾根を使って下りていた。
 ツボ足の具合から見て、たぶん使ったのは一人だけである。
 そして、そのツボ足のルートを使って下りて行く人がいたので、私もそのあとをついて星生尾根から下りることにした。

【星生尾根】
15

 この先行者、ただものではなかった。
 先にツボ足の跡があるといえ、そこを踏んでもまだ雪は沈むので、そんなに速度は出ないはずなのに、ダブルストックでうまくリズムをとりながら、ポンポンと弾むような感じで降りて行く。ほとんど普段の道と同じようなスピードである。
 とても追いつけるものではなかった。
 どうやったら、ああいう雪道歩行が出来るのだろう?

【登山道】
161

 星生尾根を下り、元の登山道に合流して下山していく。
 正面には涌蓋山が見え、三角錐に雪をまとった姿もまた立派なものであった。

【登山道】
17

 登山道わきの積雪には、いろいろと落書きがされてあった。
 これはそのなかでも、感じのよいもの。
 写真では分かりにくいが、「最高」と書かれてある。
 ここはちょうど風景が広がるところなので、そこで感激しての落書きなのだろう。

【登山道】
18

 登山口も近づいて来た。
 家族連れの人たちも多く登っており、そり遊びをやっていた。
 雪の九重、いろいろな楽しみ方があるのである。

【黒岩山】
19

 正面には、昨日悪天候で撤退した黒岩山がきれいに見えた。
 登山道にはトレースがついており、今日は幾人も登ったようである。
 昨日の私のラッセルも、少しは役に立ったことであろう。

【牧ノ戸駐車場】
20

 駐車場まで下りれば、駐車場の車は半分以上減っていた。
 そのかわりに、あとから来た車がずらりと路駐している。
 国道11号線は、牧ノ戸駐車場周囲は本当は路駐禁止なんだけど、オンシーズンはそれを無視して長い路駐の列ができるのが定番となっている。
 ただし、雪のシーズンは道の幅が狭くなるので、道に余裕がなく、この路駐はほとんど一車線を占有することになり、あんまり感心しない。
 なんで長者原に止めないんだろう? と思ったが、その疑問はあとで解決がついた。

【長者原から】
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 国道11号線を走り、長者原から三俣山を見てみる。
 ここから見ると、普段は手前にある指山は三俣山に同化したようになって目立たないのだけど、今日は白く染まった三俣山と、まだ樹々の色が残っている指山は同化せず、指山が浮き出て見えている。

【長者原】
22

 先の写真でも分かるけど、この写真でもっと分かるように、長者原には車は少ししか止まっていなかった。
 なぜなら除雪がほとんどされていず、車の止まるスペースがなかったからである。

 今日の九重の国道11号線沿いからは、長者原から九重に登った人はほとんどいなかったようだ。
 今日、三俣山や大船山に登った人は、とても静かな登山を楽しめたことであろう。そして、猛ラッセルに苦労したことでもあろう。

【由布岳】
23

 国道11号線をさらに進むと、由布岳が見えてくる。
 この山もまた相当に雪が積もっている。
 そういえば今日沓掛山に居た人は、「昨日由布岳に登ったけど、胸までの雪に難儀し、マタエのところで断念しました。なにしろその日由布岳に登っているのが自分一人だったので、一人ではあそこまでが限界です」と話していたけど、今日もそれなみに積もっていそうである。


 2月第3週の日曜日、九州の山々はどこも大量の雪が積もっており、そこに晴天の天気となった、雪山好きの者にとってじつに素晴らしい日であった。

【本日の登山ルート】
Mt_kuju


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