佐賀の梅
先々週、先週と、週末はガンガンと強烈な寒波がやってきたのだけど、今週はうってかわって暖かくなり、ぽかぽかと小春日和の気候である。
だから、というわけでもないのだが、佐賀へ梅の花を見に行ってきた。
佐賀の梅の名所は、「牛尾梅林」と「御船山梅林」ということで、まずは牛尾梅林へと。
車を止め、牛尾梅林入口に来れば、白梅がほぼ満開である。
これは梅の花に満ちた梅林が楽しめると思ったが、日当たりと標高の関係から、開花はまちまちであり、結局満開の梅はこのあたりのみであった。
標高の低いところの花のつきはよい。5~7分咲きといったところ。
田圃、川、山、それに菜の花を背景に、春らしいのどかな風景だ。
斜面を登って行くと、標高が高くなると花のつきは悪くなっていた。
梅林は観賞用というわけではなく、あくまでの梅の実の栽培用なのであって、このような運搬機があった。
丘の上まで来れば、一際鮮やかな紅色の花を咲かせた紅梅があった。
牛尾梅林は、牛尾神社を取り囲んでいる。
牛尾神社は歴史ある神社であり、この鳥居は慶長年間に藩主から寄贈されたもの。
豊臣時代からここに立っているんだ。
次は御船山梅林へと向かう。
カーナビに「御船山梅林」というのは載っていなかったので、「御船山楽園」がそれだろうと思い、ナビに従って行ってみたが、これは明らかに違う。
ここは人工的な庭園であり、梅林などなさそうだ。
でも、せっかく来たので入ってみた。
この庭園の植物は、桜、楓、ツツジがメインのようであり、今は冬枯れの時期であった。観光客もまったくいない閑散とした園を歩いてみる。
御船山の岩山をバックに、たくさんのツツジが植えられている。
花の盛りのころは大人気なのであるが、今はただの緑の灌木が並ぶ庭である。
参考までに、4月から5月にかけては、このようなツツジの花咲き誇る姿が見られるそうだ。
これは是非みたく、またその時期に訪れてみようか。
樹々はたくさんの種類が植えられており、梅も一本満開のものがあった。
御船山の特徴ある岩山を背景に、これはなかなかいい構図である。
御船山楽園を出て、それからスマホで検索して、御船山の梅林は「御船が丘梅林」ということが分かった。それは御船山をはさんで向かい側にあり、車でぐるりと回って到着。なるほどさっき見た御船山の裏側が見える。
梅はほっておくと枝がやたらに伸びて来るので、丁寧に剪定する必要がある。
園内はその作業中であった。
こうして剪定された枝はもらうことが出来る。
私も一枝もらった。
車のなかに置いておいたら、車のなかは梅のよい香りで満たされた。
梅の花はきれいであったが、それに合わせたように、ピンク色の瓦を並べた家が一軒。これはいいコントラストである。
枝垂れ梅は独特の風情があって好きなのだけど、手間がかかり過ぎるせいか、果実採取用の梅林ではあまり見かけなかった。
これは民家のものだけど、満開のころは、花の滝のような豪華な姿が見られることであろう。
梅の花を存分に見て、それから宿に着いてから、今日もらった梅の枝を飾っておいた。
梅の花は、香りの強い花であり、宿でもずっと梅の香りを楽しむことができた。
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