
大船山を下山して、本日の宿は久住の「オーベルジュ・コヤマ」。
観光道路の国道442号線の交差点を曲がって、周囲になにもないような高原を走るうちに、ポンと現れるオーベルジュであり、位置的には「知る人ぞ知る」という感じであるが、大分ではけっこう有名なところである。
オーナーは長いこと大分でフレンチレストランを開業していて一種の放浪気質から店の場所を頻々と変え、そのたび客はついて行くのが大変だったそうだ。やがて、修業した南フランスにあったようなオーベルジュを開きたいとの夢を実現すべく、家族の大反対を押し切って、山と草原以外なにもなかったこの地に自ら設計した南仏風の建物を建て、そこでようやく落ち着き、本年で開業15年になる。
まあ、そういう「男の夢」が結実した、有名オーベルジュなのである。
【オードブル】

夕食はクラシックなコース料理にて。
オードブルは生ハムにフルーツ、それに胡瓜とミニトマトを美しく盛り付けて。地元で取れた新鮮な野菜の甘みと旨み。
【アントレ】

本日のスペシャリテ。
フォアグラのソテーに林檎を添えて。
フォアグラ自体が大変品質のよいものであり、その豊かな味に、林檎の酸味と甘みが合わさって、複雑にして奥行きある味が楽しめる。
【アントレ】

オーナー得意の南仏風の、フロマージュのスフレ。
絶妙の焼き加減で、フロマージュの様々な香りと味が味わえる。
【スープ】

スープは南瓜スープ。
これも地元取れたての美味しい南瓜をたっぷりと味わえる。
【魚料理】

帆立と海老のムースをほうれん草で包んで蒸したもの。
見た目に美しく、そして味、食感も見た目とおりの美味しさ。
やさしく柔らかな食感、素材の良さ、そしてソースもまた手のこんだものである。
【肉料理】

肉料理は、和牛のステーキ。
これもまた良い素材を使っている。
【デザート】

デザートはよく熟した洋梨に、甘さ控えめのチョコレートソース。
【食後酒】

食後酒は、オーナーのサービスで、カルヴァドスを。
これはオーナー自慢のカルヴァドスで、「ポム・プリゾニエール (La Pomme Prisonnière)」というもの。瓶の口よりも大きな林檎が中に入っており、最初これを見たいものは「いったいどうやって林檎を入れたのだろう?」と不思議に思います。
食後酒の時は席を変えて、暖炉の前で、オーナーと歓談。
トライアスリートであり、冒険家でもあるオーナーの、世界をまたにかけた波乱万丈の人生、その愉快きわまりない話を聞きながら、食事、酒、そして会話を楽しむ、こういうオーベルジュならではの醍醐味を存分に味わった夜であった。
【Résumé(まとめ)】
Il y a l’auberge appellé Koyama à plateau de Kuju qui existe en Oita préfecture.
Maître a appris cuisine française au sérieux en France, il a eu espoir de ouvrir un restaurant comme Auberge de Provence, Et dans la lieu qui est plaine de vert et juste cette montagne, il est construite l’auberge dans un style français sud.
Avec une passion pour la cuisine, Maître a une forte passion pour l'aventure.
Une fois il a parcouru en vélo Amérique, et il est maintenant aussi un tri-athlète.
Parce que l’auberge est fait par personne passionnée comme lui, Il ya une atmosphère unique dans le bâtiment et la cuisson, il est très attrayant.
C'était une nuit pour m' amuser tous qui sont une cuisine, conversation, le vin, et la construction.