映画:マン・オブ・スティール
「鋼鉄の男」という題名からはわかりにくいけど、スーパーマンのリメイク映画である。
スーパーマンといえばアメリカンヒーローの最強者であって、映画では超人パワーを使って傍若無人に活躍する活劇が定番である。スーパーマンはなにしろ強いので、何をやっても勝つのが最初から決まっており、一種のファンタジーものの分野であった。
今回のリメイク版は、「もしスーパーマンが実在したら」という、リアルな見方が新機軸。
映画の前半はスーパーマンの父親(地球での)が重要な役になっている。
スーパーマンはカンザスの田舎町で育てられている。観衆の我々は第三者の視線で見ているため、スーパーマンがどこから、いかなる理由でやって来たかは知っているけれど、父親のほうはスーパーマンに対して、「いきなり空から宇宙船みたいなもので地球に落ちて来た、どうやら宇宙人らしき赤ん坊」という情報しか持っていない。
そういうあやしげな存在をどうして育てる気になったのか、不思議に思えるが、とにかく父親は赤ん坊の頃からスーパーマンを育てることにした。
スーパーマンは幼少の頃から超常の力を示す。ほとんど不死身で、力は怪力無双、目からは怪光線も発する。父親はそういうスーパーマンに対し、この超人少年の存在について苦悩する。このような超人が、理由もなしにこの世に存在するわけはない。この子は必ず将来人類にとってなにかの役割を果たすことになるに違いないだろう。彼が神になるのか、悪魔になるのか、これは誰にも分からない。
しかし、とにかく父親は、自分で出来るかぎりのことを行おうとする。それはスーパーマンを普通に育てることだ。自分の力に溺れず、人を思いやり、人を大事にする、そういう普通だが、立派な人間に、自分の後ろ姿をみせながら育てていく。
この父親の役者はケヴィン・コスナーである。彼は、誇り高く、勇敢で、家族思いの、いわゆる「アメリカの父」の典型像であって、じつにうまく演じている。そしてその魅力もあり、スーパーマンとの暮らしは、悲しくも感動的な物語となっている。
父と離れて放浪の旅に出たスーパーマンに、「人類の役に立つ機会」が訪れ、彼は世界にその真の姿をみせることになる。そこからの活劇が、映画後半部。
この活劇部のバトルは、どこをとっても大迫力であり、観ていて面白いのだが、…しかしクリプトン星人って、超高度の文明をもっているわりには、なんでもかんでも拳で決着をつけようとするのはなんでなんだろう。よほどの戦闘種族なのであろうか。まあ、そのほうが映画的には絵になるから、いいんだけど。
映画は終幕になって、ようやく我々のよく知っている、黒メガネをかけ髪を左分けにしたクラークケントが登場。
この映画は「スーパーマンはいかにしてスーパーマンとなったか」を描いた物語であったため、続編以後はいつものスーパーマンものになりそうである。
それにしても、育て方を間違えたら、地球を滅ぼすような悪魔にもなりえたスーパーマン。映画的には、人類はただただケヴィン・コスナーに感謝というところですな。
マン・オブ・スティール 公式サイト
【Résumé(まとめ)】
Ce film est une histoire qui a décrit la naissance de “Superman”.
Il a été envoyé à Terre depuis au-delà de l'univers quand il avait bébé.
Il a donné le pouvoir de le paranormal dès le plus jeune âge, il a été trouvé que le surhomme.
Personne ne sait que il devienne dieu ou diable. Mais son père lui a élevé de toutes ses forces.
En conséquence, il grandit bien. Il a devu “Superman” ni diable.
Il nuos faut remercier à son père.
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