リレーフォーライフ@宮崎市綾町20013年9月
職場の人たちがリレーフォーライフというものに参加するそうで、私にも参加しませんかとパンフレットを持って来た。ざっと読むと、「癌患者のサポートのために、24時間歩きましょう」という催しであり、いまいち趣旨がよく分からなかったが、たまには平地を長時間歩いてみようかと思い、参加に○をしておいた。
しかしその日を迎えると、土日は続けて雨という天気予報。
山登りとか、自転車大会とかならDNSということになるのだろうが、これはそういうものでもないので、ともかく行ってみた。
リレーフォーライフは、この陸上競技場のトラックを使って、ぐるぐると歩く。
一周400mなので、100周すれば40km。とりあえずは100周を目標としよう。
何の変化もないトラックなので、すぐに飽きるだろうと思いきや、正面ステージでは演奏や歌、踊り、講演等が行われており、退屈することなく歩き続けることができた。また講演等によりこのイヴェントの趣旨もよく理解できた。
さて、ノルマの100周をまずは終えようと順調に歩くうち、予報通りに雨が降って来た。この雨は結局閉会まで、断続的に降り続き、ついに晴れることはなかった。
小雨程度ならよいが、驟雨のなかを歩く気はせず、かなりの時間をテントの下で休むことになった。
リレーフォーライフの一番の経験しどころは、ランタンに照らされたトラックを歩くところ。日も暮れて来て、ランタンの明かりがぼんやりと見えだして来た。
夕食は運動公園に併設されているバーベーキュー場を使ってのバーベーキュー。
宮崎地鶏の乗りで、豪快に炎をあげて肉を焼いているところ。
迫力はあるが、焼いているのは鶏ばかりではないので、牛肉とか魚とか野菜では、盛大に焦げた味は少々邪魔。
夜になれば、ランタンの明かりはトラックいっぱいに灯され、なんとも幻想的な雰囲気が漂っている。
ランタンには、癌患者を支援する言葉が一つ一つに書かれており、それを読みながら歩くと、いろいろと感じるものがある。
夜にも雨は降り続き、なかなかまともに歩けない。
夕方から参加した職場の人達は、数を稼ぐために大雨の中でも傘をさして歩いていたが、そこまで熱心な人はあまりいなかった。
雨が弱まると歩き、強くなるとテントで休憩ということを繰り返しているうち、夜は明けた。この時間では、歩いているのはほんの数人ほど。
同じところをぐるぐる歩くので、何周回ったかなんて覚えてられないため、トラック脇にはスタンプを押す台があり、一周ごとに指定の用紙に押せば、周回数は分かる。
結局、参加して20時間くらいして100周に到達。時速2kmなり。雨のたびに休んでいたからこんなものであろう。
閉会式のときにようやく雨はあがり、雨の降らないなかで閉会式を迎えることができた。閉会時には最多の距離を歩いた者への表彰があるのだが、最多の人はなんと300周であった。24時間で120km。しかもこの悪天候で。やる人はやるもんだなあ、と感心。
リレーフォーライフは、癌患者をサポートすることが目的の催しである。
日本人のうち2人に一人が癌に罹患し、3人に一人が癌で亡くなるという時代、これほど大きな存在になっているのに、まだまだ癌という病気に対しては理解が乏しい。
それゆえ癌という病気が身近なこと、癌患者が当たり前のように存在していること、癌という病気が決して病院のなかだけにあるものではない、ということを癌患者たちとともに歩くことによって理解しよう、というイヴェント。
いろいろとためになること多く、日本でもいたるところで行われているので、癌という深刻な病気に対して興味があれば、是非とも参加をお勧めいたします。
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リレーフォーライフのホームページ
【Résumé(まとめ)】
J’ai participé à l'événement appelé Relay for life (Relais pour la vie).
C’est l'événement qu’on marcher pendant 24 heures pour le appui des patients souffrant de cancer.
Etudiant des cancers, marchant avec les patients et aussi, nous pouvons mieux comprendre le patient et de la maladie du cancer.
Car Japon devient la sosiété de vieiiessement, les patients souffrant de cancer augmente de plus en plus.
En utilisant un événements comme ça , il nous est nécessaire de comprendre encore le cancer.
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