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July 15, 2013

不思議物件:椿山にて

【椿山休憩所】
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 宮崎市は平ぺったいところだけど、少々足を延ばせば小高い山もあり、そのなかで自転車乗りにとって気軽に訪れることができるのが椿山である。
 椿山の山頂へいたる道路は、基本的によく整備されており、また傾斜もほどほどであって自転車走行に適しているので、坂を登るトレーニングのためにここを自転車で登る人は多い。

 で、私も宮崎市に泊まったついでにここに登ってみた。
 たしかにサイクリストに人気のルートだけあって、路面の状態や、傾斜の具合は良く、人気が出るのも当たり前と思える好ルートである。

 …そしてついでに山頂の休憩場所で見つけた不思議物件を紹介。

【標高および津波警戒標識】
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 先の大震災および大津波以来、南海トラフ地震の危機のある宮崎では、海岸沿いとかに標高を示した標識が数多く造られたのだが、ここ椿山にもそれがあった。

 あるのはいいのだが、「標高378m、津波に注意。強い揺れを感じたときは、すぐに高い場所へ避難してください」との注意書きは、…不思議物件の領域に迷い込んでいますなあ。

 もちろん世の中なにが起きるか分からないから、標高378mの椿山まで水が迫ってくる、ノアの方舟級の大水害がいつの日か生じる可能性は0ではないが、それでも椿山の山頂まで津波が来たら、これ以上の高さに逃げることは不可能でしょ。
 ほとんど無意味な警告である。


 それでもこの無意味さが妙な空気をかもしだし、これ見た人は、シュールレアリスムとか、役所仕事の杓子定規さとか、世界の終りの日の想像とか、ありとあらゆることを考えずにはいられなく、そういうわけで、この椿山の津波警告は、じつに立派な不思議物件となっていると思います。

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Comments

シュールですな。6500万年前の小惑星衝突を想定しているのだと思います。( ̄∀ ̄)
今度知事に見せて笑いとろっと。

Posted by: 天ちゃん | July 21, 2013 01:05 PM

まあ、地球の長い歴史のなかではここに水がかぶったことは何度があったでしょうから、「ない」とは言い切れないのでしょうけど、でもやっぱりこの標識見ると「なにかが違う」と思ってしまいますねえ。

Posted by: 湯平 | July 22, 2013 05:45 PM

あはは〜、典型的なお役所仕事ですね。
大震災以来、宮崎市は公共建造物を避難場所とするために、この看板を設置しています。
デザインがこの一枚きりなんでしょうね。
だけどプラスチック板なので、下を切り取れば良いものをねぇ。
心配りが足りません。

Posted by: itijouji1969 | July 25, 2013 01:24 PM

>大震災以来、宮崎市は公共建造物を避難場所とするために、この看板を設置しています。

なるほど、それでこのような看板があったのですね。
そうなると、ここよりも高い位置にも同様のものがありそうで、それを集めてUPすると面白そうな記事が書けそうです。
しばらくは、宮崎市の高いところでは、これをチェックしたいと思います。

Posted by: 湯平 | July 27, 2013 12:08 PM

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