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July 2013の記事

July 28, 2013

平尾散策

 福岡市の閑静な住宅街平尾は、幕末の頃、志士達が会合を行っていた平尾山荘があることで知られ、その山荘の主の野村望東尼の胸像もある。

 野村望東尼は、維新の志士達の心の支えとなっていた人物であり、また高杉晋作の最期を看取ったことでもよく知られている。
 以前山口に旅行にでかけ、下関、萩、長府、防府と高杉晋作ゆかりの地を訪ね歩いたとき、防府にある望東尼のお墓参りも行ったことがあるが、平尾山荘はなんとはなしに訪れることもなく過ぎていた。

 ついでながら、その時の防府の野村望東尼の墓の写真など。

【長府:野村望東尼の墓】
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 今回、平尾にできた寿司店「鮨麻生」に行ってみようと思い、地図を見たところ鮨麻生は平尾山荘の裏にあるようなので、行きそびれていた平尾山荘を訪れることにした。

【平尾山荘】
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【野村望東尼像】
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 幕末は維新側、幕府側とも個性あふれる多数の人物が活躍しているけど、女性ではたしかこの人しか歴史の表舞台にはでていないよなあ。他有名な、おりょうとか幾松は「有名人の妻」だし。
 野村望東尼の伝記を読むと、あの激動の時代のなか、家族の不幸をこらえながら、逞しく生きてきた姿に、やはり心をうたれる。

【鮨麻生】
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 鮨麻生は平尾山荘の裏手に位置しており、少々小高い位置にあるので、こっちのほうが「山荘」っぽい。住宅地のなかの隠れ家のような雰囲気のある店で、落ち着いた雰囲気で鮨を食べたい人向きのようである。
 店主は「たつみ寿司」出身の方で、鮨もあの系統の、塩、柑橘系、煮切り等を用いたにぎやかなもの。酒肴も手の込んだ、酒によく合うようなものが続き、鮨とともに酒がよく進む。
 近頃福岡市は寿司店の新規開業が続き、全国有数の寿司の激戦区となっている。そういう店は新進気鋭の若者がやっているところが多いけど、「鮨麻生」はそれらとは少々異なり、ベテランの店主およびよく馴れたスタッフが、落ち着いたおおらかな雰囲気を醸し出し、いわゆる「大人の店」という感じであった。
 それゆえ、こういうロケーションの店であり、またシックな内装でもあるのだな、と納得。

【タナカサイクル】
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 鮨麻生から平尾駅まで、平尾山荘通りを歩いていると、なんだか妙な自転車ばかり並べているタナカサイクルというサイクルショップを発見。
 中に入ってみると、さらにマニアックな自転車ばかりあった。
 ランドナーやミニベロ、配達用自転車等々。いわゆる既成のものは少なく、知らぬメーカーのものばかり。ここではマニアックな工房と提携してセミオーダーの自転車をおもに売っているとのこと。
 このような趣味人しか買わぬようなものを売る商売が成り立つわけだから、福岡市って、懐の広い都市だなあと改めて感心。
 その福岡市でも、とりわけ薬院・平尾といったところは、街の特徴からして、自転車に限らず面白い店が街中にいろいろとありそうであり、そういう店を探しながらの散策も楽しいものであろうななどと思った。

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July 27, 2013

夏のサーラカリーナ 

 福岡での夕食はイタリア料理、薬院のサーラカリーナにした。だいたい行動がワンパターンな男なのである。
 思い立っての当日の予約だったので、店はほぼ満席だったのだが、本来は5~6人用である個室なら空いているとのことで、そういう所を小人数で使うのも勿体ない話であるが、せっかくなので使わせてもらうことにした。

【前菜】
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 前菜は、桃の冷製カッペリーニ。
 さっそく食欲の進むメニュー。

【前菜】
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 ムール貝の白ワイン蒸し。
 ムール貝のほどよい柔らかな食感がまずよろしい。そして、ムール貝のエキスがつまり、スパイスもほどよくきいているスープがまた絶品。これにフランスパンをひたして存分に味わおう。

【パスタ】
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 唐津の赤ウニを使ったスパゲッティ。
 赤ウニの旨みと甘み、それがパスタと絡み合って、どちらの魅力も高めあう。

【パスタ】
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 アーティチョークと仔羊と黒トリュフのフェットチーネ。
 香り、味、全てが濃厚であり、パスタの味もまたそれに拮抗する豊かなもの。

【リゾット】
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 タコミンチのリゾット。
 海の香り、それに食感が面白い。

【肉料理】
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 メインは、蝦夷豚とバスク豚のアロスト。
 素材が抜群に良いし、それに火加減もまた絶妙。
 ピノネロ 2010 FRANZ HAASとの相性もばっちりである。

【厨房】
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 ところで、サーラカリーナの個室は初めて利用したのだけれど、厨房がダイレクトに見えて、スタッフの働き具合がよく見えて面白かった。
 特に幾人ものスタッフを従える今井シェフはホール、キッチンとも全てを把握しており、料理の流れを統括する、獅子奮迅とでもいうべき仕事ぶりであった。本日66歳の誕生日を迎えた今井シェフであるが、ますます意気軒高というところか。
 この仕事ぶりをみていると、サーラカリーナの独自の料理の流れにおいて、まさにこの時というタイミングで皿が出て来るその理由もよく分かった。まあ、その流れを完璧にするために、シェフ自ら皿を持ってきたりするのには、恐縮してしまいましたが。

 庭やインテリアを楽しめるホールもいいけど、サーラカリーナの更なる魅力を知るためには、機会があれば個室も選択に入る、ということを書いておこう。

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靴を持って福岡へ

 サイクルマラソン阿蘇望DNSを決めて、ポンっと週末が空いてしまったのであるが、…そういえば7月中にやりたいことが一つあったのを思い出した。

 私はカジュアルな靴はBerluti(ベルルッティ)を愛用しているのだけど、いつもその靴を購入している福岡天神の三越Berluti店から7月初めに、「突然ですが、7月末で閉店させていただきます。長い間のご愛顧誠にありがとうございました、云々」の手紙を受け取っていた。そしてそれには、感謝の気持ちで2足まで無料で靴を磨くサービスを行っています、とも付け加えられていた。

 Berlutiくらいのブランドになると、商品はほぼ一生モノであるし、そして一旦商品を購入すると、followについては永続的というのが普通である。だから靴がよれてくると、リペアに出して、そしてリフレッシュということができていた。
 しかし、店がなくなるとメンテも面倒になるなあ。
 なにせ、Berlutiって九州には一軒しかないし、どころか西日本レベルでも大阪を除いては一軒しかないわけだから。

 なにはともあれ、九州からBerlutiが無くなってしまう前に一回はメンテに靴を持っていこうかと思ったが、7月の週末は全て阿蘇望対策及び阿蘇望本番に使う予定になっていたので、結局そのまま放っておいた。

 ところが、その肝心の阿蘇望本番の日の予定がすぽっと空いてしまったので、そのことを思い出し、では靴を持って福岡まで行ってみようかと思い立った次第。

 とりあえず靴箱を見てみて、とくによれている靴を2足選び、袋へと押し込む。

【靴二足】
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 左がIndio(インディオ)、右が alessandro(アレッサンドロ)。
 Berlutiの名誉のために言っておけば、買った当初は遥かに美しい光沢とフォルムだったのである。ただし、オーナーがものぐさなのでケアが極めて不十分であり、劣化が早くなってしまっている。
 もっともBerlutiって繊細な皮を使っているのでケアの難しい靴なのでもあり、こまめにシューキーパー使ってても、どうしても皺がよってしまうんだよなあ。

 まあ、そういうわけで、天神の三越店まで靴を持って行った。

【Berluti三越店にて】
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 ケースの上が私の靴。
 その奥に並んでいるのが店の商品であり、本来はここまでツヤツヤと光沢を放っている靴なのである。(って、小さくてよく分からんか。)

 ところで、ここで知ったのであるが、九州からBerlutiがなくなってしまうというのは私の早合点だったのであり、Berluti自体は道路を挟んで向い側の大丸に既に新しい店を出しており、要は閉店というより移転だったのだ。
 別にあわてて来る必要はなかったんだな。

 靴というのは大事な文化であり、そしてデザインや品質において世界のトップランナーであるBerlutiや、それにJohn Lobbなどが福岡市にあるということは、九州全体の文化の底支えとなっており、これらが存続していることはありがたいことだと思う。

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阿蘇望は、また来年ということで。

 サイクルマラソン阿蘇望に向けての自転車記事、3週かけて、ホップ・ステップ・ジャンプという進行で、いよいよ明日本番の阿蘇望!のはずであったのだが、
 …暴風雨が金曜日に突然阿蘇を襲来。コースの一部は昨年に引き続き、またも崩壊してしまって、フルコースの走行は既に不可能な状況。
 雨は土日とまだ降るようで、残ったコースの路面状態も悪いだろうし、また気分的にも走る気になれず、残念ながら早々にDNS(did not start)を決定。

 7月の週末はずっと好天続きだったのに、肝心の阿蘇望のときに昨年を思わせる悪天候が阿蘇を襲来するとは、まったく誰にとっても運のない話である。

 阿蘇は逃げないし、阿蘇望もまだまだ企画は行われるであろうから、来年にまた楽しみを持越し、ということで。

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July 21, 2013

猛暑のなかのサイクリング(3)

 阿蘇望に向けての耐暑練習その3は、ETOランドにしてみた。
 一昨年の夏にETOランドに登り、あまりの暑さにもう二度とやらないと思ったが、さすがに阿蘇望前に一回は大きな坂を登らないと、どうも落ち着かない。

【六峰街道入り口】
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 北方の六峰街道の入り口の標識があるここが、ETOランドヒルクライムの実質的スタート地点。
 そして、ここに新しい標識が加わっている。

【ヒルクライムの誘い】
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 ETOランド、新しいイベントとして、個人ヒルクライムをやるそうだ。
 自己計測を申告して、その月の最少タイムの者に賞品をくれるそうである。

 750mの高さを8.8kmの距離で登るETOランドヒルクライムコースは県北の自転車乗りの猛者が集まるところであり、40分台で登る者がゴロゴロいる。40分台前半がたぶん最少タイムになるではあろう。
 ちなみに私はよくて50分台前半なので、賞品GETは無理の無理である。

 とにかくヒルクライム開始。
 やはり暑い。本日は薄曇りなので、直射日光が当たらないぶん少しは楽だが、熱が身体にまとわりつくような暑さがずっと続き、スピード出すと心拍数が跳ね上がるので、じわじわ登る感じで、ようやく8.8kmを走り切る。

【ヒルクライムコース終点】
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 ヒルクライムコースの終点は、正式にはここのゲートの白線らしい。
 今回、スタート地点での掲示を読んで初めて知った。
 ここは坂の途中であり、もう少しだけ坂が残っているので、ちょっと中途半端なゴール地点とはいえる。

【測定タイム】
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 サイクルコンピューターをみれば、タイムは71分。
 なんともダメダメな記録であるが、この気候ではこんなものでありましょう。

 この後、コミュニティセンターに行って清涼飲料水でも飲んでいると、作業服を着た3人の方が現われ、挨拶したのち、いろいろとヒルクライムや自転車のことを尋ねてきた。
 その人たちは延岡市北方町の役所の人たちであって、利用客の減少著しいETOランドの経営になんとかテコ入れしようと、ヒルクライムで売り出したいそうである。
 今年の11月には、ETOランドヒルクライム大会を開く予定まで立てているそうで、いずれ広報を行うとのことであった。

 宮崎県北は自転車に向いた道がふんだんにあるのにサイクリングのイベントに乏しいところであったが、ちかごろ増えて来る気配があるのはよいことである。


 この後は来た道を戻ったが、途中で小さな針がタイヤに刺さり、スローパンク。無理な体勢でパンク修理していたら、突然足の筋肉が攣り、今も少し痛む。
 阿蘇望に向けての最終調整のヒルクライムであったが、なんともしまらない終わりかたになってしまった。

【ビアガーデン】
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 夜は、夏恒例の田中サイクルの納涼ビアパーティ。
 延岡の中心、ホテルメリージュの屋上で。
 延岡は夜景のきれいなところであるが、メリージュからはその夜景をぞんぶんに見渡せる、抜群のビアガーデンである。

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July 15, 2013

不思議物件:椿山にて

【椿山休憩所】
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 宮崎市は平ぺったいところだけど、少々足を延ばせば小高い山もあり、そのなかで自転車乗りにとって気軽に訪れることができるのが椿山である。
 椿山の山頂へいたる道路は、基本的によく整備されており、また傾斜もほどほどであって自転車走行に適しているので、坂を登るトレーニングのためにここを自転車で登る人は多い。

 で、私も宮崎市に泊まったついでにここに登ってみた。
 たしかにサイクリストに人気のルートだけあって、路面の状態や、傾斜の具合は良く、人気が出るのも当たり前と思える好ルートである。

 …そしてついでに山頂の休憩場所で見つけた不思議物件を紹介。

【標高および津波警戒標識】
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 先の大震災および大津波以来、南海トラフ地震の危機のある宮崎では、海岸沿いとかに標高を示した標識が数多く造られたのだが、ここ椿山にもそれがあった。

 あるのはいいのだが、「標高378m、津波に注意。強い揺れを感じたときは、すぐに高い場所へ避難してください」との注意書きは、…不思議物件の領域に迷い込んでいますなあ。

 もちろん世の中なにが起きるか分からないから、標高378mの椿山まで水が迫ってくる、ノアの方舟級の大水害がいつの日か生じる可能性は0ではないが、それでも椿山の山頂まで津波が来たら、これ以上の高さに逃げることは不可能でしょ。
 ほとんど無意味な警告である。


 それでもこの無意味さが妙な空気をかもしだし、これ見た人は、シュールレアリスムとか、役所仕事の杓子定規さとか、世界の終りの日の想像とか、ありとあらゆることを考えずにはいられなく、そういうわけで、この椿山の津波警告は、じつに立派な不思議物件となっていると思います。

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July 14, 2013

猛暑のなかのサイクリング(2)

 耐暑サイクリングその2弾は、椿山とする。
 理由については、昨日の自転車乗りのビアパーティーで、椿山サイクリングの話が盛り上がっていたことによる。
 椿山は宮崎市の郊外にある山で、宮崎市内から手軽に行くことができるため、宮崎在住の坂好きサイクリストにとっての名所となっている。
 ただそれほどの標高がないため、宮崎市在住以外の者にとっては、わざわざ行くほどのものでもないようなのだが、せっかく宮崎市に泊まっているので、その名所を訪れることにした。

【国道269号線】
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 午前11時を過ぎ、暑くなるのを待って出発。
 まずは269号線を使い、清武方面へと向かう。
 街路樹にフェニックスの立ち並ぶ、宮崎特有の道路の風景。
 夏にはぴったりと決まっているが、…やはり暑い。

【椿山へ】
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 椿山のスタート地点は、いろいろと諸説あるようだが、いちおうここみたい。
 ここの自動販売機で冷たい飲料水500ml2本を購入し、バッグへと入れて、さてヒルクライム開始。
 椿山は傾斜がゆるいと聞いていたが、スタートしてしばらくは、けっこうな傾斜を感じた。

【馬の置物】
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 ある程度登ってしまったのちは、傾斜は聞いていたとおり緩くなり、本来ならスピードを出せるところ。しかし、この暑さではスピード出す気など全くなれない。
 道路脇には、新開店した茶屋と、そのマスコットらしい馬の置物があった。

【展望ライン】
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 椿山の道は林のなかの道であるが、一部展望の利いたところがあり、双石山(ぼろいしやま)山系が見渡せ、とても眺めがよい。

【椿山森林公園へ】
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 椿山ヒルクライムは、ここの峠でいったん終了であるが、森林公園へは短い距離ながら激坂が残っている。
 途中で私を追い抜いていったサイクリスト2名がそこへ向かっているので、私もギアを一番軽くしてついていった。

【椿山森林公園】
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 暑いなか、なんとか着いた椿山最高地点。標高は378m。
 日陰の気温でも35度を超える猛暑日、ギラギラ照りつける太陽のもとヒルクライムをする者など滅多にいない、と思われようが、けっこうな数のサイクリストが登っているのには驚いた。
 まあ、そういう過酷な条件のもとでもヒルクライムをする人を、自転車業界用語では「変態」と呼び、こういう状況で自転車を漕ぐ力を「変態力」と言うそうだが、宮崎は気合いの入った変態さんが多いとみた。

 先について休憩している変態さんたちと、「暑いですね~」などと当たり前の挨拶を交わす。彼らはまた登り返すようであったが、私にはもう変態力の余力はなく、さっさと戻って空調の利いた部屋で休むことにした。

【シンコ@光洋】
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 宮崎市の夕食は、光洋で鮨。
 夏の風物詩シンコが美しい。

【シンコ 鮨】
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 シンコはとても小さく10枚づけであるため、繊細に握られており、手渡しである。
 シンコ特有の香りと、そして食感が、いかにも夏を告げる。
 椿山ヒルクライムで夏を知り、そして光洋でも夏を知るのであった。

【国道10号線】
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 翌日は国道10号線を道なりに走り、帰宅。
 入道雲など浮かんでいる典型的な夏の空のもと、痛いような(じっさい痛かった)日差しを浴びながらの70kmの自転車走であった。

 3日間、たいした距離は走っていないが、それでも天空で輝き続ける太陽にさんざん体力と精神力を削られたサイクリングであった。
 こういうことは夏に一回やればそれで満足だな、とは思ったものの、…これより過酷である本番の阿蘇望がまだ待っている。

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July 13, 2013

猛暑のなかのサイクリング(1)

 7月の月末に阿蘇を舞台とした四峠越えのサイクルイベント「阿蘇望」があるので、そろそろそれに向けての自転車の練習をしなければならない。
 阿蘇望はハードな峠越えはともかくとして、時期が時期ゆえ暑さ対策が問題となり、暑さのなかのサイクリングに慣れておく必要がある。

 幸か不幸か梅雨が明けて、日本全国は過激な熱波に覆われ、宮崎も連日猛暑日が続いている。外に出て自転車漕げば、すなわちそれが耐暑対策となる。
 連休初日は宮崎市でビアパーティがあるので、これをついでに自走していくことにした。

【広域農道スタート】
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 広域農道の日豊グリーンライン、県北側からの出発点。
 いい天気である。そして、暑い。

【グリーンライン】
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 グリーンラインは、適度なアップダウンが続く、本来なら自転車走行に向いた道なんだけど、この暑さだとやはり坂がつらい。

【ループ公園】
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 このコースで唯一の整った休憩所であるループ公園で、休憩。
 強い陽光に照らされ、樹々や草もまた猛々しいくらいに鮮やかな緑に満ちている。

【登坂車線】
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 ループ公園からはさらに登りが続き、この登坂車線は二段構えになっていて、けっこう心がくじける。

【ワイナリー入り口】
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 200m級の登りを4つ持つグリーンラインの最後の峠が都農ワイナリー入り口。

【都農ワイナリー】
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 都農ワイナリーで、眼下に広がる平地と日向灘を眺めながら休憩。
 空調のよく利いた館内が、なにはともあれ有難い。

【伊倉浜公園】
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 都農ワイナリーからは海方面へ下りていき、川南で伊倉浜へと寄ってみる。
 ハマユウが咲き誇っていて、いかにも夏の風景である。

【国道10号線】
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 高鍋からは10号線に入る。
 10号線に入ってからは、強い向かい風が吹いていた。
 向かい風は本来なら自転車乗りにとって天敵のような存在なのだが、熱のこもる市街地を走るとき、この向かい風はたいへん助かった。

【宮崎駅前】
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 国道10号線を道なりに進んでいき、ゴールの宮崎駅にと到着。
 走行距離88km、獲得標高1000mほどのサイクリングであった。
 気温は35度を越え、舗装路のうえで、直射日光を浴びるサイクリングでは、体感温度は40度を超えていた。
 さすがに体力の消耗は激しく、通常のサイクリングの倍以上は体力を消費した感じである。
 炎天下のサイクリング、やはりきつい。
 阿蘇望に備えて、との目的がないかぎり、やるようなものじゃないな。

【「臣」にて】
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 真夏のサイクリングのあとは、やはり生ビール。(って、生ビール撮るの忘れてた)
 宮崎自転車チーム夏恒例のビアパーティは、今回はビアガーデンの予約がとれずに、ダイニングバーの「臣」という店にて開催。
 なかなかお洒落な店であって、ビアガーデンの乗りで騒ぐのが向いていない店であったようだが、ほぼ貸し切り状態であることもあり、結局は愉快に騒ぎ続けて、夜は更けるのであった。



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July 07, 2013

酷暑の東京

 週末に東京へとでかけた。
 仕事が終わって飛行機に乗ったので、東京に着くのは夜遅い。
 こういうときに重宝するのが、銀座の「青空」。有名寿司店の多くは、夜は10時くらいまでなのに、この店は12時近くまでやっており、また深夜タイムは一人でぶらりと来る利用客が多いので、予約も取りやすい。

【造り2種(マコガレイ、赤身)】
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 青空は寿司店であるけど、ツマミも充実している。鱧ジュレ乗せ、蛸柔らか煮、酒蒸アワビ、アワビ生肝、トリガイ、穴子焼、雲丹三種盛り、東北の鰹藁いぶし、鰻白焼き、などなど。どれもとても美味しく、しかも酒のアテとして絶品であり、際限なくなく頼んでいると鮨に行きつけなくなってしまうので、適当なところできり上げる必要あり。
 鮨はいつものごとく、鮨種の質の良さ、きりりと酢の利いたシャリとで、安定度の高い鮨である。そしてやはり鮪がとりわけ秀逸。


 このあと浅草のホテルに移動し就寝。
 翌日はまずは上野の国立博物館へと行ってみる。
 浅草から上野までは、私の感覚からすると歩いてすぐの距離にあるはずだが、…足が進まない。午前中から気温が大変上がっており、いつものペースで歩くと汗が出過ぎる。東京、とんでもない暑さだ。

【特別展「深海」】
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 汗だくになって、とりあえずの目的地国立博物館に到着。
 入場券を買うのに待つあいだも、汗が落ちる。

【ダイオウイカ】
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 国立博物館ではダイオウイカの標本の展示と、深海を泳ぐダイオウイカの映像が大画面で上映されており、それが目玉となっている。
 …ダイオウイカの標本は固定液で変色しており、まずそうなスルメみたいになっていて、あんまり見た目がよろしくない。

【ダイオウイカ模型】
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 この標本の上に、実物に近い模型があるが、これよりも映像で流されていたダイオウイカのほうがはるかに、本物っぽいというか、神秘的な生き物であった。

【ダイオウイカぬいぐるみ】
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 売店には、ダイオウイカ展示を記念してか、ダイオウイカ関係のグッズがたくさん置かれていた。そのなかでも最も目につくのが、棚上段の、展示標本と実物大のダイオウイカぬいぐるみ。
 面白いんだけど、どういう使い道があるのだろう?
 ちなみに値段は二十万円。

【東京駅】
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 国立博物館のあとは復元なって久しい東京駅へと。
 すでに午後となっており、午前中をはるかにしのぐ暑さである。
 太陽は青空でじりじりと焦げており、太陽光線は強く、これが身に当たると暑いというより痛いという感覚になる。

 東京駅の外観を見たあとは、もう外を歩く気はなくなったが、あとワインを買うという目的が残っていたので、この猛烈な暑さのなか、丸の内のワインショップまで行き、夕方のジビエ料理に合いそうなワインを探し、ドンメルチョーを購入。
 そしてワインをぶら下げしばし歩いて地下鉄にもぐりこみ、ホテルへと戻る。
 まったく、本日午後1時の東京は、歩いていて生命の危機を感じるほどの暑さであった。

【浅草の街】
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 午後四時。太陽が傾き、日差しも柔らかくなったであろうと思い、浅草の街を散策。
 …やっぱり暑い。
 浅草寺周囲の浅草の街は、江戸時代とまではいわないが、昔の雰囲気を良く残した情緒あふれる街であり、まだ広い範囲を歩きたかったが、暑さに負けて退散。


 夕方となり、今回の東京行きの目的、ジビエ料理店へと。
 ここは常連客専用のような店で、予約の取れないことで有名なのであるが、今回は、福岡の常連氏が予約を取ったので、それでメンバー参加の募集をかけ、私もそれに便乗した次第。
 この店は、九州からはるばるその料理のためだけに行く価値のある店ということで、5人の参加者中4名は九州からの参加である。ただし、みなさんそれぞれ店に行く日にあわせ、東京での仕事を入れて、仕事もついでにしますというふうな日程を整えていたのは、さすが節度ある社会人であった。
 …って、私は純粋に遊びで東京に来てしまったのだが。 駄目じゃん、おれ。

 店の料理は、素材も抜群であったが、客の前でじかに焼いてみせるその熱の通し方がまた素晴らしかった。代々続いて来た老舗店のみが持つ、経験に裏打ちされた熟練の技術そのものであった。

 みなさん持ちよりのワインもいいものばかりであり、(全部赤ワインだったのは、少々問題があったが)、絶妙の料理と、良いワインを存分に楽しめた夜であった。

【東京夜景】
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 二次会は、夜景が自慢の銀座のBarでとのことで、ここからは電飾された東京タワーも見ることができた。

 このあと浅草に戻り、そして次の朝は見事な快晴である。
 朝7時なら暑くないだろうと、周りを散策。

【浅草雷門】
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 昨日も行った浅草寺。昨日は人でぎっしりだったが、朝はさすがに人も少ない。

【隅田川界隈】
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 浅草からは、東京の新名所スカイタワーがよく見える。
 これを眺めながら、隅田川界隈を散策したが、…朝からやっぱり暑い。
 歩くうち、朝の爽快さは微塵もなくなり、暑い暑いとつぶやくばかりの散策となり、さっさとホテルに戻ってしまった。

 あとでニュースで知ったが、昨日から東京は今年初の猛暑日に突入。気温は35度を超えており、ならば日の当たるところは余裕で40度を超えていたもよう。

 東京のような大都会では、暑くなると独特の熱のこもる感じが街全体に広がり、「どこにも逃げ場がない」といった圧迫感を感じて、どうにもこうにも辛くなる。

 二日続けて、美味しいものを食った東京であるが、この酷暑には参りました。

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