寿司:すみもと@松山市
GW後半、天気が良いので直前に四国に山登りに行くことに決めた。それで石鎚山近くに宿を探そうとしたら、さすがGW、愛媛県には一軒しか空き室のある宿はなかった。場所は松山市である。ほんとうなら西条市あたりに宿を取りたかったのであるが、仕方がない。
フェリーで四国に渡り、そして松山市へと到着。
松山市で寿司の美味い店といえば、まずは「すみもと」が思い浮かぶ。GWの繁忙期、駄目モトで電話をかけたら、あっさりと予約がとれてしまった。
…前来たときも前日に予約が取れたから、予約の取りやすい店ではあるみたい。
愛媛は魚の宝庫、伊予灘、豊後水道に面し、また大きな近くに漁港があることから遠洋の魚も鮮度の良いうちに入って来る。そういう海の食材に恵まれて土地であり、魚の美味い地である。愛媛は、蜜柑ばかりではないのだ。
そういう愛媛の地で、東京の寿司店で培った技術をもって、江戸前系の鮨を出す店が「すみもと」であり、四国では希少な価値を持つ店である。
肴は、鮪ホホ煮、造り三種(鯵、鯛、アオリイカ)、鯛釜塩焼き、穴子炙りなどなど。
「すみもと」は日本酒も充実しているけど、ワインもなかなかのもの。「すみもと」店主は寿司店でワインを出す店の走りである銀座の「寿司幸」で修業したので、その流れであろう。
そして写真にリストが写っているけど、それがRoally Vire Clesse 04 ハーフ3000円、Mercurey Clos Des Myglands 07 (Faiveley) ハーフ3800円、Chablis Les Clos Vocoret 08 8000円、Puligny-Montrachet Leflaive 08 15000円…と、一流ドメーヌの立派なワインが並んでいる。赤・白とも、ブルゴーニュばかりなのは、なにかのこだわりがあるのでしょう。
そして、これらのワインの値段であるが、どれも市価の1.5倍くらいであって、やたらにリーゾナブルである。ほとんど赤字じゃないの? と思うくらい。
白、赤、をハーフで同時に頼み、肴に合わせて楽しく飲んだ。
鮨は白身に煮蛤に鮪、コハダ、鯵、雲丹、穴子、厚焼き玉子などなど。
鮪とコハダは築地から取り寄せているが、他は地のものを使っているとのこと。
魚はいずれも酢〆、昆布〆、等の仕事が丁寧に加えられており、シャリとのバランスもよい。車海老は茹でたての香り高いものが鮨となる。
厚焼き玉子は白身・海老を練り込んだ、濃厚な旨みのものだ。
肴に、鮨、ワイン、いずれも美味しい、愛媛松山の名店である。
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