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May 2013の記事

May 26, 2013

定例走行会 日之影温泉駅往復

 梅雨も近く、自転車のシーズンがいったん終了となる前に、ひさしぶりの田中サイクル定例走行会が開かれたので参加してみた。
 春は自転車シーズンとか言いながら、休日はもっぱら山ばかり登っていたので、自転車のトレーニングは出来ていない。サイクルマラソン阿蘇望もそろそろ近づいてきたことだし、少しは鍛えようかと、激しく走ってみるつもりではあった。

 しかしながら今回は、やたらに飛ばすメンバーの数名が参加しておらず、また引っ張り役であるTさんがミニベロ使用であり、サイクリング前半は全体的に速度は乗らなかった。
 てなわけで、一人で中途半端に飛ばすうち、前半終了。
 …自転車は複数で競って走っていると、心拍数165越えての懸命な走行もできるのであるが、単独だとそこまで回す気力も出ない。私は、「自分一人で自分を追い込む」ってのが出来るほどの根性持ちではないのである。

 ところで、218号線旧道は道の状態はあまりよくない。
 そして、一台先行していた二人乗りのワゴンカーが、ときどき止まっては、転がっている石や木の枝をどけたりしていた。今度の走行会のサポートカーなのかなあ、それにしては知らない人だなあ、とか思いながら、その車を抜きつ抜かれつ走っていたのであるが、同じくらいに着いた日之影温泉駅で、そのワゴンカーから御夫婦が現われ会話。
 この温泉にはよく来るそうであるが、旧道218号線はいろいろ落ちているので、いつも掃除しながら運転しているそうである。世の中には親切な人がいるものだと感心。自転車乗りにとってもたいへん有難かったであります。
 その御夫婦が、「車から見てたんですけど、自転車って速いんですね~」と驚いていた。「ロードバイクってのは特殊な自転車なんですよ」と私が言い、自転車を持ちあげてもらったら、その軽さに更に驚いた。

【後半】
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 日之影温泉駅で休憩したのち、後半が始まる。
 みなさんが走って行く姿を撮影したのち、ゆったりとスタート。
 前半の具合からすると、しばらく行けば先頭に追い付くだろうと思っていたら、なんのなんの、後半はペースが速い。懸命にペダルを回すうち、田中サイクルエース級のTさん(今回はミニベロ)を追い抜いたので、先頭集団は近いかな~と思ったら、見晴し良い地点でも先頭集団は全く見えない。そのうち心が折れ、激しくペダルを回す気もなくなるうち、休憩ポイントに到着。すると、先頭集団は座り込んで、バテていた。
 なんでも、スタート直後からいきなり先頭集団が活性化してしまい、max40km/hrくらいでバトりながら飛ばしてきたそうだ。
 …う~む、それに加わりたかったなあ。

【川水流橋】
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 後半予想外にタイムが速くなったため、このまま218号線を走って帰っては宴会の時間が早くなりすぎてしまう。田中サイクル店主があきれて、帰りのコースの変更を提案。
 ということでコース変更になり、川水流橋を渡っての山越えルートに復路をとることになる。この橋を越えて北方ゴルフ場前を行く道は、車も少なく、アップダウンも多く、楽しいサイクルロードだ。
 宮崎県北は、魅力的なサイクルコースあふれる地なのである。

【田中サイクル宴会場】
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 北方からの帰りは、日之影からの体力浪費と、それに向かい風が激しかったこともあり、みんなバテバテの、それでも懸命の自転車行。
 ようやく出発点に着けば、すでに七輪に炭は炊かれ、これから定例のBBQ大会である。
 本日消費したカロリーは、本日しっかりと取り入れて、自分の筋肉に変えて、次のサイクリングに備える。
 宴会まで含めて、正しくも、楽しき、走行会なのであった。


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May 21, 2013

昔セイタカアワダチソウ、今オオキンケイギク

【セイタカアワダチソウ】
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 私が子供のころは、空き地や線路沿いにはセイタカアワダチソウ(背高泡立草)がたいてい生えていて、これは名前の通り背の高い草であり、大人の背丈以上の高さがあるので、その群生地はちょっとした林みたいになっていた。セイタカアワダチソウの茎は、適度な硬さを持ち、加工もしやすいことからこれで林のなかに「秘密基地」を造った経験を持つ人は、私の世代には多いのではないだろうか。

 セイタカアワダチソウはアメリカ原産の外来種であり、繁殖力が滅法強く、これが日本に持ち込まれてから、今まで空き地に生えていた在来種のススキやオオバコやスギナといった雑草を駆逐してしまい、空き地はセイタカアワダチソウ一種類に占領されてしまった。
 セイタカアワダチソウが何故かくも一方的に他の雑草を駆逐するほどの力を持っていたかというと、セイタカアワダチソウは根から他の植物の成長を抑制する毒物を分泌する能力があり、さすがアメリカ原産、攻撃力の強い植物だったのである。
 このように攻撃力および繁殖力の強い植物であったため、そのうち日本の空き地は全てセイタカアワダチソウに占領されるのではないかと真剣に危惧され、在来種保護を目的に駆除の対象になった時期があった。

 しかし、セイタカアワダチソウはだんだんとその生息数を減らしていき、今ではあまり姿を見ること少なき植物となっている。

 これは人間のセイタカアワダチソウ駆除作戦が奏功した、というわけではなく、セイタカアワダチソウ自身に問題があったためである。
 セイタカアワダチソウは育った環境を自種で占拠するため、せっせと毒物を出し、他の植物を枯らすのであるが、調子に乗って毒物を出しているうち、その毒は蓄積することになる。加減というものを知らぬセイタカアワダチソウは、自分たち自身が育つことが出来ないほどまで毒物の濃度を上げ、結果自分たちもそこに住めなくなり、どんどん数を減らしてしまった。
 それを知ったとき、私は世の中にここまで馬鹿な植物がいるのかと呆れたものであるが、まあともかく、在来種の雑草にとっては迷惑千万な馬鹿草であったのだ。

 以上、セイタカアワダチソウ、栄枯盛衰の話。


 ところで、今の季節、道端や空き地で、ひときわ目立つ鮮やかな黄色の花をつけた草の群落をよく見かける。宮崎の5月の風物詩と呼んでもいいくらい、いたるところに生えている草であり、近づいて花をよく見ると、どうやら野生の菊のようである。

【オオキンケイギク】
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 この草、名前も知らぬまま、花が咲いているのを見ると、ああ五月だなあ、くらいに私は思っていたのであるが、たまたまその名前を知ることになった。
 それは役所などに置いてある環境省が配布している資料に、この鮮やかな花が載っていたためで、それには「この植物を植えたり、拡げたりすることは、禁止されています」と、赤文字で大きく書かれてあった。

 その資料で仕入れた知識によれば、この草、名前を「オオキンケイギク」と言い、アメリカ原産の外来種だそうだ。花の美しさと強健さなどによって、道路の法面などに利用するために、日本に持ち込まれたのであるが、あまりに強靭な生命力を持ち、在来種を駆逐する勢いで繁殖しているため、環境省はこれ以上の勢力拡大を防ぐために、危険種に指定したとのこと。
 よって、このオオキンケイギクは移動が禁止されており、きれいだからといって、他のところに移植したり、あるいは庭に植えたりすると、法律で罰せられるそうである。

 へ~、知らなかった。
 そんなおそろしげな植物であったのか。

 今も、オオキンケイギクは花の季節の真っ盛りであり、ここかしこに、色鮮やかな黄色の花を風に揺らしているのであるが、このことを知って、なんだか見かたが変わってきてしまった。

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May 12, 2013

キメラ@京都市祇園

 京都観光名所の八坂神社を訪れるたび、その近くにある「キメラ」という雰囲気良さげなイタリア料理店が気になっていた。
 京都は、どうしても「和食の街」というイメージが強いが、洋食系もなかなかレベルが高いという話もあり、京都での初イタリアンを楽しんでみようと、キメラを昼食に訪れてみた。

【外の風景】
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 キメラは神社の傍にあることもあり、まわりには緑が多い。
 今の季節、生い茂る新緑が、地にも空にもあふれんばかりに美しい。

【前菜1】
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 まずは色鮮やかなカプリ風サラダ。
 モッツァレラチーズに、明石の水蛸、筍、鞘豆、それにトマトソースを添えて。
 赤、白、黄色、緑、目に楽しく、そして当然舌にも楽しい食感と味。

【前菜2】
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 春を告げる、山菜のフリット。タラの芽、コゴミ、ワラビ。それにウルイ。
 魚は鰆であり、皮目をパリッと焼き、なかはほどよい火の通り加減。

【前菜3】
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 この生ハム入りスモークチーズで蓋をされた料理はなにかというと、

【前菜3】
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 アスパラガスに、温泉卵、燻製オマール海老。
 生ハム入りチーズとともに、いずれも個性の強い素材で、互いの個性を強調しあっているような皿であるが、温泉卵を崩して色々食べているうちになんとなくまとまって来るのが面白い。

【パスタ】
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 スズキと芹と九条葱。パスタは黄色トマトを練り込んで。
 そして、唐墨を目の前でたっぷりと削って載せる。
 素材と唐墨で味と香りを多層的に重ね上げる、こってり系パスタ。パスタ自体も豊かな味で、ゆで加減は絶妙のアルデンテである。

【パスタ2】
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 釜のようなチーズのなかに、仔牛と豆と筍を煮込んだショートパスタが入っている。パスタの熱でチーズがほどよく溶けて、それを混ぜて、皿に出てくる。
 先のパスタもこってり系であったが、このパスタはさらに濃厚系であり、味の濃厚さに加え、パスタも歯ごたえ強く、すべてがコテコテ系の力強い料理としてまとまっている。

【主菜】
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 メインの肉料理は、地元の牛、亀岡雌牛のサーロインを、低温調理で。
 最近肉料理はこの低温調理が流行っているけど、肉の旨み、食感、香り、全てを出すには、やはりこの調理法が一番なのではと納得させる技術。
 つけあわせのフォアグラテリーヌも、また華やかさを増すいい脇役になっている。

【デザート】
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 デザートは、三種類のなかから選べる。
 頼んだ一品は、こういうふわふわとしたもの。

【デザート】
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 これではなにがなにやら分からないから、このふわふわした綿あめをよけると、メレンゲケーキに、大粒苺に、ミルクジェラートを載せた、とても手の込んだ、美しい料理が現れる。
 一流の料理店は、デザートになるとラストスパートのごとくまた一段料理がアップするけど、ここもそうであった。
 胃袋に自信のある人なら、デザートは三種類全て制覇すべきと言いたくなるような完成度の高さ。


 京都は和食ばかり食っていたので、京都の料理は繊細系のものが主流と思っていたけど、キメラの料理は、良い素材を使い、卓越した技術を用いて、奔放にそれらの素材を組み合わせ、積み重ね、掛け合わせ、味を高めていく、創作系の料理であった。
 すべての料理が、シェフの創造性が感じられる、面白くも、楽しい料理であり、京都の食の多面性を感じさせてくれる店である。

 そして、そういうシェフの熱気は店のテーマともなっているようで、キメラは若いスタッフたちが、この美味しい料理をしっかりと味わっていただきたいという熱気が満ちている「熱い店」であって、これからどういう方向に伸びていくかおおいに期待できる店だと思う。

 京都を訪れる楽しみが、また増えた。

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May 11, 2013

摘草料理の宿 美山荘

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 半年ぶりに訪れた美山荘。
 その日は一日中小雨が降っており、美山荘をおおう新緑はしっとりと濡れ、これはこれで風情のあるものであった。

【八寸】
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 八寸は摘草の宿美山荘にふさわしい、春の料理の数々。
 蕗の薹白和え、コゴミ胡桃ソース添え、ノビル、栃餅コンニャク、子持ちモロコ焼、川海老、串団子は卵黄と豆団子。
 いずれもこの美山荘の近くで採れたものであり、それにじつに丁寧に手を加えた調理されたもの。

【向附】
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 造りは、岩魚のタタキ。それにウドを添えて。
 このへんにいる魚は、アマゴに鮎ばかりと思っていたけど、支流で一ヶ所だけ岩魚が住んでいる川があるそうだ。

【揚物】
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 山菜はいろいろと食べ方はあるのだが、標準的なものはやはり天麩羅。
 アクがほどよく抜け、さらに独自の香りが豊かになる。
 天麩羅の種は、山菜の女王タラの芽、それにタラの芽に劣らぬ味を持つコシアブラ、コゴミ、イタドリ、行者ニンニク、それに山ツツジの花。それから、この宿の定番であるアマメドジョウにゴリ。

【揚物】
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 天麩羅はカワンターで、このように目の前で揚げられる。
 天麩羅油の香りも、またよろしい。

【揚物】
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 こうして揚げられた天麩羅の数々。
 写真で見てもじつに上手に揚げられたことが分かるが、じっさいに食べてみると、噛めば味と香りが口の中で膨れ上がる見事なもの。

【塩釜焼】
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 美山荘は旬の素材をなんでも塩釜焼きにしたがるところがあるが、これは筍の塩釜焼き。塩釜をはずし、さらに皮もはずすと、筍とともにバチコも塩釜焼きになっていた。筍、およびバチコの個性の強い素材がかちあう面白い料理。

【凌ぎ】
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 端午の節句にちなんだらしい、ちまきにして出されたものはなにかと言うと、笹の葉を解いてみれば、鯖寿司が現れる。
 ほどよい〆加減と塩加減で、いいアクセントになる。

【焼物】
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 アマゴは炭火で焼かれ、たれと木の芽で、木の芽焼に。

【炊合わせ】
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 炊合わせは、ツワブキ、ワラビ、木の芽、それに鰻。
 出汁はあっさりとしており、繊細な味付け。

 これらの料理を、スパークリングワイン、赤ワイン、神亀、弥栄鶴とで、それぞれあわせ、さんざん食って、さんざん飲んだのちは、芹御飯にて〆。

 今の時期は、山里のいたるところで樹々や草々が芽吹き、もっとも山菜の美味しい季節である。それは、摘草の宿美山荘の真髄が発揮されるときであり、そしてじっさい、存分にその魅力を味わうことができた。
 美山荘、やはり素晴らしい宿である。

【晴れの日の新緑】
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 翌日は、夜なか降っていた雨もあがり、からりと快晴。
 雨に洗われ、より美しくなった新緑が、光のもと気持ちよく輝いていた。

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かやぶきの里@京都美山町北村

 新緑の美しい季節となり、鮮やかな緑あふれる京都の野山を楽しもうと、京都美山荘を訪れることにした。
 出町柳発のバスでまず花背交流の森へ行き、そこから山を一つ越えて美山荘への山歩きを予定していたのだが、当日が雨との予報にて急遽予定をドライブに変更し、北村「かやぶきの里」を訪れ、それから美山荘へ行くことにした。

【かやぶき美術館】
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 「かやぶきの里」の前に、まず「かやぶき美術館」を訪れた。
 ずっと小雨の降るなか、茅葺の建物の周りの、しっとり濡れた新緑が美しい。

【かやぶきの里】
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 北部京都の山村集落である「かやぶきの里」は、いろいろな条件が重なって、茅葺の民家が数多く残され、保存されている。
 江戸時代からの古き姿を今に残す、貴重な村落である。
田植え前の季節、田圃に咲くレンゲの花がまずはお出迎え。

【郵便ボスト】
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 村全体が、タイムスリップしたような雰囲気があるが、この丸い郵便ポストもその雰囲気を担っている。

【茅葺の家】
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 このような風情ある茅葺の家が、この村には40戸弱ほどある。

【茅葺の家】
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 季節は春であり、庭に色とりどりのツツジの咲き乱れる家もあり、華やかな光景である。

【放水銃】
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 それだけ茅葺の家が密集していると、一番怖いのが火事。
 一軒焼けると、その火の粉で延焼が続き、全滅しかねないだろうから、そのため一軒ごとにこの「放水銃」なる、見慣れぬものが設置されている。
 スプリンクラーの更に強力なものらしく、有事の際は、高圧の水が噴き出るそうだ。

【火気厳禁】
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 当然、くわえタバコも厳禁である。

【かやぶきの里】
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 村落全体をまた違う方向から見たもの。
 茅葺屋根以外の民家もあるけれど、それでも村全体としてうまく調和できているのが分かる。

【府道38号線】
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 「かやぶきの里」からは由良川沿いに府道38号線を走って行く。
 この道は典型的な山岳道路であり、狭くて曲がりくねっているが、車がほとんど走っていないので離合も気にする必要がなく、意外と走りやすい道であった。
 そして、雨に濡れた新緑がやはり美しい。

【佐々里峠】
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 38号線最高点であり、京都市と美山町の境である佐々里峠。
 標高があるため、まだ気温が低いせいか、桜の花がまだ残っていた。
 この界隈には、山桜や八重桜など様々な桜が植えられており、それぞの色が異なっていて、桜の錦とでもいいたげな色模様が広がっている。

【里の桜】
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 峠を下りきり、上桂川に沿って走って行くと、川の横にまだ花の残っている桜の木があった。
 川に向かって、斜めにかしいでいるその姿が面白かったので、これも写真撮影。

【美山荘】
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 38号線を道なりに進み、峰定寺への道を曲がって、美山荘に到着。
 美山荘のまわりは鮮やかな新緑で満たされている。
 そして、その新緑のなか、紙製の鯉のぼりがひらひらと風に揺れているのであった。

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May 10, 2013

ミシュラン福岡版?

 安春計にて、鮨を食う。
 鮨ダネは季節はもう初夏といいくらいになっており、マコガレイに、シャコ、鰹、赤貝といったところが特によい。風薫る季節となり、これらの魚たちも香り高し。
 鮑の酒蒸し、雲丹もろみに大根、鯛白子、といった定番の肴も、安定の美味さ。

 コハダは今くらいが一番微妙な時期となるのであるが、もちろんいいコハダが入っている。そして、本日は面白いコハダが市場に入っていたそうで、通常のコハダの半分のサイズの小コハダ。これはシンコというわけではなく、ただ単にサイズの小さなコハダだということで、滅多に出ないものらしい。ただ希少ではあるが、使う店はほとんどないので、値段は安かったそうだ。

【コハダと小コハダ】
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 左が当然普通のサイズ。

【コハダの鮨】
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 小さいほうは2枚ヅケである。
 それぞれ、〆方が微妙に異なっており、食感ももちろん異なっているので、コハダの魅力を2倍、3倍と味わえた。


 本日も賑わっていた安春計であり、常連客たちを交えての楽しい話もされていたが、近頃の福岡情報では、福岡の寿司店で、日本料理にやたらに詳しいフランス人の集団が出没しているとのことである。もしかして、ミシュラン福岡版の作成が計画されているかも? という話。

 日本のミシュランガイド、関東、近畿、北海道、広島…と来ているので順番からして、福岡は順当ではあるが、そうなると今でも予約の取りにくい店などは、掲載されると更に予約が取りにくくなるのが予想され、はてさてどうなることか。

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May 06, 2013

八幡浜散策

 フェリーを待つあいだ、八幡浜の街を散策したのだけれど、街のいたるところに古くからの立派な建物があり、かつてはずいぶんと栄えた街であることが分かる。
 まあ、今でもそこそこに栄えてはおり、地方都市にしてはずいぶんと活気のある街であった。

【蜜柑畑】
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 八幡浜は、海の近くまで山が迫っており、そこは良い蜜柑の採れる地らしく、山の斜面いっぱいを使って蜜柑畑となっている。
 秋には、緑と橙色に染まるのであろう。

【街風景】
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 山と海が近い街なので、住宅地は傾斜の強いところにも密集して建てられ、狭い道が入り組んでいる。
 尾道や、長崎に似た情緒ある風景。

【八幡浜港】
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 八幡浜は四国一の水産物の水揚げを誇るところであり、魚市場も隣接せれている。
 夜から朝まで魚が運びこまれ、早朝には競りが行われており、見物もできるようになっているそうだ。
 今は昼ゆえ、漁船は漁に行ってるが、それでも沖合のトロール船から魚を運んでくる運搬船は運行しており、この写真はその運搬船が生簀にいれた魚を港におろして、市場へ次々に運んでいるところである。

【どーや市場】
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 港の傍には魚卸市場と、それに道の駅「みなとオアシス」があって、道の駅内には「どーや市場」という魚の売り場がある。
 この「どーや市場」、魚の品揃えがじつに豊富であり、そして値段も安かった。漁港と卸市場がすぐ近くにあるがゆえであろう。
 そして、GWということもあって駐車場はすでに満杯であったが、客の多くはこの市場で魚を買い求めていた。どーや市場のなかを見れば、その集客力をよく理解できようというものだ。


 歴史に、景観に、そして良い魚。
 八幡浜、魅力的な街であった。

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May 05, 2013

寿司:「こけけ」@愛媛 八幡浜市

 八幡浜は大きな漁港のある街なので、旬の新鮮な魚が大量に水揚げされ、街に並ぶ飲食店も魚を扱った店が多い。
 どの店で夕食を食おうかと、街をぶらぶら歩くうち、少し路地裏に入ったところにある「こけけ」という寿司店が美味しそうな雰囲気があったので入ってみた。

 この店は主に八幡浜漁港に揚がる地のものを、新鮮なうちに出すタイプ。
 ただ八幡浜漁港には、遠洋で漁を行っているトロール船も入港しており、その船とも契約して、地元以外の魚もしっかりとキープしているそうである。今の時期はカツオやノドグロなどがそれで、「海幸丸」というトロール船から直接買い入れて店で出している。そして、本日はその船の乗組員も客として来ておりました。

【造り】
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 造りは、鯵、鯛、アオリイカ。いずれも近海のもの。
 鮮度よく、甘み、旨みもよろしい。

【栄螺壺焼き】
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 栄螺の壺焼きは、いったん中身を全部出して、身と肝を切り分けて出されるため食べやすい。

【鰻、酒】
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 八幡浜は日本酒の産地であり、「梅美人」という蔵元がある。
 これはその蔵元の「漁師の酒」という清酒。名前のとおり、漁師向けにつくられたものだそうで、切れ味鋭い辛口の酒である。

【鮨】
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 鮨は田舎流の大きなものでなく、シャリとネタのバランスの取れた、小ぶりなもの。握り方もなかなかのものでした。まあ、地方の鮨なのでシャリが甘めではあったが、十分に完成度の高い鮨だと思う。

 肴、鮨ともによく、八幡浜を訪れたとき、鮨、あるいは海産物好みの人には、お勧めの店です。

 ちなみに「こけけ」という妙な店名は、店主が鹿児島出身だから、「ここに来て」という意味の薩摩弁をそのまま店名にしたとのこと。
 すなわち、「こけけ」を発音すると、「こけぇ、けー」との発音になり、…これはべつだん薩摩弁というわけでもなく、九州の人には普通に通じますな。

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登山:剣山@四国徳島

 四国、二日目の登山は剣山である。
 剣山は標高1955m、石鎚山に続く四国第二の高峰で、日本百名山にも選ばれている、名高い山だ。
 …しかし、じつのところ、剣山は見たかんじ登って面白そうに思えず、名前は知ってるけど今まであんまり登る気はおきなかったのであるが、せっかく四国に来たので、この有名峰には一回は登っておこうと思い、今回の登山となる。

【国道438号線】
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 剣山登山口に到るルートは主要なものが3本あるが、国道19号線から貞光で国道438号線に入るルートが一番短距離なので、これで行った。
 この観光登山ルート、昨日の石鎚山への石鎚山スカイラインが快適な道だったので、そのような道を期待していたのだけど、それとはまったく異なる、離合も困難な道が何ヶ所もある、きわめて走りにくい道であった。さらに、道が狭いわりに地元の人や登山者の交通量が多く、だいたいは団子状態で車が走ることになり、離合が必要なときは何台も連ねてバックせねばならない、けっこうなハードルート。
 剣山自体は登山道は緩やかで整備もされており登りやすい山なのだが、その登山口にたどり着くまでは、相当な運転技術がいり、こっちのほうがよほど苦労を要する核心部であった。

【剣山と次郎笈】
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 それでも国道438号線が、観光道路ドライブライン剣山に入ると、道路の幅が広がり走りやすくなる。そうして高度をあげていき、ようやく剣山の姿を見ることができた。
 左が剣山、右奥の三角錐の山が次郎笈。次郎笈のほうが、山の形はいいな。

【見ノ越登山口】
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 GW、人が大混雑で車の駐車もたいへんな見ノ越登山口であった。最後の数台の空きスペースになんとか駐車でき、それから出発。ちなみにその後の車は、道端にずらりと駐車していた。
 見ノ越登山口は剣神社の鳥居となっており、これは石鎚山と同じパターン。

【登山道】
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 見ノ越からは、登山道以外にもリフトが運行しており、これを使えば330mの高さを登ることができ、標高1750m地点まで行くことができる。
 ここは、登山道とそのリフトが交差しているところ。上から何が落ちて来るのか分からんためか、トンネルとなっている。

【登山道】
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 リフトの終着駅が第二の登山口になっているのか、標高1750m地点にも鳥居があり、緩やかな登山道が続いている。

【大剣神社】
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 しばらく登れば、剣山の名前の由来ともされている剣岩がある。大きな剣岩と、小さな剣岩の二つ。
 ここは絶好の記念撮影スポットとなっており、写真のごとく行列ができていた。

【剣山山頂】
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 ゆるやかな傾斜の登山道を登りゆき、ほとんどハイキング気分の乗りで、山頂に到着。
 ほんとうにただっ広い山頂であり、一面の平地にクマザサが生い茂っている。
 天気は良く、四国全体の眺望が広がる。

【次郎笈】
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 剣山山頂から次郎笈を望む。
 クマザサに覆われた稜線に、一本の登山道が通っており、気持ちのよさそうな道である。
 剣山だけ登っても、登山した気分にはなれないので、ついでに次郎笈にも登ってみた。

【次郎笈から】
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 というわけで、次郎笈からの風景。
 次郎笈から剣山を眺めてみると、あらためて剣山がなだらかな山であることが分かる。
 巨大な岩塊である石鎚山とは、まったく対照的な山容である。まあ、愛媛と徳島で山系の位置がまったく違うのだから、それはそれで当たり前だ。九州でいえば、岩の連なる祖母傾山系と、なだらかな丘陵地帯である九重山系との対比みたいなものであるが、スケールは残念(?)ながら、四国のほうが大きい。

【鞍部から】
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 次郎笈に登ったのち、また剣山へと戻る。
 これは鞍部から眺めた剣山の姿。
 山の中腹を巻く、もう一本の登山道も見える。これは先に示した大剣神社へ行くルートである。

【行場ルート】
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 剣山、とてもなだらかな山なんだけど、じつは信仰の山でもあり、そして修験者の行に用いられている険しいルートがある。
 こういう緩やかな形の山にそのようなルートは可能なのかな? とか思いながら、頂上からは行者ルートを使って下りてみた。

 …頂上からしばらく下りると、道は岩場に入り、いきなり荒れ果てている。
 こういうかなり怪しげな梯子を使い、その足場の悪い、ほとんど崖同然の道を下りていく。

【行者ルート】
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 崖道を下りて行くと、さらに道は荒れ果てていき、そのうち進入禁止のロープがあった。はて、他に道なんてあったかなあ?と思いながら登りなおして岩壁を調べると、岩の隙間に鎖が掛けられた、「お鎖」なるルートがあった。垂直に降下するルートであるが、足場が悪く、下りには使いたくないルートではあったが、ここしか道がないので、とにかく下ってみた。

 下りてみれば、この鎖場からは普通の山道となっていた。…今までの道、たしかに荒行に用いるにふさわしいハードルートであった。
 剣山、なかなか奥が深い。

【刀掛の松】
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 名所「刀掛の松」まで来て、一般登山道に合流。あとは淡々と下山するのみ。
 この「刀掛の松」、壇ノ浦海戦ののち平家敗走のさいに安徳天皇が剣山に登り、そのときに剣をここの松に掛けた、という伝説があることから、その地名になったそうだ。
 …しかし、剣と刀はまったく別物なのに、なぜ「剣掛の松」でなく「刀掛の松」になったのであろう? これはたぶん剣山の七不思議の一つになっていると思う。

【国道438号線】
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 下山ののち、往きの国道438号線がハードだったので、帰りは穴吹川ぞいに美馬市に出ようかなとも思ったのだが、それだとかなりの遠回りになるので、結局元来た道を使用。
 まあ、帰りは道の感じがだいたい分かっているから、ストレスは少なくはなる。
 それでも、やはり幾度も離合で大変であった。
 写真で示すシーンは、10台ほどの車が連なってバックして離合しているところ。

 狭い山道を車で走るのは九州でさんざん慣れているのだけど、このルートは九州と違って車の数が多く、前と後ろの車を懸案しながらのドライブになるので、相当に大変であった。

 剣山は登りやすく、けっこう美しい山なので、人気があるのは当然なのだろうが、…登山口にたどり着くまでをどうにかする必要はあると思いました。

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May 04, 2013

渋滞の石鎚山(表参道コース)@平成25年GW

 GW、大崩山・諸塚山に続いてのアケボノツツジ見物の第三弾は、四国の最高峰石鎚山にしてみた。
 石鎚山は特異な山容を持ち人気の高い山であるが、四国にあるのがネックとなる。宮崎からは往復だけで2日間使ってしまうので、なかなか行く気になれなかったのだけど、GW後半は4連休であり、しかも連日好天との予報ゆえ、これは絶好の機会だと初めて石鎚山を訪れることにした。

【ロープウェイ】
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 石鎚山はロープウェイを使って1300mの高さまで行くことができる。
 ロープウェイを使わずに行くルートもあるのだが、今回は午後から天気が崩れるとのことだったので、早めに稜線に達しないと稜線が雲に覆われてしまう可能性があるので、ロープウェイを使うことにした。

【登山口】
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 ロープウェイ駅を降りてしばらくあるくと、石鎚神社成就社があり、ここの鳥居が正式な登山口である。
 ここからしばらくは緩やかな下り道が続く。

【タラの芽】
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 石鎚山はさすがに高度があるだけに、まだ肌寒い気温であり、山肌には雪も残っていた。
 そして平地ではもう葉が茂っているタラノキも、まだ硬い芽である。

【石鎚山】
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 成就社から下ったあと、鞍部になり、このあたりから登り道となる。
 石鎚山も遠くに姿を見ることができた。

【アケボノツツジ】
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 石鎚山は春の訪れは遅く、アケボノツツジはまだ3分から5分咲きといったところであった。
 また石鎚山登山道近傍のアケボノツツジは株が少なく、大崩や祖母傾山系と違って、「咲き乱れる」といった華やかさはない。
 登山道がピンクに染まる、あの光景を知ってる者としては、石鎚山はアケボノツツジを目当てに訪れるような山ではないな、と思った。

【登山道】
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 石鎚山は信仰の山であり、登山者も多ことから、登山道はよく整備されている。

【試しの鎖】
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 石鎚山の名物は、3ヶ所+1ヶ所ある「鎖場」。
 これは最初の「試しの鎖」。
 石鎚山の鎖は特徴的で、梯子も兼ねているような形態であって、大きな輪っか部に足を入れることにより、鎖のみで登ることができる。
 「試しの鎖」は、このあと3ヶ所ある鎖場のための、練習コースみたいなもののようで、これを登れないなら、各鎖場にある迂回路を行きなさい、ということみたい。

【前者ヶ森からの眺め】
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 計4ヶ所ある鎖場のうち、「試しの鎖」は登ったほうが良いと思う。
 というのは、「試しの鎖」は「前者ヶ森」という岩塔への登り道なので、これに登ると見晴らしが大変よいのである。また尖った岩であることから高度感も抜群。

 …眺めがいいのは良いとして、雲がどんどん厚くなってきた。予報以上に、天気の崩れるのが早いようだ。

【試しの鎖、下り道】
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 岩塔へ登ったからには、下らねばならない。
 難所というのは、下りのほうが登りより遥かに難しいのであるが、ここも当然そのパターン。
 いくつも岩がオーバーハングになっており、ステップを見つけるのが難しく、ゆっくりとして下りていけないので、渋滞となっていた。

 下に見える青い小屋は売店であり、ここで一休みする人も多かった。

【夜明峠へ】
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 前者ヶ森を過ぎたところで、空が暗くなり、霰混じりの雨が降った。
 かなりの強い雨であり、ここで引き返そうかと相談する登山者グループもいた。
 稜線の眺めはもう期待できないが、とりあえ山頂は踏んでおこうと、私は雨具を装着して再出発。

 しばらく歩くうち、空が明るくなり、雲が流れ、石鎚山もくっきりと見えて来た。
 夜明峠への道は、クマザサの茂った、緑あふれる歩きやすい道である。

【一の鎖】
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 夜明峠から石鎚山山頂へは、3ヶ所の鎖場がある。
 最初は「一の鎖」。
 登山者の多いGWだけあって、大渋滞中である。

【二の鎖】
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 「一の鎖」に続いて、「二の鎖」。
 こちらも大渋滞中。
 鎖場は、本当は一つの鎖を使えるのは一人だけなのであって、鎖を登りきるまで次の者は待機するのがルールであり、このような登山者の数珠つなぎは登山常識を外れているのだが、まあ、石鎚山の特例ルールなんでしょうかね。鎖も特殊だし。

【頂上へ】
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 「二の鎖」の次は当然「三の鎖」のはずだが、それは基部が崩壊して、現在工事中であり、使えなかった。
 それで、この迂回路の階段を使っていく。
 石鎚山は、敢えて鎖場を通らねば、易しいルートが整備されているので、初級者レベルでも安心して登れる山である。

【石鎚神社頂上社】
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 階段、石段を登りきりと石鎚山弥山の山頂神社。山頂は広場になっており、大混雑である。

【石鎚山稜線】
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 石鎚山というと、この構図が代表となっている。
 途中の驟雨でこの光景を見ることは諦めていたが、天気が持ち直してくれて幸運であった。
 弥山から険しい岩稜が東南に伸びていおり、その先に聳え立つのが、石鎚山で最も高い天狗岳。
 石鎚山を四国最高峰として登った場合は、天狗岳まで登って、初めてゴールとなる。
 ただし、今までのコースと違って、弥山から天狗岳へは、梯子やロープのほとんどないヴァリエーションルートとなっており、難易度がアップする。

【天狗岳】
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 それなりに難しいルートではあるが、GW中ゆえやはり人が多く、渋滞はあったものの、とりあえず天狗岳へ。
 標高1982mは四国最高であり、また西日本最高地点でもある。
 この岩の稜線はまだ続きがあり、奥に見える南尖峰へも行ってみた。

【南尖峰 エントリ】
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 地図によれば、南尖峰からは稜線は東に延びており、そこに登山道はあり、基部から夜明峠まで続いてるようであった。
 それで、今通って来た稜線は混雑していたので、その道を使おうかな、とも思った。

 南尖峰のこの岩の切れ目が、その登山道の入り口のようであり、登山道、というか踏み跡が東の岩稜に続いていた。

【東稜線】
17c

 しかし、その東稜線というのが、赤矢印で示すごとく、ギザギザの岩が立ち並ぶ本格的な岩場コースである。もし、岩の直上がコースなら、ほとんど4級レベルで、ロープがないと厳しい。
 おそらくは、切り立って見えるところには巻き道があるのだろうけど、それでもハードなコースであることは間違いない。
 登りならともかく、このような何がどうなっているやら分からないコースを、初回で下りに使う根性は私にはない。それで、元来た道を折り返すことにした。

【弥山へ】
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 というわけで、弥山への稜線を歩いて行く。
 やはり大渋滞中である。
 見てのとおり、じつに危なかっしい渡り方をしているけど、まあなんとか無事に皆渡りきれていました。先頭の立っている人がリーダーなんでしょうけど、見ていて気が気がじゃないだろうな。

 弥山へは、あちこちの渋滞に引っ掛かりながら戻り、あとは下山するのみ。


 初めて訪れた石鎚山。GWに訪れたのも悪かったのだろうけど、渋滞ばかりが印象強く残ってしまった山であった。
 ただし、もちろん弥山から天狗への稜線の眺め、そして稜線を歩いているときの高度感と展望はじつに素晴らしかった。
 また今度は人の少なき時期に来てみたいものだ。

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May 03, 2013

寿司:すみもと@松山市

 GW後半、天気が良いので直前に四国に山登りに行くことに決めた。それで石鎚山近くに宿を探そうとしたら、さすがGW、愛媛県には一軒しか空き室のある宿はなかった。場所は松山市である。ほんとうなら西条市あたりに宿を取りたかったのであるが、仕方がない。

 フェリーで四国に渡り、そして松山市へと到着。
 松山市で寿司の美味い店といえば、まずは「すみもと」が思い浮かぶ。GWの繁忙期、駄目モトで電話をかけたら、あっさりと予約がとれてしまった。
 …前来たときも前日に予約が取れたから、予約の取りやすい店ではあるみたい。

 愛媛は魚の宝庫、伊予灘、豊後水道に面し、また大きな近くに漁港があることから遠洋の魚も鮮度の良いうちに入って来る。そういう海の食材に恵まれて土地であり、魚の美味い地である。愛媛は、蜜柑ばかりではないのだ。

 そういう愛媛の地で、東京の寿司店で培った技術をもって、江戸前系の鮨を出す店が「すみもと」であり、四国では希少な価値を持つ店である。

【蛤酒蒸し】
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 肴は、鮪ホホ煮、造り三種(鯵、鯛、アオリイカ)、鯛釜塩焼き、穴子炙りなどなど。
 「すみもと」は日本酒も充実しているけど、ワインもなかなかのもの。「すみもと」店主は寿司店でワインを出す店の走りである銀座の「寿司幸」で修業したので、その流れであろう。
 そして写真にリストが写っているけど、それがRoally Vire Clesse 04 ハーフ3000円、Mercurey Clos Des Myglands 07 (Faiveley) ハーフ3800円、Chablis Les Clos Vocoret 08 8000円、Puligny-Montrachet Leflaive 08 15000円…と、一流ドメーヌの立派なワインが並んでいる。赤・白とも、ブルゴーニュばかりなのは、なにかのこだわりがあるのでしょう。
 そして、これらのワインの値段であるが、どれも市価の1.5倍くらいであって、やたらにリーゾナブルである。ほとんど赤字じゃないの? と思うくらい。

 白、赤、をハーフで同時に頼み、肴に合わせて楽しく飲んだ。

【寿司:コハダ、車海老】
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 鮨は白身に煮蛤に鮪、コハダ、鯵、雲丹、穴子、厚焼き玉子などなど。
 鮪とコハダは築地から取り寄せているが、他は地のものを使っているとのこと。
 魚はいずれも酢〆、昆布〆、等の仕事が丁寧に加えられており、シャリとのバランスもよい。車海老は茹でたての香り高いものが鮨となる。
 厚焼き玉子は白身・海老を練り込んだ、濃厚な旨みのものだ。

 肴に、鮨、ワイン、いずれも美味しい、愛媛松山の名店である。

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