河豚料理@ふじ木
冬を代表する魚、河豚は今頃が最も白子が美味しくなるわけであり、ふじ木へと河豚料理を食べに行った。
とはいっても、河豚はやはりまずは河豚刺しから始まる。
本日の虎河豚は、3kgとけっこうな大きさのもの。このサイズのものは宮崎ではあがらなかったので、下関から取り寄せたそうだ。
旨み、歯ごたえ、すべてよし。
ふじ木のヒレ酒は、ヒレがたっぷり入っているので、香りがまた豊かである。
一杯飲んだくらいでは香りは減らないので、継ぎ酒を重ねて行く。
河豚一匹から一本しか取れない、のどの部分の「さえずり」。コラーゲンたっぷりである。これを塩焼きで。
今回はカウンター貸し切りの7名での食事会だったのだが、店主はそのために7匹仕入れていたわけで、たいしたものである。
冬の河豚は、白子もまるまると太っている。
素材がそのまま、「どうだ、美味しそうだろ」と主張しているような、そんな見事さ。
白子は定番の塩焼き。
旨みが、熱を入れることにより、さらに濃厚になる。
白子は椀でも。
鰹節の出汁で、大根おろし、柚子、葱をからめ、そこに炙った白子。
過剰なまでの旨みと香りが椀のなかにつまっている。とても楽しい椀。
河豚鍋は、ちょうどいい塩梅に煮られたところで、皿に盛られて出て来る。
これを、ふじ木自家製ポン酢で食べて行く。
〆は河豚雑炊。
写真見るだけで、あの豊潤なる河豚の香りがあざやかによみがえって来る。
冬は、河豚に始まり、河豚に終わる。
今年の冬も河豚に大満足であった。
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