冬の大船山
法華院山荘での朝を迎える。
朝日に照らされ、山はモルゲンロート風に染まっていた。
山荘の横にある「氷のアート」よりよほどアートっぽい。
空には半月もかかっていて、赤く染まった山と、青空と、白い月がいい感じの風景をつくっていた。
坊がつるは盆地なので、日の出は遅い。
8時を過ぎてようやく山際から日が姿を現した。
大船山は久住と違って、樹が多いから、雪が残っているかなと期待していたが、残念ながら、登山道には雪がなかった。
これは相当高度を稼がないと、雪を見られそうにない。
稜線に出て、樹木帯に入れば、やっと雪が積もっていた。
少ない区域ながら、雪山を楽しめました。
昨日に引き続き、本日も抜群の好天。
澄みきった青空のもと、遠くに阿蘇五岳を眺める。
いわゆる「寝観音」の姿。
山頂から見ると、御池は凍っていたので、ここにも行ってみた。
氷は厚く、ここは当分残りそうである。
坊がつるから雨ヶ池に行く登山道は、以前とルートが変わって、別の歩きやすい新登山道が造られている。オンシーズンには一日に万単位の人が入る山なので、やはりきちんとした整備が定期的に行われている。
あとは、三俣山の登山道の整備が必要だな。今はすがもり越からの一本しか登山道がないので、不便になっている。元は5つくらい登山道があったのに。
長者原に着くと、「氷祭り」が開催中であった。
雪の彫像や、氷の彫刻。
けっこうな手間暇をかけて造られたものたちであった。
ただし気温が高く、もう春の陽気であったため、いずれも場違い感が漂っていたなあ。
今年は冬のピークが年始年末に来たようで、2月になってからどうも雪が積もらない。
このまま春になってしまいそうな雰囲気濃厚であり、…九州の雪山シーズンはもう終わりなのかなあ。
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