奈良、橿原神宮、明日香村
奈良に泊まったので、本日は奈良を散策。
正月は過ぎたが、それでも古都奈良にいるからには初詣に行こう。
そうなると、春日大社か橿原神宮ということになるけど、春日大社には何度か行ったことがあるので、橿原神宮に行くことにした。
【橿原神宮】
以前初詣に訪れた春日大社が大変な人の数だったので、春日大社に並ぶ有名神社橿原神宮も同様かなあ、と思っていたが、本日は正月を過ぎた平日ということもあって、さほどの人出もなく、ゆったりと橿原神宮をお参りできた。
【橿原神宮】
万葉集で有名な畝傍の山の麓にある、この神宮は、古くからのパワーを一身に浴び、発散しているような、そんな荘厳な力を感じさせてくれる神社である。
境内内の、今年の干支の大きな巳の絵馬は参拝客に大人気であり、ここで記念写真を撮る人が絶えなかった。
【飛鳥寺】
橿原神宮のあとは、奈良県南部では、これも全国的に有名な明日香村を訪れた。
明日香村といえば、蘇我氏の里。そして、蘇我氏の氏寺、飛鳥寺へ。
1500年以上も前に造られ、それからこの地を全く動いていないという飛鳥大仏。
伝説の名仏師、鞍作鳥の作による大仏であり、歴史の重さというものを感じ取ることができる。
【石舞台】
明日香村名物を探索。
これは外せない石舞台。
蘇我馬子の墓とされており、古代の大権力者の墓なのであるが、実物を見ると、教科書とかで見てきたイメージとは少々異なり、思っていたより小さい。
【高松塚古墳】
これも明日香村名物。
国宝である壁画は、複製が併設博物館に置かれていて、鮮やかな色彩がじつに印象的である。
【亀石】
明日香村は名物がたくさんあるところであり、次は石造物をたずねてみることにする。
この明日香村の石造物群は、私が小学生の頃に読んだ手塚治虫の漫画「三つ目が通る」に載っていて、その頃から興味を持っていたのだが、実物を見に来たのは今回が初めての経験である。
亀石は、…亀には見えないが、では何かと言われれば、答えに苦しむユニークな造形ではある。河童に見えるのは私だけかな?
【二面石】
聖徳太子建立との伝えのある橘寺に置かれている二面石
人の顔が彫られており、悪と善の二面を表しているそうだが、風化による劣化が激しく、なにやらよく分からない。
年月を過ぎれば、悪も善もいっしょくたに同化していくということなんだろうか。
【鬼の雪隠】
どういう目的で作ったのかよく分からぬ明日香村の石造物群のうち、これは分かりやすい。
古墳の石室をばらせば、その底の一部はこういう形になる。
…ただ、なんでばらしたかはやはり不明だそうだ。
【猿石】
吉備姫皇女王墓にある猿石群は、ユーモラスな造形が楽しい。
説明によれば、猿ではなくて、渡来人の芸人をモデルにしたものだそうだ。
明日香村の古代石群はまだまだ、「酒船石」「須弥山石」「マラ石」「車石」…等あるのだが、時間がなくなってきたので、全部のうちの4分の1程度の見物にて終了。残りは今度の宿題である。
明日香村では自転車の貸し出しサービスが各所で行われていて、じっさいに明日香村では自転車で古墳群を回っている人をよく見かけた。
狭い範囲に名所がたくさんある地なので、機動性のある自転車での散策は、駐車場とかを考えずに、多数の名所を回れるわけで、これは有効なサービスであろう。
気候のよい時期、私も自転車で回ってみたいと思った。
明日香村を回ったのちは奈良市に戻り、夕食は近鉄奈良駅近くの料理店街「な・ら・ら」のなかにあるエスニック料理店にて、カレーセットを。
濃厚なる御節料理シリーズのあとは、この手のものが、お腹のリセットになかなか良いのである。
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