柊家@平成25年元日
初詣を終えて、本日の宿へと戻る。
宿は大晦日に引き続き柊家で連泊なのであるが、同じ部屋では面白くないので、別の部屋を予約しており、案内に従い一階34号室から二階の19号室へ移動。
この部屋も旧館ならではのクラシカルなもの。古びと雅びがうまく調和している。
ただし二階にあるため、庭の眺めがあまりよろしくないのが欠点ではある。
柊家に泊まるときは、旧館一階の広めの部屋がやはりお勧め。
華やかな料理が特徴の柊家であるけど、本日は元旦ゆえ、さらに華やかさを増した料理の数々。
まずは、干支の巳をデザインした熨斗紙ふうな紙に包まれ、八寸が運ばれる。
それで、中身はというと、懐石風の御節料理である。
雲丹のせ鮑、子持ち昆布、大根と唐墨、等々、華やかで、かつ酒の肴として抜群の料理の数々。
これは昨年も出たので、柊家の正月の定番料理のようだ。
新年のお祝いにふさわしい、赤、緑、黄色、色の競演のごとき、色彩あふれる伊勢海老の黄金焼き。
焼き物は地元の牛肉と野菜を使った、京都の底力を魅せる、スタンダードなもの。
まだ寒き正月ではあるが、それでも春の気配はあるわけで、春に芽吹く山菜を使った揚げ物。
〆は錦糸卵をふんだんに使った鯛飯にて。
元日にふさわしい、華やかな〆料理である。
雰囲気あふれる部屋と、美味しい料理で、満足いっぱいの柊家ではある。
ただ、そこで酔い冷ましに窓際に寄って、外を眺めると…
部屋直下のこの南側の庭は、苔むしたに地に、灯篭や奇石、樹木を配しており、枯山水の見事な名庭なのであるが、部屋が二階ゆえに、広縁まで行って見下ろさないと庭を見ることが出来ない。ゆえに、食事をしながら部屋を愛でるということが出来ないので、これは少々残念である。
本日泊まった19号室はいい部屋ではあるけど、どうせ柊家に泊まるなら、この直下にある一階の14号室のほうが、さらに趣あるなと思った次第。
「旅館」カテゴリの記事
- 湯田中渋湯温泉郷@長野(2019.07.13)
- 大丸別荘@二日市温泉(2019.06.16)
- 壁湯洞窟温泉 福元屋@九重九湯(2019.06.01)
- 旅館:水神之森@長湯温泉(2019.05.25)
- 美女塚山荘@豆酘(2019.05.04)
「和食」カテゴリの記事
- 大丸別荘@二日市温泉(2019.06.16)
- 多摩川ランニング & てんぷら近藤@銀座(2019.06.08)
- 徳山鮓@滋賀県余呉(2019.05.11)
- 串揚げ 六覺燈@大阪市(2019.04.20)
- 春の国東半島(2019.03.11)
The comments to this entry are closed.
Comments