忘年会を、ふじ木@宮崎市にて。
平成24年も残りわずかとなり、宮崎の美味いもの好きが、老若男女集まって、(…って、いちおう「老」はいなかったか)、ふじ木で忘年会。
本日も、宮崎で手に入る最高級の素材を仕入れ、それを見事な技術で調理する、ふじ木の醍醐味を十二分に味わえた宴であった。
河豚の白子はどうやっても美味いのだが、…と一つ前のエントリでも書いたが、宮崎であがった3kg弱の立派なトラ河豚の白子を、ゆっくりと茹でて、半生のような状態で出しております。
食べれば、柔らかな歯ごたえのあと、とろける白子が口のなかにあふれてくる。
つくづく、美味。
日本酒は、十四代の「龍の落とし子」というもの。
十四代ならではの、豊潤な香りと味。
12月なのに、もう筍が。
地元の筍を、深く掘って、それを炙って。
ほくほくした食感と、上品な焼き芋のごとき甘さがたまらない。
少々のえぐみが問題ない人は、筍を包む薄皮の上のほうまで食べることができます。
鯛の潮汁。
海、そのものを感じさせる、そういう広がりのある椀。
造りは、鯛に、雲丹。
獲れたての新鮮な鯛ならではの、強い弾力と、それに甘さが特徴的。
宮崎であがったアラ。
今が絶好の旬の素材であり、脂の乗りが尋常でない。
本日のメインは、氷見鰤。
(さすがに宮崎では、そんなにいい天然鰤は上がらない)
まずは、造りで。
そして、鰤の美味さを最高に引き出すべく、鰤のしゃぶしゃぶ。
一番いい具合に湯にくぐらせた薄切りの鰤は、甘さと旨さが凝集され、しみじみと美味い。
鰤のしゃぶしゃぶのあとは鰤雑炊、…ということはもちろんなく、〆の御飯は、唐墨茶漬け。
これは、とんでもなく美味。
今までの料理でも素晴らしかったけど、それらをリセットしていいくらいの美味さを持つ、独立独歩的な料理。
これを食えば、一口目からノックアウトされた気分になります。
平成24年、今までのところ、とくに大きな病気とか事故に遭遇することなく無事に過ごし、けっこう色々と美味しいものを食うことを出来た。
そして、宮崎の〆で、満足できるものも食べられ、幸せな気分である。
平成24年はあと数日残っており、そしてあと1~2軒、美味しい店に行く予定はあるが、なにはともあれ、本年を無事に終え、そして来年も無事に過ごし、美味しいものを食い、面白いところを旅し、そして実直に仕事を行っていきたい。
年末年始は、京都で過ごす予定だが、そういう願いを初詣のとき各神社でしておこう。
このブログの次回のUPは、来年1月中旬からになります。
よいお年を。
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