« にしきや@臼杵市 で河豚を楽しむ | Main | 平成24年大晦日@京都市 »

December 26, 2012

忘年会を、ふじ木@宮崎市にて。

 平成24年も残りわずかとなり、宮崎の美味いもの好きが、老若男女集まって、(…って、いちおう「老」はいなかったか)、ふじ木で忘年会。
 本日も、宮崎で手に入る最高級の素材を仕入れ、それを見事な技術で調理する、ふじ木の醍醐味を十二分に味わえた宴であった。

【向付】
1_3

 河豚の白子はどうやっても美味いのだが、…と一つ前のエントリでも書いたが、宮崎であがった3kg弱の立派なトラ河豚の白子を、ゆっくりと茹でて、半生のような状態で出しております。
 食べれば、柔らかな歯ごたえのあと、とろける白子が口のなかにあふれてくる。
 つくづく、美味。

【酒】
Sake

 日本酒は、十四代の「龍の落とし子」というもの。
 十四代ならではの、豊潤な香りと味。

【焼き物】
2_3

 12月なのに、もう筍が。
 地元の筍を、深く掘って、それを炙って。
 ほくほくした食感と、上品な焼き芋のごとき甘さがたまらない。
 少々のえぐみが問題ない人は、筍を包む薄皮の上のほうまで食べることができます。

【椀物】
3_3

 鯛の潮汁。
 海、そのものを感じさせる、そういう広がりのある椀。

【造り】
4_3

 造りは、鯛に、雲丹。
 獲れたての新鮮な鯛ならではの、強い弾力と、それに甘さが特徴的。

【焼き物】
5_3

 宮崎であがったアラ。
 今が絶好の旬の素材であり、脂の乗りが尋常でない。

【造り】
6_3

 本日のメインは、氷見鰤。
 (さすがに宮崎では、そんなにいい天然鰤は上がらない)
 まずは、造りで。

【鍋】
7_3

8_3

9_3

 そして、鰤の美味さを最高に引き出すべく、鰤のしゃぶしゃぶ。
 一番いい具合に湯にくぐらせた薄切りの鰤は、甘さと旨さが凝集され、しみじみと美味い。

【御飯】
10_3

 鰤のしゃぶしゃぶのあとは鰤雑炊、…ということはもちろんなく、〆の御飯は、唐墨茶漬け。
 これは、とんでもなく美味。
 今までの料理でも素晴らしかったけど、それらをリセットしていいくらいの美味さを持つ、独立独歩的な料理。
 これを食えば、一口目からノックアウトされた気分になります。


 平成24年、今までのところ、とくに大きな病気とか事故に遭遇することなく無事に過ごし、けっこう色々と美味しいものを食うことを出来た。
 そして、宮崎の〆で、満足できるものも食べられ、幸せな気分である。


 平成24年はあと数日残っており、そしてあと1~2軒、美味しい店に行く予定はあるが、なにはともあれ、本年を無事に終え、そして来年も無事に過ごし、美味しいものを食い、面白いところを旅し、そして実直に仕事を行っていきたい。
 年末年始は、京都で過ごす予定だが、そういう願いを初詣のとき各神社でしておこう。

 このブログの次回のUPは、来年1月中旬からになります。
 よいお年を。

|

« にしきや@臼杵市 で河豚を楽しむ | Main | 平成24年大晦日@京都市 »

和食」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 忘年会を、ふじ木@宮崎市にて。:

« にしきや@臼杵市 で河豚を楽しむ | Main | 平成24年大晦日@京都市 »