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December 08, 2012

高台寺ライトアップ@2012年秋

 秋の京都名所のライトアップは数多く、いずれも必見の場所ばかりなのであるが、時間の都合上一つだけしか行けず、それではと、高台寺に行くことにした。

【入口参道】
1

 入り口参道を仰ぎみれば、まだ紅葉が少しは残っている。
 例年の高台寺のライトアップ、とにかく「人だらけ」という記憶がまず第一だが、今回は紅葉がほぼ終わっていることから、人の数はいつもより相当に少なかった。

【遺芳庵】
2

 高台寺に入ってすぐにある遺芳庵。
 色あせた紅葉の樹も、それなりによい。

【波心庭】
3

 アート的なライトアップで有名な、方丈前庭の波心庭。
 本年秋の意匠は、干支の龍が枯山水の庭を泳いでいる姿、とのこと。
 抑えめの明かりのなかに、たしかに龍らしきオブジェがある。

【波心庭2】
4

 赤、青、黄、種々の色のLED電飾が輝けば、このように三体の龍が、色鮮やかに浮かびあがる。電飾は短時間で様々なパターンで庭を照らし、…パチンコ店的とは言わぬまでも、あんまり趣味のよくない世界が無数に出現する。

【波心庭3】
5

 これは正面に回って見た龍の姿。
 背後の勅使門もライトアップされ、龍よりもアーティスティック。

【臥龍廊】
6

 臥龍池に映る、樹々と、それに建物。
 静かで、しかし妙な迫力もあったりする。

【臥龍池】
7

 日本全国、ライトアップされている景色は数多くあれど、その芸術性の頂点が、ここ臥龍池。
 もっとも肝心の紅葉がほとんど散っているため魅力は半減なのではあるが、しかし鏡のごとき水面に樹々が姿を映し、その虚の世界である映像が、実よりも魅力があり、己にかぶさる実の世界とともに、この世のものとも思えぬ夢幻的世界を形つくる。…ここ高台寺でしか見られない、神秘的な眺め。

【竹林】
9

 ここも高台寺の名物。
 この竹林からして、徹底した手入れがなされ尋常ならざる美しさを持つ竹林なのであるが、これがライトアップされ、さらなる鋭さを得て、闇夜に突き刺さる刀の群れのような、厳粛たる美を獲得している。

【竹林2】
10

 竹林に近づき、感度を上げて撮った写真。
 奥には京都の市街地も見え、それをアクセントにして竹がソフトに写り、現代的な日本画のようになっていて、面白い写真が撮れた。


 徳川家康の時代から続く名古刹が、精緻なライトアップを行うことにより、さらに新たな魅力を見せている。
 京都という都市が観光都市として成功した、その一例がこの高台寺であるが、たしかにこれを見るためだけにも京都を訪れる価値はあるであろう。そして、そのようなものが京都にはいくらでもあるのが、京都の都市戦略のしたたかなところなのであるけど、でもまったく素晴らしく、うらやましいところである。

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