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November 03, 2012

紅葉の大崩山

 紅葉を目当てに秋の大崩山へと登ってみた。

【ワク塚分岐】
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 大崩山の最初のシンボルである、ワク塚分岐から見上げる小積ダキ。ほどよい加減の紅葉である。
 渡渉部にかかっていた金属製の橋は、今年の台風により流されてしまっており、20mほど下流の岩に引っかかっていた。
 この橋も、シジフォスの岩みたいなもので、もう何度流され、そして掛け直されことであろう。

【袖ダキ】
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 次なるシンボルは、袖ダキ展望台から望む下ワク塚。
 稜線では紅葉はもう終わっていて、山の中腹が時期を迎えていた。

【登山道崩壊の知らせ】
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 袖ダキ展望台からは、特徴的な岩の斜面を歩いて、下ワク塚へと向かうわけであるが、そのルートが崩壊しているとの知らせが書いてある。
 どうなっているのか調べに行ってみた。

【袖ダキ登山道】
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 なるほど、この恐竜の背みたいな岩の基部の崖が崩壊している。
 …ただし、登山道そのものが崩壊しているわけではないなあ。

【袖ダキ登山道ルート】
Root

 この岩をどうやって歩くかと言えば、斜面上に一筋のスタンスが走っているので、だいたいは赤線の上を歩く感じとなる。

【袖ダキ登山道ルート】
1sodedaki

 まだ崩れていない時のこのルートの写真をひっぱりだしてみた。
 このようにして登山者はこの岩の上を歩いていたのである。

 だから、このルートの下が崩壊してもルートそのものは健在なので、そのまま歩いてもよさそうではある。
 ただし、このルート、いままでは岩から滑っても、1mほど落ちただけで止まっていたのに、今回滑ったら、20mは崖を滑り落ちることになる。そうなると、命は危ないし、命があっても怪我の一つや二つはしそうだ。
 私は今までこのルート、結構な数を歩いており、滑ったという記憶はない。
 …しかし、だからといって今回滑らないという保証もない。
 もしこのまま行って、滑り落ちて怪我して救助でも頼むようなら、一生の話のネタになってしまう。

 チキンな私は、観察だけにとどめ、迂回ルートに下って行った。

【乳房岩から】
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 袖ダキ~下ワク塚の迂回ルートには、途中に乳房岩という展望台がある。
 名所なので、相当前に一度登ったことはあるが、本ルートから外れているので、その後登ったことはない。
 今回、ひさしぶりに寄って、登ってみた。
 中央に人が居るのが見える岩が、先ほどまでいた袖ダキである。

【坊主岩】
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 下ワク、中ワク、上ワク、リンドウの丘、小積ダキと回り、坊主尾根から下山。
 坊主尾根の稜線から望む山肌は、黄葉が緑に混じり、なかなか美しかった。

【大崩山山荘前】
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 坊主尾根からのルートは、大崩山山荘前の祝子川へと出て、ここで渡渉となる。
 台風、大雨ごとに、岩が流され、河原の形がどんどん変わる祝子川であるが、矢印で示す岩はまったく動いていない。
 この岩には私は思い出がある。

【大崩山山荘前(昔)】
Ookue_rock

 これはほぼ30年ほど前の、この岩の写真。
 大学生時代に、学生仲間たちで大崩山に登りに行ったときに撮ったものである。岩の上に立っているのが若き私であるが、…昔から高いところには登りたがる男だったのだ。

 この岩、形が三角錐の特徴的なものであり、河原でも目立つ。そして、この岩が幾度もの土石流にも生き残っていたわけは、たぶんこれがとても大きな岩であって、ここに見えている部分は、ほんの一部分だからなんでしょうね。


【大崩山パノラマコース】

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Comments

お疲れ様でした。袖ダキから下わくのルートから滑落した登山者と遭遇しました。幸い大事には至らなかったのですが、怖かったです。滑落場所を下から見た写真をブログに掲載していますが、これを上から見たら・・・こうなっているんだ、と、納得でした。いつもながら詳細なレポート、大変参考になります。ありがとうございました。あと、最後の「若き日の写真」が素敵です。一緒に写っている女性が気になりますね。

Posted by: 延チョン | November 08, 2012 07:45 PM

延チョンさんのブログで、勇敢なアタッカーの記事を読ませてもらいました。
基部が崩落する前は、みんな平気であの岩をトラバースしたわけですが、基部が崩れてしまうと妙に緊張してしまい、たぶんそれで落ちたのでしょうね。
たいした怪我がなくて良かったですねえ、としか言いようがありません。
あそこの岩は左が断崖絶壁ということもあり、大崩山のスパっと切れた高度を示す、いい名所だったので、通行不能になってしまったのは残念です。
適度な整備をして復活させてもらいたいものです。
(個人的には、スカイフック持って行けば、安全に通過できるとは思っています。次回からは持って行こうと思っています。)

昔の写真、他の写真にはまだいろいろと人物が写っています。狭い業界なんで、今誰が何をしているかは分かるのですが、三十年の星霜が過ぎ、そのなかでまだ登山をしているのは、私だけみたいなのが、少々寂しいです。

Posted by: 湯平 | November 09, 2012 09:08 PM

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