中京の紅葉@平成24年秋
名古屋を訪れたさいに、紅葉の名所もいくつか訪れたので、それらを紹介。
まずは名古屋城。
紅葉もよいが、夕日の輝く金のシャチホコも良い。
シャチホコに惹かれてか、カラスも数多く舞っている。
天守閣からの眺め。
ビル群建ち並ぶ都会のなかに、こういう森がある。
城内の和式庭園も、紅葉の時期に染まっていた。
翌日は、愛知の紅葉の名所が犬山に集っていることから、犬山に行こうとした。
ところが当日、名鉄犬山線は踏切事故が起き、名古屋から犬山までは直行できなくなった。
しかたないので遠回りにはなるが、岐阜に出ての迂回路で犬山に行くことにした。
列車内で車窓で風景を眺めていると、岐阜駅に近づいて見える金華山は紅葉に染まっていて、なかなか美しい。
それで予定を変更して、岐阜駅で下車。
金華山のふもと岐阜公園まで歩いていくことにした。
金華山の手前の伊奈波神社も紅葉の時期だったので、寄ってみた。
ちょうど七五三の季節であり、晴れ着を纏った子供たちを連れた参拝客でにぎわっている。
紅葉の写真を撮りながら歩いていると、家族の集合写真を撮ろうとしている人から呼びとめられ、カメラマンを務めされられたりした。
神社をすぎて、ようやく岐阜城を頂上にいだく金華山が見えて来た。
駅からは思ったよりも遠かった。
列車から見たときはもう少し近かったような気がしたのだけど。
岐阜公園はちょうど紅葉の盛りであった。
菊人形を飾った東屋、紅葉、それらを映す池。絵になる風景である。
朱色鮮やかな三重の塔に、これも鮮やかな紅葉が、互いの色を引き立てあっている。
岐阜城へはロープウエィでも上がれるのだけど、たいした高さでもないので、登山道で登ってみる。
「馬の背」と「めい想の小径」の二つの道があるが、「馬の背」は急峻なので老人・幼児は無理ですよとの注意書きがある。
…低いとはいえ300mの高さを登る山。幼児には「めい想の小径」とやらだって無理だろう、と突っ込みを入れたくなるが、それはさておき「馬の背」で登ることにした。
「馬の背」は、このような階段状になっている岩稜を一直線で登って行くルートである。
「馬の背」と名付けられた登山道は、全国に数多くあり、それらはたいてい両側が切り立った狭い稜線であるけれど、この「馬の背」はそうでもない。
「馬の背」を登りつめれば、頂上間近に出て、そこで岐阜城にご対面。
この城も金のシャチホコがある。
この地方の城は金のシャチホコが定番なのであろうか。
岐阜城天守閣からの眺め。
名古屋城よりも高さがあるので、濃尾平野を一望のもとに眺めることが出来る。
四方に伸びる稜線も、いい紅葉の染まり具合だ。
下りは「めい想の小径」を下って行く。
森のなかをひたすら登って行く「馬の背」に比べ、こちらのほうが展望が利いて、眺めがよく、整備もされているので、観光にはこちらを使ったほうがいいであろう。
3名にしか会わなかった「馬の背」に比べ、こちらには登山者も数多くいた。
岐阜駅に戻ってからは、まだ時間があったので、当初の予定の犬山へと向かった。
犬山の紅葉の名所として、「寂光院」「桃太郎公園」「犬山城」などがあったが、まずは寂光院を訪れることにした。
連休中であり、寂光院は観光客が多かった。
自然歩道の途中、夕日に当たる紅葉の美しいところがあったが、カメラマンもずらりと並んでいる。
…そんなに並ぶほどのものでもないとは思ったが。
寂光院への階段は、紅葉のトンネルとなっていた。
寂光院鐘楼、鐘楼を窓のようにして、そこからのぞく紅葉が美しい。
その紅葉の近写。
じつにいい色の赤に染まった、見事な紅葉である。
今回見て来た紅葉では、この樹が最も良い染まり具合であった。
犬山には、まだ紅葉の名所が残っていたが、そろそろタイムアップ。残りは巡れなかった。
寂光院の紅葉の美しさからして、他の名所も美しそうである。
紅葉の時期、また訪れたくなった。
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