フランス食紀行(3) ベルナール・ロワゾーBernard Loiseau 二日目
ロワゾーでの二日目の夕食。
テーブルが窓際だったので、うつくしい庭を眺めながらの食事である。
アミューズブッシュは昨日同様に可愛らしい料理が並ぶ。
野菜スープは、野菜の味が濃厚で、かつ優しい味。
ふんわりとした食感も見事。
本日は肉料理のコースであり、こらから肉料理が並ぶ。
一番目は「Suprême de pigeon rôti,moelleux de fèves à la fraicheur de légumes et gelée de betterave,jus à l’ail des ours」というもので、鳩のローストに豆や茸を合わせたもの。
2番目はフォアグラのソテー。生フォアグラにも似た感じの、くどくない、あっさりした味である。
3番目は牛のフィレ。焼き加減はミディアムにした。
和牛のフィレとは異なり、肉の味がより直線的にしてくる、…肥後の赤牛にも似た感じの牛肉であった。
TGVから見たフランスの農村は、広大な牧地に牛を放し飼いにしていたけど、ああいうところで育てた牛が、このような健康的な味になるのでは、とも思った。
デザートは昨日同様に、手間暇をかけて造られた、複雑にして奥深きもの。
本場のフランス料理では、デザートも主役級といってよいくらいの位置にあることを再確認した。
ロワゾー、一日目は魚コースで、二日目は肉コースであったのだが、そうなるとそれぞれのコースが、かえってメリハリが乏しく、どうにも意図がよく分からなかった。
ただし、各料理の完成度や、独創性、それになんといっても美しさ。はるばる、この地に来て食べる価値のある、さすが三星レストランの料理であった。
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