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July 28, 2012

和食:夏の美山荘二泊目

 摘草料理の宿、美山荘にての二泊目。
 夏の名物メイン料理である「鮎の塩焼き」と「鯉の造り」は昨日と同様に出て来たが、他は異なる料理であり、美山荘の更なる魅力を楽しめた。

【先付】
1

 鮎の馴れ鮨。
 熟成のよくきいた馴れ鮨で、すでに鮎の香り等は吹っ飛んでおり、濃厚にして豊潤な醍醐の味。
 これは初っ端から酒の進む肴だ。

【八寸】
2

 八寸は蓮の葉に載せて、清涼感がたっぷり。
 季節の野菜は、オクラ、唐辛子、インゲン豆、ジュンサイ、それにゴリと合鴨。

【汁もの】
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 京都ならではの白味噌に、生麩。
 白味噌はやさしい甘さ。

【向付】
4

 琵琶鱒を燻製ふうに。
 豊かな味の魚である。

【鯉の造り】
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 琵琶鱒に続いて、鯉の造りも登場。
 今回のメンバーは宮崎の人たちであり、宮崎は小林市にも鯉の名店「泉の鯉」があり、そことの違いについて談話。
 結論からすれば、どちらも個性があり、とても美味しい。

【蒸物】
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 甘みの濃厚な坊ちゃん南瓜をくりぬいて、茸―山鳥茸(ポルチーニ茸と同じ種類だそうだ),卵茸を蒸したもの。花山椒も添えて、味と香りの豊かな食材が一斉に互いを強調しあう、にぎやかな料理。

【揚物】
6

 鯉はウロコを外してそれをカリカリに揚げてから、味噌で味付けした鯉の身を包みこんで揚げるという複雑な手間をかけての料理。
 鯉の味も良いが、このウロコの食感もまたたまらない。

【御凌ぎ】
7

 御凌ぎは鮎の鮨。
 こういうのを食べると、鮎が鮨のネタになぜならないかが、なんとはなしに分かったりする。
 それにしても、形と色の美しい鮨である。

【椀物】
8

 なんと7月末に松茸が。
 とはいっても京丹後のものではなく、こればかりは長野から取り寄せたもの。
 魚は当然鱧と思えるが、しかしじつは鯰なのであった。
 山の里にある美山荘では、鱧は出さないのである。
 出汁は濃い目の椀で、これに松茸、鯰がうまく拮抗している。

【焼物】
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 美山荘はまわりでいろいろと茸が取れるのだが、今回は「虚無僧茸」が取れたので、そのフレッシュな取れたて茸を焼物で。
 ただ炭火で焼くだけで、ここまで美味しい料理となる、これぞ調理の芸とそして自然の恵み。

【ご飯】
10

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 昨日は鮎雑炊であったが、本日は鮎の炊込みご飯。
 いやはや、鮎の香りに満ちた、超絶的に美味い炊込みご飯である。
 もともとの米もたいへん良いものを使っているので、それが鮎との相乗効果で、これだけでノックダウン級の素晴らしい料理である。
 今までで相当の量の料理を食べているのに、みなでお代りまっしぐらであった。


 美山荘、食材も豊かで、また調理の工夫も奥深く、食べていて底がしれない。
 常連W氏は、「美山荘は一泊はもったいない。連泊しないと本当のすごさは分からない」と言うが、たしかにその通りであると思った次第である。


【部屋:すもも】
Room1

View

 昨日とメンバー構成が変わったので、私は本日は一人で「すもも」に宿泊。
 この部屋は、他の部屋と異なり、一人で静かに過ごしたい人がおもに使う部屋のようである。
 この部屋、どうにも既視感がある。
 というか、俵屋の「寿」の部屋と天井がそっくりなのだ。
 美山荘と俵屋は、どちらも中村工務店が手掛けているので、ところどころ似通ったところがある。
 ただし、部屋のつくりとして、俵屋は凝集していき、美山荘は解放されていく、そういったコンセプトがあるようで、全体としてはまったく違った意匠になっているのもまた面白い。

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Comments

いやあ、いつ見ても素晴らしい写真ですなあ。

どうやら貴殿のカメラレンズに美山の生命が宿ったようです。

しかしくれぐれも無謀なツーリングはお控えになってくださいませ。。。

Posted by: 天ちゃん | August 02, 2012 at 11:17 PM

美山荘、宿と周りの風景と料理と、全て合して、日本でも最高峰の旅館と思いました。

ツーリングに関しては、とりあえず無事に宮崎に帰りましたので、まあよろしいかと。

でも、夏の京都の暑さは、どう考えても宮崎を越える辛さでした。
夏の京都のツーリングは、どても他人には勧められません。

Posted by: 湯平 | August 04, 2012 at 01:23 AM

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