不思議物件:合掌大門@由布市 正雲寺
由布院や別府を訪れたとき、B級スポットに興味のある人なら、一度は正雲寺に寄ってみることを勧める。
ただしそこに行くまでには、怪しげな山道(舗装道ではある)を車で通って行く必要があるので、ある程度の運転技術を持っている人に限るということになるが。
県道601号線の山のなかのくねくね道を行くことしばらくして、人家が見えだすと、正雲寺はすぐのところにある。
そして寺正面に、B級スポットマニアには有名な、かの「合掌大門」がある。
宗教施設というものが異界の範疇と考えるなら、この門は、「この先はこの世のものではありません。ここを通るには覚悟を決めてください」との宣言を告げるがごとく迫力あるものである。
とにかくこれを初めて見た人は誰でもぎょっとするであろう。
しかも、じつはこの門は一段グレードダウンされたものであって、以前は金ピカに塗られており、さらに怪しさ満点であった。
寺の所有者が変わったため、それでは怪しすぎるとのことで、そのような処置が為されたとのことだが、不思議物件愛好家としては、かえすがえすも惜しいことであった。
門をくぐれば、境内には巨大な金ピカ観音像が2体建てられていたり、良寛像や、一休さん像、仁王像、七福神像等々あったりと、どうゆう宗派の寺なのかよく分からん混沌が広がっている。
これも以前はもっと怪しげな宗教オブジェがあったのだが、それらを取り払って、また新たな施設をつくったりで…まだまだ整備中のようであり、この寺がいかなる方向に行くのかは不明である。
九州には、怪しさ楽しさいっぱいの寺院として、長崎西海市の「西海楽園」というものがあったが、そこが廃寺となってしまった今、九州の代表的存在として、正雲寺には是非とも頑張ってもらいたいものだが、さてどうなることやら。
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