不思議物件:延岡の謎の塔
半年ぶりくらいに延岡に来たら、街のなかに変な塔が建っていた。
市のまんなかにあるので、遠目にもたいへん目立つのであるが、その形というのがバベルの塔をスリムにしたというか、木製ブロックの積み立て物というか、スペースシャトルの木製発射台というか、…なんともなんのためにあるのかよく分からない奇妙な形の建物である。
東京スカイツリーを代表として、日本の各自治体ではランドマークとなる高層タワーを作るのが流行ってはいるので、延岡市も遂にそれに手を出して、変なオブジェを作ったのかとも思ったのであるが、それにしてもこの塔は高すぎる。
周囲の建物と比較するに、これはどう見ても100mを越える高さの塔である。
基礎工事とかを考えると、たかが半年くらいでここまでの高さの塔が建つはずはない。いかなる突貫工事をしようが、九州にそんな技術力を持つ建築会社があるとは思えぬ。
これぞ、まさに不思議物件。
場所からすれば旭化成敷地内であるので、旭化成が、何かのイベントで社の総力をかけた超技術を用いて、この不思議物件を建てたのかしらんとか思ったが、…ん? 旭化成?
と、旭化成の名をよく考えれば、この建物の正体はあっさりと判明した。
はい、旭化成の延岡名物、大煙突だったんですね。
おそらく修理かメンテナンスのために周囲に足場を組んで、煙突を覆っていたのであろう。
そして実際数週間後には、(たぶん)きれいになった大煙突が元の姿を現していた。
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Posted by: キヨシ | April 26, 2012 08:25 PM