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April 14, 2012

映画:バトルシップ

Battleship

 日本人俳優も配役した、大金をかけたユニバーサル社100周年記念の戦争映画ということで、スピルバーグ監督の「1941」みたいな壮大な馬鹿映画を期待して(すでに予告編がその気配濃厚であった)、観に行った。

 …俳優のトンデモ演技とCGの無駄な豪華さが売りの映画だろうな、と勝手に予想していたが、なんのなんの、しっかりした脚本の映画であった。

 宇宙観測をしていて、地球に似た環境の惑星があることを発見した科学者たちが、未知の知的生命体の存在を期待してハワイの高性能通信器と人工衛星を使い、その惑星に向けてメッセージを発信する。
 そのメッセージを受信して、惑星の知的生命体が地球のハワイに向けて宇宙船5隻でやってくる。しかその惑星と地球の物質は微妙に異なっていて、互いにレーダーでの観測ができない。目が見えないような状態で地球に近づいた結果、地球の人工衛星に一隻がぶつかってしまって破壊され、そして残りの4隻が太平洋ハワイ沖に着水する。
 ところが、たまたまそこで多国籍群の合同海軍演習(Rimpac)が行われており、宇宙人たちはいきなり軍艦に囲まれることになる。これはたまらないと、彼らはシールドを張って、ハワイ周囲に誰も入られないようにして、ハワイ島の攻撃を行う。彼らがそういうことを行うのは、たまたま破壊されてしまった一隻に重要な機能があったゆえの切実な理由があったのだが、間の抜けたことに、そのシールドのなかに合同演習群の3隻が残っていた。
 そのため、お互いよく状況がよく分からないまま、意思の疎通もままならぬ二種の知的生命体は、戦いに突入してしまう。
 宇宙人は恒星間飛行ができる超科学文明を持っているわりには、その宇宙船の戦闘能力はそれほどのものでもなく、防御機能にも難がある。たぶんその宇宙船は軍艦でなく偵察船だったのだろう。
 それでも流石に地球を凌駕する文明の持ち主なので、合同海軍3隻を沈没させることには成功。

 ところがハワイにはまだ軍艦が一隻残っていた。

 ここで映画題名の「BATTLESHIP」の意味が初めて分かる。
 3隻の生き残りの、頭に血が登った士官たちとそのサポート隊一同が、BATTLESHIPに乗り込み堂々と出航する。
 それからの戦闘は、胸熱くなり、心躍り、たいへん盛り上がるところである。この場面のために冒頭から伏線がひかれていたわけで、いい脚本だ。
 …ただ、攻撃目標の宇宙人が全然悪いやつに思えず、やっつけてもカタルシスを味わえないのは、ここは脚本の欠陥だな。

 でも、ユーモアあり、ロマンスあり、バトルあり、全編通して面白い映画であった。

 そうそう、浅野忠信は、この手のハリウッドでよくある名前だけ出てくるチョイ役かと思ったら、縦横無尽に活躍する、副主人公なみの役であった。
 それも観ていて、うれしかった。

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