高知編(2) 室戸岬→高知市 96.6km
台風の名所でもある室戸岬。
台風の時期ではないのだが、それでも朝から風が強い。そして、西風なので向かい風である。冬になってからは、風向きはずっと西風だな。
本日は太平洋沿いに国道55号線をずっと走行する予定。
黒潮の国高知は、亜熱帯のイメージがあったけど、走行中見つけましたブーゲンビリア。…でも、なんで今の季節に咲いているのだろう?
高知は太平洋に面しているため、漁業が盛んである。
港も多く、そしてある港では、底引き網を整理修繕しているようだが、港いっぱいに広げていた。
…底引き網ってでかいなあ。
それに海岸線が凹状にずっと延びているが、先の遠いこと。高知県が大きなことを実感。海岸線の遥か先端が足摺岬なわけだが、予定では、あそこまで行き、さらに瀬戸内まで行くのである。はあ、大変だ。
四国一番のトップスター弘法大師は、いろいろなところにその行跡が残されているのだが、こういう看板も。
「ゴミを捨てないで下さい!! お大師さまが見ています」
四国では、弘法大師は現役の存在なのである。
国道55号線を走るうち、サイクルロードが並走していたので、それを使っての走行とした。
海岸線沿い、松林のなか、堤防の上、等変化に富んでいておもしろい道であった。
この道をもう一人サイクリストが走っていた。
長距離ライドの格好をしていたが、それは、ママチャリの前かごに荷物を満載し、後ろの台には毛布と布団をくくりつけていた。そして漕ぎ手は、どう見ても10代の少年であり、なんか家出少年の雰囲気であった。
荷物多載のサイクリストは珍しい存在なので、遭遇したら会話をかわすことが多いのだけど、今回ばかりは、この少年にはどうにも複雑な事情がありそうであり、とても声をかけられなかった。
今回の彼のサイクリングがただの青春の冒険の一頁ならいいのだけど、たぶんそんなもんじゃないのだろうなあ。
高知の有名な名物といえば二つあり、そのうちの一つ「坂本龍馬の銅像」を見に、桂浜へと向かった。
桂浜へは、浦戸大橋を渡っていかねばならないのだが、この橋、上下の部分がやたらに急傾斜であり、自転車では渡るのに苦労をした。
太平洋をじっと睨みつける坂本龍馬の銅像。
坂本龍馬は全国を駆け巡った人であり、あちこちにその名を刻んだ場所がある。
しかし、よく考えれば桂浜って、龍馬の活躍とはあんまり縁のない場所とは思うのだけど、…まあ、「坂本龍馬」は高知の観光財みたいになっているので、これはこれでよいのか。空港だって、その名前になってるし。
桂浜を過ぎ、本日の宿泊は高知市。
県庁所在地って、どこも似たような造りであるな。
夕食は、地元の人気寿司店らしい「土佐鮨処康」へ行ってみた。
高知に来て、なぜ鮨?という突っ込みはあるだろうが、ここ三週間ほど鮨を食っていなかったので、食いたくなったのである。
それに高知の名物料理といえば、「鉢皿料理」なんだろうけど、あれを一人で食う気はしない。
この店の鮨で地元のネタは、清水サバ、金目鯛、ノドグロ(金目鯛を取るついでに少ないながら取れるそうだ)といったところ。
シャリ、ネタあわせ全体的には、いかにも地方の鮨という感じである。
【はりまや橋】
食事を終え、高知のもう一つの名物「はりまや橋」に寄ってみた。
「日本三大がっかり名所」の一つであるが、最初から小さい橋という予備知識を持っていたもんで、それほどがっかりできなかった。
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