高知編(5)土佐久礼→四川万中村 69.7km
四国南側の幹線道路国道56号線は土佐久札から海岸線より離れ、山に入っていく。本日も天候はよくなく、小雨が降っている。
道はずっとゆるい登りであったが、だんだんと勾配を増していく。この登りはいつまで続くのだろうと思っていたら、「七子峠まであと3km」との標識あり。
登り始めから数えて、この峠へは約5kmの距離をかけて登っていく、けっこう大きな峠である。
峠への道は当然ながらずっと登り道であり、雨が降ってるなか体力を消耗させてくれる。
どんな峠であっても、ペダルを回すうち必ず着くわけで、なんとか到着。
ここから下りと思いきや、ちょっとした高原みたいな地形であり、平坦な道が続いた。
道はようやく下りになり、下り切ったところで、ポンと海岸線に出た。
鹿島ケ浦という湾で、なかなか風光明媚なところだ。
これからしばらく眺めのよい海岸線に沿って走るが、それからまた山に入っての走行になる。
山道は下りが滑りやすいのでいやなのだが、さいわい午後からは雨は上がり、道路も乾いてくれた。
本日は、四万十市というところに泊。
「四万十市」というと分かりにくいけど、四国の旧中村市といえば分かりやすい。有名人がけっこう出ている都市だし。(幸徳秋水とか、中島丈博氏とか、森雛二氏とか)
四万十市はその名前のとおり、四万十川のほとりにある街で、鰻、ゴリ、川海老、鮎なんかが名物だ。
今の季節は鮎はいないので、鰻を食おう。
宿近くの居酒屋に行き、まずは鰻の白焼きを肴にビールを飲む。
これは高知の名物、ちゃんばら貝。
貝の蓋が刀みたいな形をしているから、そういう名前がついているそうだが、コリコリした食感がよく、ビールのつまみとしてもgood。
四万十川の川海老を唐揚げで。
これもじつにビールによくあうつまみである。
ひたすらビールを飲んだ夜であった。
翌朝は、四万十川名物の佐田沈下橋を見に行った。
正面から見ると、「沈下橋」らしい侘しさのようなものがある。
沈下橋は低予算で簡易的に造られる橋で、大雨のときは水没することが特徴である。
全国に200くらいあるそうだが、そのなかでこの佐田沈下橋が最も有名。おそらく沈下橋にしては、規模が大きいからであろう。
この佐田沈下橋、横のほうから見ると、橋脚はけっこう高くずいぶん立派に見える。
これが沈下するときって、よほどの大水害レベルが起きたときじゃないの?と不思議にも思った。
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