愛媛編(3) 八幡浜市→松山市 69.3km
四国は暖かいところと勝手に思っていたが、1月になり寒い日が続いており、今朝から小雪が降っている。
雪の降るなかを自転車で走るのは辛いのだが、走らねば進まない。きっちりと防寒対策をして出発。
八幡浜市は天然の良港であり、周囲を山に囲まれた地形になっているので、ここを出るためには山を越えねばならない。
ただし、四国は北と南では地形が異なっており、愛媛~香川は高知と比べて地形がなだらかなので、山越えもそんなに厳しくはない。
八幡浜市からは378号線を道なりに走行。
愛媛ではこのような海沿いの斜面のところは蜜柑畑となっているのが約束事である。
走行中、海岸線で見かけた微笑ましいオブジェ。
地元の小学生がつくってみたものらしく、造りは雑なところがあるが、それがかえっていい味を出している。
ディズニーとかは著作権にやたらうるさいようだが、ジブリはそういうものには鷹揚なようで、ジブリキャラクター、なかんづくトトロは全国各地、いろんなところに出没している。
山を越えれば、378号線は基本的にはフラットルート。
この区間では風は南西から吹いていて追い風である。たいへん楽をさせてもらった。
走行中、海岸の見晴らしのよい公園があったので、ここで休憩。
園内には小さなモアイ像もある。
観光地でよく見かけるモアイ像の群は普通はみんな同じ方向を見て並んでいるけど、ここのは各々が微妙に向きを変えており、妙な不均衡さがあって面白い。
海沿いのフラットな道を走り、松山市の手前で小さな山を越えて、松山市へ到着。
小高い丘に松山城が見える。
松山市といえば道後温泉であるが、寒い中行って帰るのも面倒くさく、そしてホテル内の大浴場は奥道後温泉の湯を引いているとのことで、ここで温泉を楽しみ、冷え切った身体をあたためた。
松山市での夕食は、「寿司すみもと」にした。
この自転車旅行は、「全国有名寿司店食べ歩き(走り)」というテーマもあり、各県訪れるたびに有名どころは大体探訪したのだが、四国では全国レベルで名の知れた寿司店って「すみもと」くらいしかなく、今回が四国に来て初めてそのテーマの実行となる。
店主は東京で鮨の修行をして、そしてツマミ系統は大坂で修行して、腕をみがいた。
そして、地元で美味い寿司屋をやるぞとの意気込みで帰ってきた職人。
ツマミ、寿司とも微妙なツッコミどころはあるのだが、そのへんについて聞いてみると(6時から7時半までは貸し切り状態だったもので)、それぞれに独自の工夫があることを知り、なかなか面白かった。
私が現在自転車で全国の寿司店を巡っている途中で、どこそこの寿司店に寄りましたとかの話をすると、あそこの店主は私の兄弟子だったのですがどうでしたかとかの突っ込みもあり、この世界は狭いなあと改めて実感。
食事の内容は、ツマミは、太刀魚南蛮漬け、蒸し鮑、鮑肝、子持ち昆布、造り(鯛、平目、鯵)。握りは平目こぶ締め、鯛、コハダ、赤身ヅケ、中トロ、大トロ、車海老、鯖こぶ締め、ウニ、椎茸(名物)、煮ハマ、キスこぶ締め、穴子、厚焼き卵、赤貝とかんぴょう巻きで〆。
ひさしぶりに真っ当で本格的な鮨を食べられ、満足いたしました。
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