香川編(2) 高松市 讃岐うどんサイクリング 60.2km
土庄港。
四国側からはこの港が小豆島の入り口である。
歓迎文が、英語・ハングル・中国語2種で書かれており、外国の人がけっこう訪れるみたいであった。
フェリーで進むうち、高松市が見えて来た。高層建築が立ち並び、けっこうな規模の都市のようである。
予定としては淡路島経由で四国は徳島に上陸のはずであったが、結局はまったく違うルートにて四国上陸となった。臨機応変というか、行き当たりばったりというか、とにかく何とかなるものである。
さて、香川といえば讃岐うどんの聖地である。
自転車使って、讃岐うどんツアーをやってみよう。
高松市内の有名なうどん店ということで、まずは「うどんバカ一代」から。
なんとも素敵なネーミングの店である。
うどんは、いかにも讃岐うどんという感じの、腰の強いというか固いうどん。歯ごたえあります。
次は「ディープ」なことで有名な「穴吹製麺所」。
この店、郊外のなんの目印もないような辺鄙なところにあるため、たどり着くのが大変との評判がある。
たしかに細い農道の奥にあるので、自動車だと大変だとは思うが、そこは自転車の機動性を生かしてあっさりと到着。
ここのうどんは、柔らかめで、そのぶん小麦粉の味がよく分かる、「腰より味」という感じのうどんであった。
テーブルの上の大きな鍋のなかには、天ぷらがたくさん入っています。
172号線を走り、人気店の「池上製麺所」に行こうとしたら、50人以上の大行列だったので素通りし、その少し先にあった「むぎ尾」に入った。
ここは、うどん専門店ではなく、蕎麦もやっており、田舎の定食屋という雰囲気の店であった。
うどんもそんな感じの、標準的弾力と固さ。
むぎ尾の次は、東へと向きを変え、県道13号線を走り、人気店の「もり家」に行こうとしたが、ここも大行列であったので、途中で一軒看板を見かけた「はな庄」へと戻った。
ここのうどんは、非常に気に入りました。
写真でも分かるように、見た目は艶やかで、瑞々しく、たいへん美しい。
そして食べてみれば、ぷるんぷるんと弾け、そして咽越しはなめらか。
これは本場でしか食べられないたぐいの、完成度高い讃岐うどんに感じられた。
さて、4軒続けて、「冷やぶっかけうどん」を食べて来たら、なにやら胃に違和感を感じだした。
胃が冷ややっこいというか、胃に限局して寒さを感じるのである。
これは胃を温めないと、と思い、次はかけうどんを食べることにした。
讃岐うどんの弾力は冷やで食べるが分かりやすいとは思うが、かけうどんでも、それなりにしっかりした弾力を楽しめるのであった。
讃岐うどんサイクリング、最後の〆は有名店の「山田家」で。
この店は、今までの店とは少々違っており、観光客メインでやっているような感じであった。
外見も、店の中も「うどん高級店」という雰囲気で、そして値段も高めの設定である。
うどんは普通に美味しかった。
讃岐うどん、6軒回ったところで、終了。さすがに満足した。
香川といえば、県内各地の名店を巡る讃岐うどんツアーが名物であるけど、店の多くは駐車場がないような小さな店であり、車を使うとけっこう不便であると思う。
その点、自転車を使えば、機動性はあるし、駐車場の心配はいらないし、しかも食べた分のカロリーを自転車を漕ぐことによって消費できるので、食べる量を増やすことができる。すなわち、訪れる店を多くすることが出来る。
というわけで、讃岐うどんツアーをする人には、是非ともサイクリングを勧めます。
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