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January 31, 2012

広島編(4):広島市→宮浜温泉 石亭 27.7km

【朝食】
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 シティホテル系のバイキングスタイルの朝食は、たくさんの種類の美味しそうなものが並んでいて、それらでワインなりビールなりを飲むとじつに優雅な午前を過ごせるなあとよく思うが、じっさいにそれをすると一日が使い物にならなくなってしまうので、自転車走行のカロリー分のみを食べることにする。
 今日は隣の廿日市市までの30km弱程度の短距離なので、朝食(+昼食ぶん)はこれくらいにしておこう。

【ドービニーの庭@ひろしま美術館】
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 ホテルの近くに、ひろしま美術館がある。この美術館にはゴッホの晩年の傑作「ドービニーの庭」がある。この絵は数奇な来歴をたどり、日本に今あるのが奇跡のような絵なのであって、広島の宝といってもよいものである。
 この絵に描かれている建物、植物、木々、人、庭、その全てが、この世に存在することの喜びに満ちあふれた、ゴッホ特有の生命が輝く、生命讃歌のような絵である。
 ただしこの絵の完成後2週間してゴッホが自殺したのも、作品に複雑な陰を与えている。

 この絵には色々と謎があり、その一番の謎に「消えた黒猫」がある。
 ゴッホの手紙からは、この絵には、絵の精神の核となる黒猫が、絵の左下に描かれていたはずだが、現存の絵にはその姿はない。
 「黒猫はどこに行ったのか?」の謎を、ひろしま美術館は徹底して科学分析を行い、その謎をほぼ解明しており、その詳細な資料が美術館に置かれてある。

 そのネタバレはここではしないけど、絵が好きで、ミステリも好きな人にはたまらないストーリーであり、そういう人は広島市を訪れたとき、ぜひともこの美術館にもよりましょう。

【原爆ドーム】
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 絵をみたあと、宮浜温泉に向けて出発。途中に、世界遺産の原爆ドームがあった。
 人が人に対していかに残虐になれるのかを今に伝える、この貴重な遺産は、現在修復中であった。

【石亭@宮浜温泉】
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 料理が美味しいことで有名であり、一度訪れてみたかった「石亭」に到着。
 この旅館、国道から少し離れた小高いところにあり、そこまでの道が10%を超える急傾斜であり、立ちこぎしないと登れなかった。着いてから「自転車で来るには大変な宿ですねえ」と言ったところ、「すみません、でも自転車で来る人は滅多にいません」と答えられた。まあ、そうでしょうね。

 石亭はその名庭で有名でもあるが、たしかに背景の瀬戸内海と宮島とよく調和した見事な庭である。惜しむらくは、冬ゆえ樹が枯れているが、これはこれで風情がある。

【夕食@石亭】 
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 さて、お目当ての夕食。
 ・・・量と種類が半端じゃねえな。
 そしてお造り、八寸、椀物、焼物、その全てが美味く、それらを全部食べて、それからの〆の名物料理穴子飯までしっかり食う。

 〆の穴子の炊き込み御飯は穴子で満ちていて、穴子+穴子の味をたっぷり吸った御飯とで、まさに穴子!飯である。
 腹いっぱいになって、満足至極。

【夜の庭】
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 庭は夜はライトアップされていて、枯れかけた紅葉の木がそれに映え、美しい。
 庭を眺めたのち就寝。

 ・・・と真夜中に目が覚めた。
 障子を隔てた隣の部屋になにやら気配がする。ごそごそと不規則なリズムでなにかが歩いているようで、もしや幽霊?とか思ったが、足のある幽霊も変だし、幽霊なら人に危害も与えないだろうと、そのまま寝ることにしたが、やっぱり気になって寝られない。そういう不気味なものがこっちの部屋に突然入って来るようなことがあるといやなので、その正体を調べるために起きて、障子を開けてみた。
 しかし何もいない。それで明かりをつけてよくよく観察すると、エアコンの振動にあわせて、机の置物が妙なリズムで音を出していたことが判明。
 ほんとに幽霊だったら、一生使える話のネタにはなったのだが、いわゆる枯尾花というやつであった。
 原因を取り除き、それから改めてぐっすりと眠った。

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