愛媛編(1)竜串→宿毛→宇和島 101.2km
竜串からはしばらくは海岸線に沿っての走行。
地形が入り組んでいて、アップダウンもけっこうあり、体力を要するルートが続く。
走るうち、形のよい岬が見えてきた。
これが足摺岬に続く、岬の名所の叶岬である。
ここからは海岸線を離れ内陸部に入るが、高知特有の地形で内陸部はすぐ山なので、やはり険しい道が続く。
宿毛あたりでようやく道は平坦になるが、宿毛からまた海岸線に道は入り、ここもまたアップダウンが激しい。
その厳しい海岸線には、このようなスルメの大群がいくつもあり、心を和ませてはくれる。
こういう潮風に干されたスルメは、さぞ美味しいであろうな。
国道56号線を走るうち、ようやく県境に達した。
このトンネルの向こうは愛媛である。
これでようやく高知県から出ることになる。高知県は大きかったなあ。四国は香川・徳島・高知と走ってきたが、高知は別格に大きかった。四国の半分は高知が占めていると思うくらい。
じっさい、四国って県のバランスがどうもおかしい。
愛媛をずっと走り、本日の宿泊地宇和島に到着。
久々に走行距離は100kmを越え、さらに相当な高さも登ったので、かなり疲れてしまった。四国の自転車行では、今回のルートが最もハードであった。
夕食は宇和島では有名な寿司店らしい「江戸風男鮨」にて。
ここは江戸風と名前がついているが、白身魚の熟成が売りであった。近くに良港のある宇和島では、鮮度のよい魚が手に入るのだが、それを敢えて寝かすことにより旨みを増させ、新鮮な魚に慣れた地元の人に新たな魚の魅力を提供しているみたい。
じっさいに、素材もなかなかよくて、それに熟成の手間をかけることにより、店主独自の鮨となっていました。
ここの店主と話をしていて、宇和島の名所などを教えてもらううち、私が「宇和島の有名な人物って、伊達宗城しか私は知らないんですけど、誰か他にいますか」とたずねると、「ここではないけど、近くの八幡浜市が二宮忠八の出身地です」とのこと。航空機設計の先駆者である二宮忠八氏とは、ずいぶんマニアックな人が有名人になっているんだなあ。
さらに店主は、「あ、そうだ。今はもっと有名な人がいます。宇和島徳州会病院の万波医師です。なにしろ、あの人の手術を受けるために、全国からたくさんの人が宇和島を訪れていますから」とのことであった。
どの地方も、時代の流れにより、いろいろな姿をみせているのである。
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