京都編(7) 京都市(柊家)
年末年始は自転車には乗らずに、ゆったりと過ごす予定ゆえ、朝食はビールとともにいただく。
朝から優雅な気分にひたれます。
八坂神社から四条通り、切り通しと行き、今日の宿、麩屋町通りの「柊家」へ自転車を置きに行く。
柊家も歴史の長い宿であるが、北海道から自転車でこの宿に来たのは私が初めてだろうな。…って、向かいの俵屋のときでも書いたか。
京都市内の散策は、京都の台所錦市場を。
いやはや年越しのために買い物をする人達で、身動きできないほどの人の数であった。
こういうところに来ると、このときばかりと人が集まる、年末の雰囲気がよく分かる。
二条の東宝シネマで、映画「ニューイヤーズ・イブ」を観た。
ニューヨークのニューイヤーズ・イブ(大晦日)の、年越しイベントを軸にした、数々の人間ドラマを描いた作品。
本来は明日31日に観るのが適切な映画であろうけど、早く観たかったので本日に。
この映画、出演者が、ロバート・デ・ニーロ、ヒラリー・スワンク、ハル・ベリー、ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファー、アビゲイル・ブレスリン、ジョン・ボン・ジョビ…といった名スターがずらりと並び、ギャランティーだけで製作費吹っ飛んでしまわんかい?と余計な心配をしてしまう。
その名優たちが、年越しという、一年の最も特別な時のなかで、恋愛あり、和解あり、再会あり、といくつもの人間ドラマを演じ、…観るほうにも、「年が明ければ、自分にもいいことがあるのではないだろうか」と、ほのぼのした感動を与えてくれる秀作。
良かったです。
ただ、この映画観たせいで、すでに気分は年越しになってしまい、明日の大晦日がどうでもよくなってしまった気がしないでもない。
映画を観たのちは、柊家に戻る。
大女将が挨拶に訪れ、いつもながら元気のお姿で、…と言いたいところであるが、いつもの着物姿ではなく、ジャージルックである。
なんでも先日転倒して骨折してしまい、和服での挨拶はきついとのことで、しばらくこの格好だそうだ。しかし歩く姿にはとくに問題はなく、そして、こういう文化遺産のような人が現役で仕事している姿を見ると、「京都の旅館の精神」のような、尊いものを感じます。
京都では慣れ親しんでいる柊家の料理。
ここの料理は典型的な「京料理の御馳走」。
独特の華やかさがあり、分かりやすい美味しさがある。
…ただ、量の多さがきついのがちょっと難。
御馳走攻撃!という感じもあり、食事が終わるときは、腹いっぱいの満足感に満ち、そのまま一日が終わってしまいます
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