愛知編(2) 名古屋市 忘年会1日目
世間は年末の連休である。
連休とは関係なく日々を過ごしている私であるが、この連休は、食通氏たちが名古屋に集まっての忘年会があるので、それに参加するべく私も名古屋へとやってきた。
参加者は、九州の者は飛行機で、東京の者は新幹線で来たわけだが、私は北海道から自転車である。
なぜ名古屋で忘年会?というわけは、主催者が名古屋在住なのと、この時期ジビエが最も美味しい店が岐阜にあるので、そこで忘年会を開くから、という理由による。
昨夜名古屋に到着していた私は、昼間は映画を2本、年末の話題作「MI4」と「リアルスティール」を観て、それから名古屋駅前に行き、そこで参加者全員と合流。ワゴンタクシーに乗って、1時間半ほどかけて岐阜瑞浪市の「柳家」に到着した。
日本で最高峰のジビエ料理を食べることができると評判の「柳家」。
ここを経験するのはけっこうハードルが高く、まずやたらに不便なところにあることと(良い素材を手に入れるためには仕方ないのである)、それと参加者が4名以上でないと予約ができないことから、九州在住の者としてはこういう機会がないと、滅多に来られるものではない。
柳家は、囲炉裏をみなで囲み、目の間でジビエが炭火で焼かれる方式。
焼け焦げる肉と脂の香りが、食欲をぐんと刺激いたします。
出されたものは、
・野鳥の丸焼き
・仔鹿ヒレ+ロース
・猪
・羆
そのあと、しし鍋、芋粥で〆となる。
いやはや、驚きました。
私は今までジビエを、いわゆる獣くささ、野性の味を楽しむものと思い、変化球的な食材と思っていた。
しかし柳家の料理は、野生の肉がいかに澄んだ、肉の旨さをストレートに示す、自然の恵みそのものなことを教えてくれた。とりわけジビエの脂なんて、くどくもしつこくもなく、ただただ純粋に美味いので、いくらでも食えることになる。
新たなる食の世界の魅力を、岐阜の山奥で知りました。
そしてワインは九州のW氏秘蔵のDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)の赤ワインがぽんぽんと開く。これがジビエにじつによく合う。
DRCをW氏が用意したわけは、全国から集った食通氏たちに、九州のワインマニアの矜持をみせるとの意気だったそうだ。その意気やよし、といったところではあるが、…いったいいくらかかったんだろう。
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