滋賀編(3) 亀山→甲賀→浜大津 80.1km
亀山市を出発して、とりあえずは甲賀市方面に向かう。
遠くに見える県境の山はうっすらと雪がかぶっている。
これから峠越えなんだが、いやな予感がする。
高度をどんどん上げていくと、寒くはなるが、雪の積もりはさしたることはない。
山には軽く積もっているけど、道路にはまったくない。
ようやく県境の峠になる鈴鹿トンネルに到着。
ここが1号線の最高点となる。
ありがたいことに道路にも、また周囲にも雪はまったくなかった。
昨日の愛知と比べると、ずいぶんな違いである。
日本は地形が複雑なだけあって、県ひとつ違うだけで、気候がまったく異なっている。
甲賀といえば、伊賀にならぶ忍者の聖地。
忍者好きとしては訪れざるをえないであろう忍者屋敷へと行ってみた。…いや、べつにそんなに忍者は好きではないのだが。
しかしなんということか、甲賀忍者屋敷は、昨日から年末年始の休みに入っているのであった。
年末年始って、絶好の稼ぎ時と思うんだけどなあ。
甲賀市は忍者で有名だが、また信楽焼の里でもある。
それゆえタヌキの置物が街中、ゴロゴロしているのだろうと思って、タヌキを探しながら走行したが、やっとこの変なタヌキを一匹みつけた。
タヌキが予想以上に数が少なく、おかしいなあと思っているうち、ドライブイン「たぬきの村」の前を通ると、やはり大中小のタヌキがずらりといました。
大きなのは、3mはあります。
信楽町からは県道16号線を通り、琵琶湖へと出た。
琵琶湖湖畔に自転車を止めて休憩していると、ママチャリに生活道具を満載したホームレスっぽい人が前に立ち止まり、話しかけてくる。自転車生活長き先輩は、「荷物をいっぱい積んだ自転車を漕ぐ秘訣はブレーキの効きにある」とかの話をし始め、しばしブレーキ談義となった。
前に滋賀に来たとき同様に、浜大津に宿泊。
滋賀ではここが交通の要所となる。
宿は前に泊まった「ホテルブルーレイク大津」にした。前泊まったとき、自転車で私が来たことを知ると、自転車を隣の施設の室内に止めさせてくれたので、「自転車に優しい宿」と認識したからである。
夕食は、宿近くの寿司店「長吉」にした。
ネタケースのネタはあんまりやる気がなさそうであったが、適当にそれを選んでそれを飲んでいた。店主と雑談するうち、ネタケースの中以外にも、面白いツマミがあることが分かり、それを頼んでみる。
まずは、琵琶湖名物鮒寿司。
じつは私は鮒寿司って初めて食ったのだけど、和風のブルーチーズをまとったパルマハムみたいな感じで、酸味と食感が独特であり、これはいい酒のアテとなる。
続いては、琵琶湖名物モロコ。
京都料理の主役級の魚モロコは、たいていは軽く味付けして出て来るのであるが、店主に言わせると、モロコは素焼きが一番美味しいとのこと。
というわけで、モロコの素焼きにしたのだが、モロコって川魚特有のクセがあって、素焼きだとそのクセが出過ぎの気がしないでもない。まあ、慣れるとこれが美味く感じるんだろうな。
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