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December 12, 2011

岡山編(2) 津山→岡山市 68.3km

 津山で一番有名なのは、やっぱり「津山事件」ではあろう。
 日本の犯罪史上でも有数の特異な事件であるゆえ、小説の題材にもよくなっており、80年近く経ってもいまだ忘れられることはない。
 ただ、有名だからといって、気軽にかつての事件の地を訪れるようなものでもなく、結局パスして、岡山市へとそのまま向かった。

 さて、この自転車旅行は「全国有名寿司店食べ歩き」も兼ねており、そして岡山には全国的知名度を誇る寿司店「ひさ田」があり、これは外せない。
 というわけで「ひさ田」を予約。
 「ひさ田」は赤磐市桜ケ丘というところにあり、岡山市からはずいぶんと離れている。だから赤磐市に泊まろうかと思ったら、…宿自体がまったくない。その界隈では、岡山市に全部宿は集中しているようで、周辺の市はそこからJRを使って行くしかないようであった。

 しょうがないので岡山市のホテルに宿泊し、JRとタクシーを使って「ひさ田」へとたどり着いた。

【ひさ田】
Photo

 肴は
 ・渡り蟹、蟹味噌の酢和え
 ・河豚刺、白子を摺ったものを乗せて
 ・水ダコと山葵の茎
 ・脂のよくのった鰆、皮を少々炙って
 ・クチコ炙り
 ・モッツァレラチーズのヅケ

 鮨は、寒鰤、海老、赤貝、鱚、烏賊、細魚、アコウ、雲丹、玉子、穴子、干瓢巻きといったところ。

 どの料理も、素材が良いのは当然として、ちょっとした寝かせ方、煮かた、〆方、炙りかた、酢や醤油の使い方等が、非常にsharpでclearであり、綿密な計算に基づいた、…なんというか理系的な肴や鮨に思えた。
 つまりはどの料理も、その料理がそうあるべきであろう美味さのツボに、ストレートに入って来るので、たしかにこれはクセになる美味しさだ。ひさ田独自の世界であろう。
 全国から客が集まって来るのもよく分かる。

 …ただし、この店の辺鄙さはどうにかならないものかねえ。
 この地に出店したのは、親父が店をここに出してくれたというくらいの理由なのであるが、この地に店を構えて既に18年。常連客からは、もっと便利なところに移ってくれよとしょっちゅう言われるも、まだまだこの地で頑張りますよと、ニコっと笑って言われた。

 写真は「ひさ田」の名物、モッツァレラチーズのヅケ。
 モッツァレラチーズをヅケにするという発想の飛躍が素晴らしいが、そうして出来た料理は、これはこうすべきという説得感に満ちている。



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