岡山編(1) 倉吉→人形峠→津山 67.3km
山陰を今年初めて襲った大寒波も昨日より緩み、山間部にどっさりと積もったはずの雪も今日は溶けてきているはずである。
この機会を逃すと、自転車では中国山地を越えられなく可能性があるので、本日出発。
平野部を離れ、標高が高くなると雪国に突入である。
周囲の田畑には雪が積もっているけど、国道部はしっかりと除雪がなされている。こういう感じで、人形峠までもってくれることを願うが、山に入って行くにつれ、歩道部には雪が積もり車道しか自転車は走行できない状況になっていった。
鳥取岡山の県境は、かの有名な「人形峠」。
せっかくなので峠越えを目指したが、峠への道は雪で閉ざされており、結局バイパスである人形トンネルを通ることになった。
このトンネルは側道が狭く、ライトも暗く、自転車で走るには向いていないところであるが、車がほとんど通っていないのに助けられた。
トンネルを越えれば、岡山県である。これからは当分雪の心配はないであろう。
人形峠トンネルを越えると、道はひらすら下り道となり、ずいぶんと楽になる。岡山市までそのまま下って行くと、行きすぎになるので、本日はその中間点である津山市に宿泊。
倉吉で仕入れた情報によれば、津山市は「魚はダメだが牛は美味い」とのことである。作州牛というブランド牛があるそうだ。
ただ、あんまり牛は食いたい気分でもないので、他になにかあるかと聞くと、「行ったことはないけど、津山市にはジビエ料理を出す洋食の名店があるらしい」とのこと。
ネットで検索しても「津山でジビエ料理を出す店」というのは出てこなかったが、おそらくはこの店であろうイタリア料理店「シエロ」に行くことにした。
津山市での夕食はイタリア料理店の「シエロ」にて。
私の勘は正しく、「津山でジビエ料理を出す店」はこの店であった。店主自ら猟に行ってジビエを仕入れるそうだ。ただ残念ながら今年の中国山地は暖冬で、まだジビエが旬に至らず、本日はジビエの用意はなく、普通のメニューであった。
「シエロ」は、若い研究熱心な夫婦がやっている店で、岡山の地方都市津山でもワイン文化を広めようと活発な普及を行っている、いわゆる熱い店で、好感が持てた。
食材も地元のものをよく使ったもので、写真に示す日生の牡蛎を使ったパスタもいい出来だった。
津山を訪れることはもうないだろうけど、もし訪れる機会があればまた再訪したい店である。
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