新潟編(4)新潟港→佐渡両津
泊まったホテルに美術館が併設されていたので、展示されていたクレーやカンディスキーなどの絵を見たのち、ホテルのすぐ近くにある新潟港へと行きフェリーに乗って佐渡島へ出発。
運のよいことに今はサービス期間で、自転車の積み込料は無料であった。
…といってもトラック満載というくらい車がいっぱい乗っているフェリーのなかで自転車は私の一台だけであったので、あまり世の役には立っていないようなサービスではあるな。
新潟から佐渡島へ渡るルートは海なのに、「国道350号線」ということになっている。
どういう法律に基づくのかはしらないけど、それでこの海は国道なのだ。
佐渡島到着。
とりあえずは両津港近くのホテルへと。
駐車場横に自転車を止めてフロントで受け付けをすると、私の格好を見て、「自転車で来られたのなら、部屋に入れておいていいですよ」との応対。ありがたく部屋の玄関に入れたが、…たくさんホテルに泊まったなかで、室内持込み可のホテルはここだけであった。感謝。
佐渡両津港で夕飯目当てに散策。
佐渡は鮮魚が美味いだろうから、鮮魚系の鮨でも食おうかと、街中に「佐渡の魚直行」と書いている寿司店があったのでそこに入ってみた。
メニューにあった「佐渡産の魚の鮨三昧」というメニューを頼むが、あんまり佐渡っぽくはなかったなあ。
鮨食ったのちは、ホテルに戻って、Bar で〆ようかなと思っていたら、帰り道にもう一軒寿司店があり、なかなか美味そうな雰囲気がある。
中に入り、ネタケースを見ると、けっこうネタはいいものを置いていたので、それを肴にまた酒を飲む。
店主は60年以上を佐渡島で過ごし、佐渡島に伝わる平安時代からの歴史、そして店主の佐渡島での歴史等々、たいへん興味深い話を聞いた。
震災関連でいえば、今回の大震災では佐渡はさして被害はなかったけど、このあたりは地震の多いところであり、何度も被災している。50年前には大津波も経験しており、堤防を乗り越えて津波が町を襲うさまをリアルで見て、たいそう恐かったそうだ。
佐渡でずっと長く暮らし、奥さんを突然亡くしたのち、本土で暮らす子供たちは、本土に来るように言うのだけど、佐渡でずっと暮らしたいんだよなあ、としみじみと言う。
それぞれの地方があり、そこにそれぞれの人生がある。あたりまえのことながら、そのあたりまえのことが心にしみる。
佐渡といえば、「金山」と「佐渡おけさ」
ホテルにも観光用の踊り手が訪れ、佐渡おけさを披露。
一通り踊ったのち、宿泊客相手に踊りの講習会があり、私もいい加減ながら踊れるようになった。
軽やかなステップの入った、陽気な踊りである。
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