石川編(1) 富山市→高岡市→七尾市 75.0km
天気予報によれば、この後ずっと雨・雨・雨の日が続くようであり、…そしてそれが北陸の秋から冬にかけての常とのことなので、これからの自転車行は雨中の走行が当たり前となりそうである。
とにかく雨具を装着して出発。
富山県唯一の国宝である、瑞龍寺。
さすが加賀百万石前田家の菩提寺だけあって、大きな、風格のある寺院である。
雨のなかの寺院もこれはこれで風情があっていい。
国道160号線を走行していくと氷見を越えたあたりで道は海岸沿いになり、右手に富山湾を見ることになる。新潟から富山にかけての荒海と比べると、富山湾は穏やかである。
そしてしばらく走ると七尾市に入り、石川県となる。
富山県は実質2日ほどで通りぬけてしまった。東北各県、それに新潟県と比べると、富山はずいぶんと小さな県であることよ。
七尾駅近くのホテルに宿泊。
ちょうどプロ野球で日本シリーズをやっており、今日くらいにホークスが優勝を決めそうな感じだったので、コンビニでツマミを買いこんでビール飲みながらホテルで観戦というプランを立てたが、なんと当地では地上波で日本シリーズを放映していなかった。
しょうがないので雨のなか、外に飲みに出ることにした。
商店街を歩くうち、「幸寿し」という寿司屋が美味そうな雰囲気があったので、そこに入ってTVのチャンネルを日本シリーズにしてもらって観戦。
「幸寿し」は、江戸前と看板に書いていたけど、〆方はやさしく、白身は微妙にいじっており、能登前ともいうべく独自の工夫のある鮨であった。
富山湾近郊なら美味い魚はいくらでもあり、居酒屋とかでは当たり前のようにそういう魚を新鮮な刺身として出してくるわけだが、寿司屋ではそれを少しひねってこの店ならではの料理を出す、そんな気合の入った鮨であった。
この店は人気のある店のようで、地元の人たち次々と訪れて賑わっている。それでも、お任せ握りとお茶で、客がどんどんまわっていくところが、七尾市の食文化の成熟さを示しているなあと思った。
…ホークス、結局惜敗して、優勝は明日に持ち越されてしまった。
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