滋賀編(2) 彦根市→安土城→浜大津 67.2km
織田信長建築の安土城は日本近世の城郭の嚆矢であり、エポックメイキング的存在なのだが、あんまり観光名所にはなってはいない。じっさいに観光客も少ない。
そして、行ってみて理由が分かった。
安土城は、安土山そのものが城塞となっていて、とりあえず訪れるべき信長廟、天守閣跡には登り勝手の悪い石段をひたすら登って、安土山の頂上まで行かねばならない。傾斜も厳しく、道も荒れており、これ、ある程度山慣れしている人じゃないと途中でめげるだろうな。
それでも、汗をかきかき天守閣跡まで行けば、小高いところから広々とした琵琶湖を見渡せ、「絶景かな」とか言いたくなり、往時の信長公の気分にひたれる。
今日も穏やかな天気であり、自転車日和であってサイクリングして気持ちよい。
しかし滋賀県は小さな県であり、調子にのって走りすぎるとすぐに京都府に抜けてしまうので、走行距離は67kmに止め、大津市でストップとした。
本日は浜大津駅近くに泊。
ホテル近くの洋食店「湊町倶楽部」で夕食。
滋賀県名物は「鮒ずし」に「近江牛」といったところ。
洋食店には鮒ずしはないので、近江牛を食ってみることにした。この店の名物らしい近江牛を100%ミンチにしてのハンバーグをコースで注文。
肉汁豊かな美味しいハンバーグであった。
大津に泊まったのち、明日は一気に大阪に抜けようと思ったが、報道によれば京都は紅葉が始まったとのことである。それで、明日は京都に泊まり紅葉見物でもしようかと思った。
ならば夜は京都で食うことになるが、…鮨を食うか。
寿司店をいろいろ考えるに、そういえば祇園の「鮨まつもと」で夜に鮨を食ったことはないなと思い、「鮨まつもと」にTELすると空いてるとのことで予約。
ならば宿はオークラと思ったがこちらは空いてない。それならと。ダメモトで俵屋にTELすると空いてるというので、夕食抜きの片泊まりで予約。
…しばし考えるに、俵屋で飯を食わぬのも馬鹿な話だと思い、その翌日にも部屋の空きがあるかと聞くと、少ないながら空きがあり、ただちにGet。
というわけで俵屋連泊して、二日間京都市内を紅葉見物ということにしたが、この秋のオンシーズンに、直前でも俵屋が予約できるとは、ラッキーなことではあったが、日本はまだまだ不況だなと思ってしまった。
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