新潟編(7) 新潟市→長岡市 61.5km
佐渡からフェリーで本土に戻ったのちは、新潟市で一泊。
朝に外を見る雨が降っている。この雨では停滞したかったが、天気予報でみると明日晴れるということはなく、しかも1週間ほどずっと雨模様のことである。新潟市にそんなにいても仕方ないので、雨のなか出発することにするが、午前中は特に雨が強かったので、ホテル備え付けのコミックでも読んで時間をつぶしたのち午後に出発。
新潟といえば日本最長の川、信濃川があるのであった。
とりあえず渡ってみる。
東北地方に入り、青森から福島まではずっと山のなかの走行に苦労していたのであるが、新潟を走ってみると、真っ平らなので大変楽であった。
長岡市までの60kmほど、ほとんど坂らしい坂もなく、広々とした平野がつながっている。この地平線が見えるような平地は、北海道以来だな。
さすが米どころ新潟、これならたくさん米が獲れるであろうと感心した。
長岡市に着いて宿を探すと、ニューオータニがある。かなりの規模の都市にしかないホテルのはずだが、長岡市ってたいしたものなんだな。
ホテルの庭の紅葉はいい具合である。
夕食は、ホテルの近くの「福実寿司」にて。
けっこう本格的なネタの店で感心した。マグロは生だったし、ヒラメも天然モノの味であった。赤貝も新鮮なもの。
肴は、平目、赤身、タイラギ、甘エビ、雲丹二種、玉子、菊の漬けもの。鮨は、赤身、イカ、コハダ、平目、海老、ズワイガニ、赤貝、ヒモという感じで食す。
この店はネタも良かったが、海苔もいいものを使っていて、巻物系の人気が高いそうだ。それで私も、カッパと太巻きを頼んだが、海苔の香りが豊かな、たしかに人気の出る巻き物であった。
それやこれやで店主と談笑しながら鮨を食ううち、隣の客も会話に加わり、店主の紹介でその人が同業の偉い人と判明。いわゆる「社長」に位置する人だ。私はヒラなので、へへーという感じであるが、私の勤務元の社長のことも当然ながらよく知っており、(狭い業界なのだ)、うちのところもそうだけど、あちらでも新人が入って来ないので大変だと嘆いてましたよ、と言う。それは直接私も聞いたわけだが、まったくこの業界どうなることであろう。
職場の話は適当にすませ、ご当地の名所のことなどを聞き、私が歴史好きで河井継之助ファンと言うと、北越戦争のときの会談のあとに使用した料亭「東忠」がまだ小千谷に残っているので、それをぜひ訪れるべきとのアドバイス。
それで明日行ってみることにした。
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