石川編(5) 羽昨市→金沢市 54.0km
羽咋市にはなぜか宇宙博物館があって、実際に使用され、大気圏突入を果たした宇宙カプセルなどが展示されているので寄ってみた。
その後、金沢市へと向かう。
能登海岸線沿いに走ると、「なぎさドライブウェイ」という全国的にも珍しい自動車走行可な砂浜道路が出現。
それで私も自転車で走ろうと道路に入ってみたが、…ぜんぜん走らん!
MTBのキャラメルブロックタイヤとかじゃないと、とてもグリップしませんわ。自転車を砂で盛大に汚すだけの結果に終わり、この道に並走しているサイクリングロードを使って、金沢市へと走行した。
金沢市に到着。
東北を抜け、石川県金沢市に入ると、信号機が縦から横になっていた。
ただし雪の量が減るというわけでもないようで、今度は街路樹に金沢の冬の風物詩雪づりがそこら中で見られる。
雪の質が違うんでしょうね。
食の宝庫金沢市の一食目は、「すし処めくみ」にて。
新進の若い店主の握る先鋭的な鮨はすでに全国に名が響いており、一度訪れたかったのである。
ツマミは造り(巨大牡丹エビ、カツオ、マコガレイ、赤西貝)、香箱ガニ、ボタンエビ頭炙り、カラスミ炙り、白身魚と海苔の炙り、味噌椀。
鮨は、剣先イカ、雲丹(北海道産)、甘エビ、白海老、鰤、鰤トロ、〆鯖、玉子、干瓢巻き、などなど。
若き店主は修行僧のような雰囲気であり、全身全霊を込めてという感じで鮨を握っている。シャリの大きさと柔らかさはネタにより微妙に変えており、真剣勝負とばかりに供される。
鋭く、そして清々しい空気が店内に満ちておりました。
店主は、寿司屋はまずは素材が全てだと言い切り、いい魚は石川県でなく富山であがる、だから毎日往復200kmの道のりを走り富山湾の魚市場に一番乗りしてその日最高のネタを仕入れるそうである。そして実際に素晴らしいネタの数々であった。
また地元の素材を優先しているので、江戸前鮨の華、コハダやマグロはこちらで上がらないときは敢えてまでして出さずに、地元の良い食材で鮨を握っているそうだ。今回もマグロはなく、しかし富山湾のブリで十分に対抗できる、そういうものであった。
店主の鮨にかける情熱は熱く、鮨談義、ネタ談義、たっぷりと聞かせていただきました。
金沢に来たら、たしかにここは寄らねばならない名店である。
ただし「鮨処めくみ」は、またずいぶんと不便なところにある。
最寄りの駅は野々市なのだが、ここからは店までは迷路のような道のりであり、ジグザグに歩いてなんとか到着。店では地元の客によく歩いてたどり着けましたねと感心された。いや、スマートフォンがないととても無理でしたわ。
地図を検討するに、「めくみ」からは国道157号線に出ればそれを道なりに歩けば金沢駅まで着くので、帰りは歩いて金沢駅まで歩いて戻ったが、10km近く歩くはめになり2時間近くかかってしまった。
めくみを利用するには、普通に金沢市からタクシー使うのがベターであるみたい。
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